韓国ドラマ『恋慕』の世界観が好きで,第13話のあらすじを伏線回収のため詳細に記録しています.
フィとジウンの2人の幸せな時間は短すぎると改めて感じた13話【王の死・フィ王になる】でした.伏線回収し始めました.
時代物は難しく,韓国ドラマは伏線が多いので,備忘録です.
何かのお役に立てれば幸いです.
王宮の人々のお仕事・階級,用語の解説は,下の記事にて随時追加しています
韓ドラ『恋募』概要・ キャスト・相関図・役職の解説(Netflix配信)
恋慕 あらすじ
前回のあらすじ
フィが娘だと知っていた王は,廃世子を言い渡す.廃世子になったフィは王宮を出る.王命により内禁衛将は,フィが女性として生きれるように連れ去る.サンホン君の命令によりソクチョが逃げるフィ達を追いかける.フィはジウンに助けられるが,ソクチョの兵の矢で腕を負傷する.手当てをしようとするジウンにフィは秘密を告白する.
韓国ドラマ【恋慕】あらすじ 第1~12話 ⦅Netflix⦆
第13話 あらすじ
ソクチョの兵の矢で腕を負傷したフィ.傷口を見ようとするジウンに,フィは自ら服を脱ぎ「これが私の秘密です」と言う.
ソクチョの部下の兵がサンホン君に「山道で内禁衛将の兵が現れ世子を連れ去った」と報告する.
ソクチョは,内禁衛将を捕え尋問する.
ソクチョは「女装して世子を逃がすとは.タミにそっくりだった.双子だからしょうがない」と言う.そこへ黄鶴山付近の森で不審な男女を見つけたと報告が入る.
ソクチョとソクチョの兵は,夜の森の中,フィを捜索し,兵が血痕を見つける.
森の中のフィとジウン.
ジウンは「ひとまず傷の手当てを」と言い,薬草を傷に当て,フィの肩に服をかけ,薪を探しに行く.
ジウンは,夜,焚火の前にいるフィから離れて過ごす.
一人で居たくないフィは,ジウンの横に座る.そしてジウンが何も聞かない理由を尋ね,さらに「驚いたでしょう.そなたを欺いた私を恨んでいるでしょう」と言う.
ジウンは,「世子じゃなく自分自身を恨んでいる.か弱き身で苦難に耐えてこられたとは.今まで気づかずに,すみません」と言う.
フィは「世孫だった兄と双子だった.兄がなくなり,私が代わりにその座に就いた.人々を欺き,他人の人生を生きてきた.」と言う.
ジウンは「辛いことは少しずつ話してください.身体を休めるのが先.今は話さなくても結構です」と言う.
フィは兄が殺された時を,ジウンはタミの友人を父が殺した時を思い出す.(第2話のシーン)
フィは「今後も全ては話ができないかもしれない」と言うと,ジウンは「話さずとも結構です.何も変わっていません.ここにいるのは世子.それで十分.世子がいれば,他に何も望まない」と言い,フィの手を握りしめ,抱き寄せ背中を優しくさする.
王の内膳(9話前半:サンホン君に脅されている)は,サンホン君が持っていた緑の粉(12話中盤)を眺めている.そして,王への膳を運ぼうとする内官に,自分が運ぶと言い膳を受け取る.
王が就寝前の読書をしている.
ガオンが入ってきて剣を王の首に当てる.
ガオンは「なぜ私を助ける?」と聞くと,王は「人を殺めるには覚悟が必要だが,お前にはそれがない」と答える.さらにガオンは「内禁衛将に私を尾行させ,守らせた理由は?」と王に尋ねると,王は「あの者たち(兵曹や官僚たち:第11話)を殺した理由は?すべて解決するとでも?」と聞き返す.
≪ガオンの回想≫“よってカンを打ち首の刑に処する”
ガオンは「お前に何が分かる.私について何も知らないくせに」と言い,剣を握る手に力を入れる.
王はガオンの剣についている符節を見て「除夕」「 “古きを送り出し,新しきを迎える”お前の父と新たな世を築くと約束し,その証に分かち合った札だ.余はその約束を守れなかった.友を見殺しにし,我が子を捨てた愚かな王になった.だが,その約束を忘れたことはなかった.命尽きるまで,その約束を胸に抱いて生きる.お前の父と共に夢見た世を築き上げて見せる」と言う.
そこへ内膳が薬を持ってきた.
ガオンは柱の陰に姿を隠す.王は薬を飲み干す.内膳は王が薬を飲んだを確認し,王の部屋を出る.内膳が部屋を出たら,王は「ウンソ.冠岳山の中腹にお前の父の墓がある.行ってみよ」とガオンに声をかける.
ガオンが王の部屋を出ると,内官や宮女達が「王様」と言って,大勢集まってくる.
王は血を吐いて,床に横になり,息を引き取っていた.
ジウンとフィは,森の中で肩を寄せ合い眠っている.
眠っているフィをジウンは見つめる.目を覚まし起き上がろうとするフィに,ジウンは「しばらく,このままで」と言う.そして傷の様子を尋ねると,フィは「まだひどく痛む」と答え,ジウンは「私がそばにいるから,よくなります」と言う.
フィは「私と一緒にいると一生追われる身になる.家族や友とも縁を切って身を隠す必要が」と言うと,ジウンは「かまいません.私が望んだ暮らしと大差ない.」と答え,2人は見つめ合い微笑む.
ジウンは「安全な場所に着いたら,まず小さな家を探す.海の近くで.魚釣りをして,日暮れに家に戻り,釣った魚で美味しい夕食を作る.市の日は共に出かけましょう.世子への贈り物を買う.欲しいものは?」と聞くと,フィは「ゆっくり考える」と答え,肩を寄せ合う.
森の中の小屋で捕らわれている内禁衛将.
兵を追ってきたチャウン君が助けにやってくる,内禁衛将はチャウン君にフィがソクチョに追われていることを説明し,一緒に助けに行く.
森の中をソクチョと兵は探して回る.
焚火の後を見つけるがフィはいない.焚火の後に血痕を見つける.
フィとジウンは街を歩く.
フィは「キム尚宮とホン内官が心配しているから早く2人の元に行かねば」と言う.ジウンは「私から離れたくないのでは」とからかう.フィは「王が準備した隠れ家に行けば会えるはず」と言う.
フィの腕からの出血で汚れた服をみて,ジウンは着替えを提案する.ジウンが洋服を買っている時,フィは髪飾りを眺めている.
男性の洋服に着替えたフィは「やっと自分に合う服を着られたようで快適.」とフィは言うと,ジウンは「毎日きれいな服を買って差し上げます.これからは,どんな格好をしようと誰も気にしない.」と言う.フィは「まだ実感がわかない.王宮を離れ,己の人生を生きるということに」と言う.
ジウンが髪飾りを買いにフィから離れた隙に,フィはソクチョの兵に連れ去られる.
チャウン君と内禁衛将は,森の中でソクチョの兵たちを見つけ,内禁衛将は隠れ家,チャウン君は森の中を探すことにする.
内禁衛将が隠れ家に行く.
兵たちが現れ,キム尚宮とホン内官が捕えられていた.兵は2人を助けたかったら,内禁衛将は剣を離せと言われ,剣を捨てる.
森の中に連れられるフィ.
ソクチョが待っており,「王宮に戻る時が来た」と言う.サンホン君が現れ「王様が崩御した.速やかに王宮へ」と言う.
フィは驚く.
ジウンは街の中を探す.
街の人が「王が死んだ」と噂をしているのを聞く.
王宮で喪服を着たウォンサン君(フィの従兄)は,王医から王は毒殺だったという噂を聞く.
王族,大臣達が喪に服す.
領議政が大妃に「直ちに世継ぎを指名ください」とせかす.
大妃は「国葬中に,よくそんな話を」と注意するが,領議政は「世子の座も空席で民が動揺する.混乱する前に王を決めよ」と言う.
そこへサンホン君が現れ,続いてフィが部屋に入ってくる.フィは父親の位牌を見て泣き崩れる.
大妃に面会する領議政.
領議政は「廃世子の身で王宮に来たフィと,国葬中の王宮に罪人を連れてきたサンホン君と捕えよ.」と大妃に進言する.大妃は「罪人でも親の死にきた子を罰せない.目をつぶる」と言う.領議政は「大妃が手を下さないなら,私が兵を出し2人を捕える」と言う.
サンホン君がやってきて,領議政は席を外すように言う.大妃は世子を連れてきたことを怒るが,サンホン君は「王を速やかに決めないといけない.謀反を企てた者は王位には就けれない.」と言う.
王の位牌の前で座り続けるフィ.
チャヒョン大君がいないことに気が付き探すと,チャヒョン大君は建物の陰で泣いている.フィが声をかけると,「兄上が涙を見せるなと言ったから」と答える.フィは「大丈夫,心配ない,安心しろ」と声をかけてあげる.
領議政はウォンサン君を呼ぶ.
領議政は「葬礼を口実に,廃世子が宮中を歩き回っている.サンホン君には魂胆がある.王様は毒殺されたと噂されている.我々もサンホン君の掌で踊らされるかも」と言う.ウォンサン君は「何をいっている?」と言う.領議政は「私と共にクォンダン(成均館学生の示威行為)を焚きつけた.その件で王と私の間に溝ができたと疑う者が.それを口実に失脚させられる」と言う.
ウォンサン君は「焚きつけたのは領議政.私はチャンウン君の無念を晴らすため事実を伝えただけ」と言う.
領議政は「世継ぎの座に就きたいのだろう?サンホン君は手ごわいから,幼いチャヒョン大君を狙ったな」と言う.
ウォンサン君は鼻で笑い,「あのような行動をすれば,責任を負わねばならぬのはお存じで?王様の崩御で一番利を得るのは誰?サンホン君も分かっていたはず」と言う.
サンホン君は大妃に,領議政が私兵を要していると報告する.
大妃は「謀反とは言えない」と言うが,サンホン君は王との溝が出来ていて,王に私兵をとがめられることを恐れていたはずと言い,王の毒殺を領議政に仕向ける.
サンホン君は「逆心の領議政か廃世子か」と大妃に選択を迫る.
王妃の部屋.
領議政が王妃に面会にきて,ウォンサン君はひどい裏切りをすると立腹する.王妃は「父が王からの問責を恐れ毒殺したと噂になっている.私兵を集めよう」と言う.
そこへ「王様を殺した逆賊だ,直ちに捕えよ」と兵が王妃と領議政を捕える.サンホン君が現れ「王様の煎じ薬の毒を盛らせたな.戦を仕掛ける時は,相手をよく選ばねばな」と領議政に言い,王妃と領議政は連れていかれる.
フィとチャヒョン大君は2人で話をしている.
チャヒョン大君から王宮に来た理由を尋ねられ,フィは「父上の最後の挨拶をしたかった」と言う.そこに兵がやってきてチャヒョン大君が捕えられる.
フィはサンホン君に面会する.
チャヒョン大君が捕らわれた理由を尋ねると,サンホン君は「王妃と領議政が王様を毒殺した.欲を満たすのに理由はない.王位を空席にはしておけない.世子が王位に就くべき」と言う.フィは「廃位された身.世継ぎはチャヒョン大君.放免を.私は元の場所に戻る」と言う.
サンホン君は「ならない.師だった者の手引きで逃亡したそうだが,このままでは王命に背いた廃世子として死ぬ以外に選択肢はない.内禁衛将は四肢を切断,内官と尚宮は首をはねられる,ジウンは奴婢になり一生こき使われる.世子を王にするために,私がどこまでできるか見たいのか?」とフィを脅す.
フィは「なぜそこまで.」と驚く.サンホン君は「欲を満たす行いに理由などないと,王におなりに,大事な者たちを守りたいなら,それなりの力を持たねば」とフィに言い,兵を呼び,フィを東宮殿に連れていくよう指示をする.
兵に囲まれ連れていかれるフィ.
チャウン君が現れるが,兵はチャウン君に剣を向け「我々はサンホン君の指示に従うのみ」と言う.チャウン君は兵に剣を向け,フィのそばに行き「王宮の外へお供する」と言う.そこへサンホン君が現れる.
チャウン君は「内禁衛将や東宮殿の者達だけでなく,世子までこのような扱いをするのか?」と聞くと,サンホン君は「チャウン君が無事なのは,最後の礼遇だ.ウォンサン君が世子の座を奪おうとした.王族だという理由で2人を大目に見るのはこれが最後.肝に銘じよ」と言い,兵がチャウン君を捕えていく.
ソクチョは王宮から出る.
そこへジウンがやってくる.ソクチョはジウンの頬を叩き「愚か者」と怒鳴るが,ジウンは「世子に会わねば」とだけ言う.ソクチョは王になるから帰れと言う.ジウンは「それだけはだめだ」と言って王宮に入っていく,
チャヒョン大君が牢屋の中で泣いている.
チャヒョン大君は会いに来たフィに「外祖父が父を殺したのか?」と尋ね,「兄の座を奪ってしまうことを,ずっと恐れていた.そうではなかった.母と祖父の欲のせいで,いずれこんな日が来るのを恐れていた.私自身が死ぬことを」と告白する.フィは「すまない.自分だけがつらいと思っていた.私だけが恐れていたと.父を死なせたのは私だ.私のせいで亡くなった」と涙を流し,チャヒョン大君の手を取り,「心配するな,私が助ける.そなたは死なせない」と言う.
王の前で座るフィにサンホン君がやってくる.
フィは「王になる.廃世子を死の危機から救い王にしてくださった恩を決して忘れません.ただ1つ,チャヒョン大君の命を助け,私の配下に手を出さないと約束してほしい.そうすれば,外祖父の操り人形になる.」と言う.サンホン君は,「それだけですか.ご聖恩に感謝いたします.王様」と言い,ケガをしている右腕を掴む.フィの腕に血がにじむ.
ジウンが王宮の中に入ってくる.
兵士たちに囲まれ,通りかかったフィが兵を制止する.
ジウンはフィに近づき,腕から出血しているのをみて「まだ癒えていないでしょう」と腕に触れようとする.フィはジウンの手を避け「すみません」と涙を流しながら謝罪する.ジウンは「私のそばにいると約束したのに.今,王宮の外に出れば間に合う」と言うが,フィは「もう決して私に近づいてはなりません.」と言う.
ジウンは「手当だけはさせて欲しい」と言う.
フィは王の即位式を行い,王座につく.
今回の気になること
- ジウンとフィは今後どうなるか?(予測がつかない・・・)
- 王の最期にあったガオン,今度どう動くのか?
- ウォンサン君はもう陰で謀反を企てないか?
- ソクチョはフィをタミと気が付いているのか,似てるだけと思っているのか
- サンホン君がフィの秘密を知ったらどうなるのか.
- ジウンは,フィの兄を殺したのが父だと知る日はくるのか(フィは隠すと言ったか)
- ジウンがフィの秘密を知った今,チャウン君との恋のライバル関係がどうなるのか
*回想の場面など,いつの回の場面なのか本文中の( )内に書いています.
感想
ジウンとフィの2人の時間が幸せで良かった.秘密を告白したフィに,ジウンは何も言わず,ただ受け止める.いい男です.フィもジウンに少しの時間でも甘えることができ,良かった.でも,サンホン君が良からぬことを企て,短い幸せの時間でしたが・・・.
チャヒョン大君と心の距離が少し縮まり,本当に良かった.
いつかサンホン君に天罰が下り,チャヒョン大君に王座を譲り,フィはジウンと幸せになって欲しい!,
前回,王の愛に感動でしたが,やっぱり殺害されてしまいました.フィを静かに見守る素敵な父だったから,残念です.
ホン内官とキム尚宮の時間が短かった・・・2人が活躍できる明るいコメディ要素が欲しい.
ガオンの謎が少し解けました.今後,どのように動いていくのか.どうかフィを守るため,サンホン君を・・・!!
とうとうフィは王に即位しました.どうなっていくのか・・・・
恋慕 第14話 あらすじ
最後まで読んでいただき,ありがとうございます.