韓国ドラマ『恋慕』の世界観が好きで,第5話のあらすじを詳細に記録しています.
時代物は難しく,韓国ドラマは伏線回収が多いので,備忘録に近い内容です.
何かのお役に立てれば幸いです.
恋慕 あらすじ
前回のあらすじ
ジウン(侍講院の司書)を辞めさせようとするフィ(世子)であったが,ジウンの進退を賭けた会講での負け,ジウンは司書を続投となり,フィとの距離を少し近づける. チャウン君とフィは市中に出かけた.チャウン君が水がかかりそうになったフィをかばい,フィの笠が折れてしまう.ちょうど通りかかったジウンに自分の笠をかぶせてもらい,2人見つめあう. 韓国ドラマ『恋慕』第4話 あらすじ(詳細・ネタバレあり)
恋慕 第5話 あらすじ
第5話 登場人物
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あらすじ
自分の笠をかけ結んであげているところ,チャウン君が新しい笠を持って帰ってくる.
ジウンとチャウン君は友人で,ジウンの友人のろくでなしと言ったことを気まずくフィは思う. 口論になりそうになるフィとジウンを,チャウン君は制止し,ジウンは逃げる. ホン内官とギオンがやってきて,チャウン君は世子を守らずどこにいたと注意し世子を笑わせる.
従兄のおかげで楽しめたと御礼をいう.従兄に大切な人ができたら渡すよう,指輪を返す.チャウン君は暗い顔をして指輪を見つめる.
フィが消えたことを心配するホン内官. 機嫌の良いフィを見て,キム尚宮は楽しかったか聞くも,フォは否定.そして,ジウンから借りた笠を見つめる. 顔が赤くなったフィを見て,キム尚宮は体調を心配する. 笠は明日の講書で返却するから保管するように指示をする. チャウン君は返された指輪を見つめる.
≪回想:幼少時代,世子の部屋で猫を抱え隠れるチャウン君.≫
そこへ,祖父,世子嬪妃,落馬し顔と身体に痣を作ったフィが入ってくる. 以前と変わってしまった.自分の孫だから完璧でないといけない.とフィを注意する.
祖父が部屋を出た後,嬪妃に「祖父の前で緊張したのだろう.左〇衛(チャイグン)に教わりなさい.亡き兄の実力には及ばずとも兄との差を他の者に気づかれてはならぬ」とフィに言い,着替させる.チャウン君は隠れて話を聞き,着替えるフィの様子を見た.
世子嬪妃が亡くなり,位牌の前で泣くフィを,キム尚宮とホン内官,チャウン君は見守る. 泣きつかれ横になるフィに掛物を掛けてあげる.
チャウン君は,指輪を机の引き出しにしまう.
講書でフィはジウンに笠を返し,「ジウンは礼儀を守っただけかもしれないが,私への媚びにしか見えない」と怒る. ジウンは「人に媚びない」と言い返し,ジウンは笠の飾りをみて「前から付いていたか?」と聞くと,フィは机をたたいて怒る.
フィはチャウン君と友であったことに驚くと,ジウンは「類は友を呼ぶという言葉は誠だと理解したか?冷ややかな人だ,寒気がする」と嘆き,書物を読むフィの顔を見つめる 「牢にて差し入れをジルグムに渡し,講武場で見た宮女と世子が似ているようだ」というジウンに,ジルグムは「恐れ多い.死に急ぎたいのか」と言う.
ソウンは三開房を訪れる. 三開房は荒らされ誰も人がいなかった.
吏曹判書の父に聞くと「司憲府(サホンブ)の執義(チビ)に取り壊された」という.ソウンは「そこで働いていた娘に謝罪するよう医員と約束したから,医員と会えるように力添えしてくれ」と頼む.
ジウンと侍講院の文学と散歩していると,散歩中の世子の行列と出会う.世子は木の花を見つめ,ジウンも世子を見つめる.
花を見つめるフィに向かって蹴鞠(チュックク)の鞠が飛んでくる.驚くジウンと文学,ホン内官に,ガオンが背中で鞠を受け,フィを守る. 土下座する子供の内官達に,フィは怒ろうとしようとしたところ,ジウンは「見事に機敏に動きましたね.無事に世子を守れた.久しぶりに鞠を見たら,昔を思い出した.世子も蹴鞠をしませんか」と仲裁する.
フィはジウンに「存分にやれ」と言い,ジウンは子供たちに一緒にやろうと声をかける.困った子供たちにホン内官と文学は,遊ぶように声をかける. 子ども達と蹴鞠を楽しむジウンを見つめるフィ,微笑むキム尚宮と笑うホン内官だった.
講書
書を読み上げるフィを見ながら花を見つめるフィの姿を思い出すジウンは,フィの顔を近づける.驚くフィに,一事飛ばしたと書を指さし誤魔化す.汗をかいた後に近づくなとジウンを払う.
世子が不快に思わないように体中の臭いを確認するジウンに,フィは「幼い内官と遊ぶからいけない.暇なんだなあ」と注意する.ジウンは,「蹴鞠は身体を鍛え,精神修養になる」と答え,フィは机を叩き続け抗議する. 「家を整えてこそ国を治められる,家が平穏であってこそ万事が平穏になる」とジウンは言い,フィは私への助言か?とか聞く.世子は王宮が家で,宮仕えの者たちを理解することが何より重要では?とジウンは言い,フィは「王宮で育った私が,王宮を知らないと?」と反論する. 「どれだけ王宮を知っているか見せる」と言うフィは,手始めに侍講院の視察を始める. ジウンはせき込み,裏で遊ぶ輔徳と居眠りする文学にサインを送る.困っているジウンに,フィは「王宮を知るように言うので,教えどおり宮中を見て回っている」と言い,乱雑に整理された書を見つける.ジウンも含め命を持って償いますと土下座する.
フィは内医院の薬棚を見ては,薬材の管理がおろそかだと注意し,命を持って償いますと頭を下げる者たち. 王宮中で片付けをしている様子を王が見つける.王を狙う刺客を見つけたヒョンソルは後を追うが見失う. そこへ巡回中の世子と会う.
ヒョンソルは,ホン内官に「用を足すのに列を離れている時間が長すぎる」と注意されるガオンの足元を見て,追っていた刺客の足の汚れと同じことに気が付く.
食事を作るところで,宮女の指が汚れていることを注意するフィ. 事情がありそうだが,宮女は何も言わず謝罪する.そんな様子をみたジウンは,巡回を止め,自分についてくるように言う.
ジウンは,フィを王宮の隅々を見渡せる高台に連れてくる. 花を摘み見せながら,ジウンは「根に絡んだ土は洗っても良く落ちないため手で落とす必要がある.そうするうちに手が黒ずんでくる.洗っても容易に色が落ちない.」と言う.
フィは「事情も知らずに宮女を叱ったことを注意するのか?」と聞くと,ジウンは「あの者たちも人ゆえ完璧にはできむと申し上げたくて,目に見える結果だけで判断し とがめずに世子や民に向かう宮仕えの者たちの思いを信じてみてはいかがか.王様と世子様のために最善を尽くしており,誰よりも朝鮮の民を思っているはず.”王宮という家ではなく,そこの人々を見よ“と申し上げただけなのにお怒りになるとは.」と言う.
フィは,「誠に純真な方.人の心を信じろと?この世で最も信じられないのは人の心.己のために人を欺き,己のためなら人も殺せる.それが人の本性.」と答える.
フィは子供の時嬪妃から「周りの者のことは考える必要はない.周りの者に畏敬の念を抱かせろ.そうすることで,そばに寄せ付けるな.生きるために」と言われた言葉を思い出す.
ジウンが「一度くらいは人を信じてみては?他人のためではなく,ご自身のために」と言うと,お付きの宮女やガオンはハッとさせられる.さらに,ジウンは「人を遠ざけないでください.孤独になります.」と言う.
世子の部屋
世子の部屋の前で宮女がめまいで倒れる.フィは,医官に見せるように指示し,他の宮女も今日は休むように指示をする.
ヒョンソルはガオンの身元を調べる.17歳で地方軍に入隊と記録されていた.
夜道を歩く高官が後ろから忍び寄る刺客に襲われ,家で首を吊る姿で発見される.
ソクチョはヒョンソルを訪ねる.
ソクチョは「10年前にイクソンを尋問した時に証言したものが今月2人死んでいる.自害ではないと考える.内禁衛将は何かご存じか?」と聞く. ヒョンソルは「10年ぶりに会いに来たな.同窓の友として接しろとは言わないが,安否くらいは尋ね会うべきだ」と言うと,ソクチョは「私の安否に関心はないはず」と答える. ヒョンソルは「チョン・ジウンが司侍院の司書になったとか.若き頃のそなたに似ていれば,世子の立派な師になるだろう」と言う.
チャンウン君は妓楼で,ジウンについての報告を受ける. サンホン君の息がかかったものだと判断する.チャンウン君は,「世子は女知るべき年齢から病的に人を遠ざけた.なのに密会を楽しむ友がいると?世子は男色を好むとか?宮女が沢山いる中で,女を抱かないの・・・今まで気が付かなかった.男色でなければ,この香りに酔い,目の前の女を抱かずにはいられないはず」と考える.
資善堂
湯あみの支度ができ,キム尚宮にフィは身支度を整えてもらう.
ガオンが付いているためキム尚宮は,湯あみを取りやめるように言うが,今後もあるいつまでも避けられないからと,湯あみを行う.
キム尚宮は人払いをし,フィは一人で湯に入る支度をしようとすると,部屋はいつもより煙が立ち込め,香りを気にする. ガオンが突然入室してきて,剣を振りかざす.世子の後ろの布を斬ると,チャンウン君といた妓楼のキセンが香を焚いていた.
キセンは「殿方の精気を高める香を用意するよう,,いえ 気力と体力を補って差し上げようかと.」と答える. キム尚宮が「誰の指示を受けたか」と聞くと,キセンは「チャンウン君の指示を受けた.こうすれば世子の寵愛を受けれると」と答える.
大妃殿
チャンウン君は,大妃の前で謝罪する.
世子が「女人に関心がなさそうなので,臣下として秘策を講じた」と謝罪すると,大妃は物を投げ,チャンウン君の頭にぶつける.
「いまだ分別がつかないのか,そなたのせいで王様に合わす顔がない,直ちに世子に額がすり減るほど土下座して謝罪するように」と言う.一応,世子の叔父なのにと抵抗するが,大妃に机を叩かれ,急いで立ち上がる.
世子の部屋
チャンウン君に,「贈り物として感謝している」と嫌味を言う.
チャンウン君は「お気に召したなら,一夜をともにすればよいものを」と言う.
フィは「叔父上が抱いた女人を抱けるか.道義に背く」と回答,チャンウン君は「心ならずも無礼を働いたようで深く恥じ入る」と反省の色を見せない.
「私の前でバカなマネはするなと忠告したはず」と言うと,チャンウン君は「講武場での出来事を根に持っているのか.もう過ぎたこと.目撃者がいないことを今更蒸し返しても,得にはならない」と言う.
そこへ怒りを抑えられないサンホン君が入ってきて,チャンウン君の頬を殴る.
サンホン君は「先王の墓にお前も共に葬るべきだった.大妃の庇護をいいことに,世子を殺めようとするとは」と激怒する.
チャンウン君は「殺めるなど,とんでもない.」と言い訳しようとするが,サンホン君の顔をみて,「お許しください.私は大罪を犯しました」とサンホン君に頭を下げる.
サンホン君は「世子の権威に挑むのは私に挑むのと同様だとお分かりか.大妃がかばうのもこれが最後のはず,再び大妃をあてに横暴に振舞うなら,その首が飛ぶ」と言う.
フィは「叔父を安置刑(流刑)にするよう王に頼む」と言うと,サンホン君は「かように手ぬるくて大業を成せましょうか?世子に害を及ぼすものは誰であろうと私は臆せず始末します.誰であろうと」と言う.
門の外
チャンウン君は,チャウン君に剣の鞘で殴られる.
チャウン君が剣を出し,笑顔で「愚かなマネをするからこうなる.」と言う.
チャンウン君が剣を下ろせと言うと,チャンウン君は剣で笠の飾りを切り落とし,「今度世子を弄んだら,私の剣はこの程度では止まりません.」と脅す.
チャンウン君は「叔父にこんなマネをして,無事で済むと思うのか?」と返すと,「サンホン君は無事なのに,私だけおとがめを?証言する人はいないはず」.と返し,笑顔で「世子は低劣な叔父に合わせられないので,私が時折このように遊んでさしあげます」と言って去る.
世子の書斎
フィは,サンホン君から言われた言葉を思い出す. ホン内官は昨夜の出来事で夜眠れなかっただろうから,昼の講書まで休むよう勧める.
フィは,寝所にいると雑念が湧くと拒否するが,ホン内官は悪夢を恐れているのか?と心配する.フィは,ホン内官の言葉を聞いて,「ならば昼の講書は後日に回すと伝えよ.私はここで休む」と命じる
侍講院
書吏が時間になっても来ない世子を迎えに行こうとしている.
書吏は二日酔いで気分が悪いため,ジウンが代わりに世子の書斎に向かう.ジウンが出た後すぐに,ホン内官がやってくる.
世子の書斎
ジウンが迎えに行くと,フィは机に顔を伏せて眠っていた.
フィの顔を覗き込と汗をかき震えている.熱を確認しようと顔を触ろうとするが,ジウンはフィの顔を見つめ,ためらう. 突然目が覚めたフィに,ジウンは首を絞められる.
司書だと声をかけると,フィは意識が鮮明になり首から手を放し,棚を支えにして立ち上がろうとする. ふらつきながら立ち上がったため,フィの頭に棚から壺が落ちそうになり,ジウンはフィを抱きかかけ守る.見つめ合う2人.
第6話 あらすじ
最後まで読んでいただき,ありがとうございました.