韓国ドラマ『恋慕』の世界観が好きで,第12話のあらすじを伏線回収のため詳細に記録しています.
開始2分で衝撃,10分で・・・父の愛に涙が止まらない.そしてとうとう!!な12話でした.
時代物は難しく,韓国ドラマは伏線が多いので,備忘録です.
何かのお役に立てれば幸いです.
恋慕 あらすじ
前回あらすじ
自死した叔父チャンウン君への責任を問われ,フィの廃世子を上訴される.フィの秘密を知っていたチャウン君が王宮を出ようと赤い靴を贈る.赤い靴を履いたフィを,王は目撃する!!
第12話あらすじ
チャウン君からもらった赤い履物を履き部屋を歩いているフィを,王は目撃するが,そっと扉を閉める.キム尚宮が王に声掛け,フィは自分の姿を見られたのではないかとハッとする.
王宮の外では成均館の儒生が,フィの厳罰を求める声を上げている.大臣たちは王に答えを出すよう求められ,王は「世子の廃位」を言う.領議政とウォンサン君以外の大臣は,考え直すよう声を上げる.
世子の部屋の前で,内官や宮女達が「なりません」と泣いている.
フィは王に面会する.
フィは「廃世子にしたのは叔父が原因か?」と王に尋ねると,王は「昨夜,東宮殿に行った.女人であることは知っていた.」
【回想:世子嬪が息を引き取る直前にフィに声かけた言葉(第2話)
「そなたは特別な子,忘れるな,私の娘よ」とフィに声かけているのを王は目撃していた.】
王は「そのことは問題じゃない.こうなった以上・・・.」と答える.
フィは「なぜ黙っていたか」と尋ねると,王は「余を恨んでいるか?」と尋ね返す.
フィは「この日を長い間想像していた.王に知れたらどうなるか.怖かった.世子として父上を恨んだことはない.ただ王宮で生まれた人間として恨みました.この私も親に愛されたいと平凡な子供だったから.」と答える.
さらにフィは「伺いたい.私が生まれた日に戻れるなら,同じことをなさいますか?王命でなければ別の選択をされたのか知りたい」と尋ねる.
王は「王宮を去れ.己の人生を生きよ」という.
フィは「私は己の人生を生きたことがない.それが父上の望みなら従う」と答え,深く頭を下げる.王は涙をこらえる.
夜にジウンが王宮にやってくる.
皆が避けている東宮殿に行こうとするのをク別監が止めようとする.
ジウンは,フィが緑雲閣に行く秘密の扉に入り,緑雲閣の花々や風鈴を眺めているのを見つける.ジウンとフィは見つめ合う.
【回想:子供の時,講武場での出会いからジウンが去るまでの2人の関わり】
フィはジウンを見て微笑む.
ジウンはフィを抱きしめ「間違っていました.世子様を独りにはさせません.二度と」言う.
フィは「おやめください.お戻りを」とジウンから離れようとするが,ジウンは「なにを言われようとも.おそばを離れません.私は世子様をお守りします.」とフィに口づけをする.
緑雲閣に2人並んで腰を掛ける.
ジウンは「ここに来られてうれしいです,花も気も池もそのまま.ただ空気だけが温陽のほうがきれい.いらっしゃいませんか?このように一緒に座り,花が咲き枯れ落ちるのを一緒に見ましょう.夜には星を眺め,雨の日には庭に落ちる雨音を一緒に聴くのです.」と言う.
フィは「私は行けません.遠い未来の私の夢を見ました.夢から覚めると胸が少し痛かった.私にとって未来はいつもそう.考えるとつらくて気が重くなる.変わったと思っていたのに,変わっていなくて良かった.誠に幸い.」「チョン司書は自分の道を進んでください.私も己の道を行きます」と言う.
しかしジウンはフィの手を取り「言ったはずです,“何を言われようと私が世子様をお守りする“と」という.
フィは「チョン司書に幸せになって欲しい.私に毎日幸せに過ごせと言ったように.どうぞお幸せに.それがチャン司書への最後の願い.」と言い,ジウンの手を両手で握り,そして離した.
サンホン君の部屋にソクチョが報告に来る.
ソクチョは「山の近くに領議政の兵がいた.」と.軍需物資が流れた証拠の帳簿をサンホン君に渡す.サンホン君は「王は不毛な欲望を抱かれたようだ.」と呟き,「今日,江華に出発する世子を知らせがきたら連れ戻してこい」と緑の粉が入った容器を見ながら指示を出す.
フィは,チェヒョン大君とお茶をする.
フィは「じきにここでの暮らしが始まるから準備するように」というと,大君が涙を流し申し訳ないと謝罪する.
フィは「こうして向かい合ってお茶をすることは簡単なことだが,劣等感のせいで避けてしまった.涙を見せるな.気丈に振る舞え.王宮では常に堂々と自信に満ちた態度を取るのだ.そなたならできる.たった一人の弟だから」という.
フィは王の元へ別れの挨拶に伺うが拒否される.王殿の前で挨拶をする.
王は内禁衛将に「あの子のことは頼んだ」と言い,内禁衛将は「王を欺いた罪はこの命を持って償う」と言い去ろうとする.王は「礼を言う.あの子の秘密を今まで守ってくれて,身体に気を付けろ」と声をかける.
フィは,王宮の門の外で待つサンホン君や大臣達に別れの挨拶をする.
フィは,チャウン君,サンホン君から護衛の指示を受けたソクチョ,キム尚宮とホン内官達と王宮を出る.ホン内官はガオンがいないことを気にする.
道中,フィは木に赤いリボンが結ばれるのを見つける.フィは「誠に言うこと聞かない人だ」と呟き,ホン内官にリボンを取るよう指示を出す.
ジウンがフィの通り道の木に赤いリボンを付けて回っていた.ジウンに追いついたフィは,遠くにいるジウンに腕に巻いた赤いリボンをそっと見せる.
ジウンは先回りすると,内禁衛将たちがフィ一行を見張っていた.
チャウン君は,森の中で「ここで休憩しよう」と声をかけ,キム尚宮とホン内官に世子の水と着替えを取ってくるよう指示を出す.
ソクチョは先の渓谷で休むことを提案するが,チャウン君は拒否する.
顔を隠した内禁衛将がフィを捕まえる.
フィに「王命によりここから逃げる」と告げる.事前にチャウン君と打合せしていたのだ.騒ぎに気が付いたキム尚宮とホン内官は慌てるが,チャウン君が2人を誘導する.
ソクチョが逃げるフィと内禁衛将を追いかける.
内禁衛将に弓を放とうした時に,ジウンが現れソクチョの弓を斬る.そして,ジウンは父ソクチョと剣で戦う.ソクチョはジウンに「世子を王宮にも出さないといけない」とジウンに言う.
【回想】王は内禁衛将に「これからは世子に命を捧げろ.世子の秘密を守り通せ」と命じ,フィへのピンク色の服を贈り物として預けていた.
フィは王からの手紙を読む.
『この文を読み頃には王宮では騒動が起きているだろう.
おそらく,そなたは望まぬことゆえ知らぬまま送り出した.
そなたは余を最後まで意向を聴き入れぬ愚かな父と記憶するだろう.
こうすることで,そなたを守れると思った.
そなたを守れるなら,どんなに恨まれようとも余は構わぬ.
後継者になることを反対したのも,それが理由だ.
(回想:子供の時剣の練習をするフィ)
だが,そなたは余の懸念を払しょくするほど,ずっと強かった.
(回想:王は「領議政の勢力を伸ばす.世子が王になった時にサンホン君の言いなりにならないように」と言う)
だからこそ胸を痛め苦しい思いもした.
余はそなたを見ることが,何よりも困難なことだった.
(回想:私が生まれた日に戻れるなら,同じことをなさいますか?とフィが王に問う)
あの日の選択を長い間 後悔してきた.
それゆえ余は二度と後悔したくない.
李・輝【イ・フィ】そなたの兄の名だった.
だが余にとっては,そなたの名だ.
そなたが世子で,たった一人の余の娘であった.
無事でいてくれ.そなたのことが余の耳に届かぬように』
王に面会するサンホン君
サンホン君は「ご子息を追放し心穏やかではないはず.王様がお守りなった子供.娘を捨てまで選んだ息子ですから.」と言う.
王は「ゆえに余はサンホン君を嫌うのだ.そうさせた張本人はそなただ.」と答え,「チェヒョン大君を世子に据えるべきだ.残念だったな.先王の栄光を取り戻したかっただろうに.」と言う.
サンホン君は王に「どうぞお体に気を付けてください」と声をかける
船着き場で,ソクチョはフィを探す.ジウンもフィを探す.
内禁衛将に連れられ,フィは女人の姿で移動する.船に乗ろうとするが,顔を知られている内禁衛将と別行動で船に乗ることにする.ソクチョに内禁衛将は見つかる.
ソクチョは全ての女人の顔を確認して,ためらわず連れてこいと兵士に命令する.
フィが兵士に顔を見せろと命令されているところに,ジウンがやってきて「まさか怒っているのか?私を置いていくとは.他の女人はみておらぬのに」と言って,兵に「よその男に顔を見せるわけには...まぶしすぎて目を傷めますよ」と誤魔化す.兵は「奥方の顔を見ようとしたわけでは」と困ると,周りの人もフィの顔を見ることを制止する.
船に乗っていた少女は,フィの黒い靴に気が付く.
ジウンはフィに,「内禁衛将が逃げるのを見た.変装しているとは思いませんでした.お似合いです.」と声をかける.
船から降りて,フィはジウンに肩を寄せ守られながら街を歩き,王が住む家を用意してくれたことを説明する.
ジウンは「王宮しか知らない方が厳しい世で生きていけるか.しかたない.私が世子を養いましょう.私の医術を疑いますか?」と言う.
フィは「告白したいことがある.実は・・・」と告白しようとしているところに,ソクチョ達が現れ,2人を追い弓矢を放つ.フィの腕に矢がかすめる.
ソクチョは,女人姿のフィをみて,昔,宮女のフィ(兄)の姿を思い出す.
フィとジウンは木陰に隠れ,ソクチョから逃れる.
フィは腕の傷からの熱で意識が朦朧となり,ジウンはフィを抱え湖のほとりに移動する.ジウンは解熱効果のある薬草を採りに行こうとするが,フィはここにいて欲しいとお願いする.
フィはジウンに「私の告白が気になりませんか?」と言う.傷からの出血が止まらないため,ジウンがフィの服を脱がせ傷を見ようとすると,フィは自分ですると言い,胸をサラシで巻いた姿になる.
驚くジウンに,フィは「これが私の秘密です」と言う.
(12話 終了)
今回の気になること
- フィは,自分がタミって事までジウンに告白するのか?
- サンホン君の緑の粉は誰のもとへ・・・毒?
王?チャヒョン大君?
王の手紙とサンホン君の言葉から推理すると・・・王 - ソクチョはフィとタミが入れ替わっていることに気が付いただろうか
サンホン君もソクチョもどうするか. - 内禁衛将,チャウン君,キム尚宮とホン内官は今どこ?
- ウォンサン君はまだ動くのか?
王になるつもりなのか? - そして・・・毎回ですが
ガオン,消えて,これからどうするの?
感想
- 今回のポイントは父の愛とフィの告白ですね.
- 無口な王の父としての愛の深さを描かれ,ずっと泣いてしまいました.
王はフィを愛し,大切に思い,見守っていたのですね. - 王が秘密を知ったのが,世子嬪が息を引きとった時とは,衝撃でした.
カンテクを長引かせていたのは,知っていたからだったのですね.
第10話での,カンテクを反対した時の王の言葉が染みます.
- 今回はジウン多めに登場でした.
フィのピンチにはジウンです!
彼の明るい真っすぐなキャラクターが,フィの幸せを願う私の心も癒されます. - とうとうフィはジウンに自分の秘密を告白できました!
このまま2人ひっそり幸せを築いてほしいけど...
あと8話,まだまだ事件は起こるはず...
サンホン君が企むはず・・・
第13話 あらすじ
最後まで読んでいただき,ありがとうございました.