韓国ドラマ『恋慕』の世界観が好きで,第11話のあらすじを伏線回収のため詳細に記録しています.
チャンウン君いい男♡ハラハラ&色んな人の思いが分かってきて切ない第11話でした・・・
時代物は難しく,韓国ドラマは伏線が多いので,備忘録です.
何かのお役に立てれば幸いです.
前回第10話のあらすじ
フィの世子嬪選び(カンテク)が始まる.ジウンはフィに告白するが断られ,侍講院の職から離れるよう新しい仕官先を提案される.ジウンは,フィの幸せを願いながら王宮から出ることをフィに伝え立ち去っていく.
第11話 あらすじ
ジウンは退職届をフィに渡し,都を離れるため船に乗ろうとする.
そこへ,ソウンがやってきて「若様への恋心に気づいたばかりなのに,人の気も知らず去るなんて」と涙を流し,ジウンの手を握り都を離れることを止めようとする.
ジウンは「気持ちに気づかなくて.出会えて幸せだった」と静かに手を離す.
その様子を,フィの叔父チャンウン君が見ていた.
チャウン君の兄ウォンサン君と飲みながら「世子嬪候補が他の男を慕っている.」という.ウォンサン君は「王は吏曹判書と手を組むつもりだが,酒の肴に終わらせるか?サンホン君は兵曹判書の娘を押している.世子嬪になるかは,叔父上の手に掛かっている」と言う.
チャンウン君はフィの外祖父サンホン君に会い「ハウンが別の男を慕っている.大妃に伝える」と伝える.サンホン君は「望みは何か?うまくいけば,見返りを差し上げる」と言い,2人は悪い顔して笑う.
大妃は,王に世子の師に恋情を抱く世子嬪は候補から外すように言う.そこへサンホン君がやってきて,「王室を愚行する不届き者.娘の秘密を隠し候補に上げた吏曹判書も罪に問え」と王に言う.
吏曹判書は,「娘の意志に反して推薦した父をとがめて欲しい」と王に上訴する.王は「欲をかき,大事な臣下を失った.自分が責められる」と言うが,吏曹判書は誰もこの罪を許してもらえないと頭を下げる.
フィは,吏曹判書と王の話を部屋の外で聞いていた.
護衛武士ガオンと2人で街に出ると,チャンウン君がソウンの使用人のチャニに「失脚した主人の代わりに助けてやる」といい,無理やり連れて歩いているのを見つける.
フィは止めるように声をかける.チャンウン君はサンホン君と手を結んでいるので強気な態度を見せる.フィは,ガオンの剣を抜きチャンウン君の首元に当て,使用人を離すように言い,女人をつれて吏曹判書の家に行こうとする.
チャンウン君は「サンホン君は吏曹判書を失脚させた手柄で要職につけてくれる」という.
近々故郷に戻るというソウンはフィに大罪を犯したと謝罪する.フィは先日率直に想いを明かしてくれたことに感謝を伝える.そして「自分にはその勇気はない.“かような縁でなければ,よき友になれたのでは”と男女の仲は成り立たないが考えた」と伝える.
フィがソウンの家から帰ろうとすると,女人の叫び声が聞こえる.
庭で使用人のチャニが血を流し倒れていた.チャニの手には,チャンウン君の笠のボタンがあった.
フィはチャンウン君の家に行き,笠のボタンが無いのを確認し,何故娘を殺したのか?とチャンウン君の首を絞め,この件は許さないと告げ,義禁府(⁉)に連れていく.
笠のボタンが取れたほうの頬には擦過傷があるチャンウン君は,白昼奴婢を殺すはずがない.頬の傷は娘に引っかかれた」と否定する.フィは証拠を探せと命じる.
ジウンは辺地の田舎で鍼術の医員を行っており,村人で長蛇の列ができていた.フィの従兄チャウン君がジウンを訪ねてきて,ジウンは医院の仕事を手伝わせる.
チャウン君は穏やかに過ごしているジウンを見て安心し,フィを心配するジウンに心配ないと伝える.ジウンの母から預かったお守りをジウンに渡すが,ジウンはチャウン君の肌着につけてやるといって,2人はふざけ合う.
その夜,目が覚めたジウンは,庭の木の花を見てフィを思い出す.
チャウン君は,フィに礼曹の仕事を終えたこととジウンに会い元気だったことを報告する.そしてジウンがいなくなり寂しくないかと問うが,フィは別にと誤魔化す.
フィは一人で,ジウンとの思い出の緑雲閣に行き,風鈴の音を聞きながらジウンを思い出し涙を流す.
フィが”風鈴の音は,何も心配がなかった子供の頃を思い出す”というと,ジウンが酒の器を合わせ,風鈴の音に似ていると言ってみんなに乾杯を促す.
サンホン君は,ジウン父ソクチョから,「官庁で殺人(第10話:兵曹が殺され,ガオンが容疑者?)は内禁衛将から命令があり静かだ.以前自害したウナム,観察使のクォン・セギョムや兵曹正郎まで10年前 イクソンの尋問時に決定的な証言をした者たちが殺されている.サンホン君もご用心を」と進言する.
街で輿(コシ)に乗っているサンホン君に,刺客姿のガオンが弓の矢を放つ.ソクチョが気づき,剣で矢を避ける.ソクチョは刺客に剣を向け,刺客に傷を負わせる.そこへ内禁衛将のヒョンソルが現れソクチョに声をかけ,その隙に刺客のガオンはその場から逃げる.ソクチョは内禁衛将が王宮の外にいることを怪しむが,内禁衛将は自分が捕まえるという.
内禁衛将は,王に「キム・ガオンは難を逃れた」と報告し,王は「自分が指示を出すまでガオンを注視しろ.これ以上犠牲者を出すな」と命じる.
チャウン君は,叔父チャンウン君に会い,なぜ娘を殺したかと尋ねる.チャンウン君は「頭にきた.腹が立った.口出ししてくる世子をみたら頭にきて我慢ならなかった.殺すつもりはなかった.娘が悪い」と開き直る.
慌てて部屋に隠した剣を確認すると,後ろにはフィが立っていた.奴婢の娘の命は軽く,王族で世子の叔父である自分の命は重いと開き直るチャンウン君に,フィは「王族の叔父の命で世子の命のほうが重い.なのに2回も世子を傷つけた.甥は叔父を殺さないと思っているか?」とチャンウン君の首に剣を当てる.土下座して命乞いするチャンウン君に,殺した娘の墓の前で謝罪しろという.
チャウン君,ソウン,フィが見守る前で,チャンウン君はチャニの墓の前に膝つかせる.
大妃は,フィに王族のチャンウン君を奴婢の墓の前で膝まつかせたことを激怒する.フィは権力を振りかざしたからというと,大妃は「チャンウン君の不行はいつものこと.道義を守るべき世子の失態だ.」という.
フィは「民に仕えよという父の仰せ,王室の権威を守れという祖父母の仰せを守った.自分の行いは恥じていない」という.それを聞いた王は「この始末は余がする」と世子に言う.
サンホン君は「聖君を目指している?世子の行いが王族や両班を刺激する.貴賤の秩序は乱すな.取るに足らない命で秩序を乱すな」とフィに注意する.フィは「理由なく奪われてよい命もない.」と反発する.
ジウンは,世子の噂“叔父を侮辱した世子”と都は持ちきりで,悪口は両班,民は良い世子と聞く.
夜,ジウンは世子を思い浮かべながら「大丈夫ですよね.ここでも世子様のことばかり思っています.心配ですし,会いたいし,そばにいたい.抱きしめたいし,言葉を交わしたい,一緒にいたい」と幻想のフィに話しかける.
川辺で遺書をもったチャンウン君が発見され,ウォンサン君が遺書を取りニヤリと笑う.ウォンサン君は領議政を呼び遺書を渡し,成均館の儒生代表の領議政の甥に渡すよう言う.
成均館の儒生は,世子は儒教の秩序を乱した,叔父に屈辱を与え死に至らしめた罪は深いから世子を廃位するよう言う.王は領義政に,この件でチャヒョン大君を世子の座につけるつもりか?と問いただすが,領義政はしらを切る.サンホン君が来て領義政を平手し,王に「儒生を世子への反逆罪で裁け.廃世子を口にする者を全員捕える」と激怒する.
チャウン君はウォンサン君の部屋から廃世子の嘆願書を見つけ,なぜ率先してするのか?と問う.ウォンサン君は「元々,自分の座だった.王宮には世子だった父,長子の自分」と答える.
世子の部屋に,廃位を訴える声が聞こえてくる.
ホン内官は王に謝るよう言うが,フィは自分は間違っていない.
そして「辛抱しようとしたが,今回は辛抱したくなかった.奴婢ゆえに死ぬべきだった娘と女ゆえ死ぬべきだった私に何の違いがあるのか?今回も見て見ぬふりすれば,永遠に私の人生はただ命を保つのみで,何の意味もなくなる.そんな人生は虚しいと思った.この座を守るため見ぬふり聞かぬふりすることに何の意味がある.あの者たちを見るに,ここはいまだに私が生まれた頃と少しも変らぬようだ.」と今の気持ちを言う.
キム尚宮は「立派です.亡き母も,世子が虚しく生きることを望んでいないはず.”そなたは正しい.よくやった”とおっしゃたはず.ご自分を責めないよう,私もホン内官も最後まで世子の意向に従います」と声かける.
チャウン君がフィを訪ねる.
「私が14歳の時に初めて世子にお会いしました.吸い込まれそうなくらい澄んだ瞳をお持ちでした.ですが,その瞳は警戒心に満ちていました.肉親同然だったゆえ,気づかぬわけがありません.顔や声,歩き方まで世孫とそっくりでしたが,世子様は私の知る世孫様とは違いました.
最初はその事実に戸惑い,のちに怖くなりました.そして,次に世子様にお会いした時には,お守りしようと決意しました.夜通し 弓の稽古をしていた子を,転んで骨が折れてもこらえて立ち上がった子を,誰も想像できぬほど苦難に満ちた世に一人残された子を,私がお守りすると自らに誓いました.廃世子になれば,世子様は死を待つのみ.廃位にならずとも,今後起こりうることに,どう耐えるのですか?今までは女人の身で耐えてこられましたが困難が立ちはだかるはず.秘密が知られれば命を失うやもしれぬことはご存じでしょう.」という.
フィは涙を流しながら「一体 何をおしゃりたいのですか?」と聞く.
チャウン君は「世子様の行き止まりだと思いの道の先には,海があると申し上げたはず.そこには大きな帆を持つ船があります.その船で発つのです.お望みの場所にお供いたします」と言う.
フィはチャウン君から渡された箱を開けると,赤い履物が入っていた.
王は上訴を見つめ悩む.
フィは髪を下ろした姿を鏡で見る.そして赤い履物を履いて部屋の中を歩いてみる.
その姿を王が見ていた.
今回の気づき
伏線回収ばがりで,あらたな伏線風はなし.
- なぜ王は刺客ガオンを見守っているのか?
元々,王とサンホン君の確執が原因っぽい.
感想というか・・・気になったこと・推理したことなど
- 王も気づいていたのでは?
子どもの時に,急に弓が下手になって叱ってたから.
最近2人は和解していただけに・・・
- あるあるですが,10話の予告と話が少し違う.多分12話に出てくる場面でしょう.
あるあるですが,次から次へと,みなさんベストタイミングで目撃・登場している
- チャウン君がとうとうカミングアウト!
でも恋心は伝えず・・・切ない
2人は王宮からでるのでしょうか?
私の願い通りに,いい人貫いてください.
- 最後にやっとホン内官とキム尚宮が出てきた.
今回出てこないかと心配しました.
やっぱり2人は,フィにとって母や兄のような家族的存在.ジウンも登場が少なかった・・・
- サンホン君が出てくると,良からぬことが起こる...
フィは初めてサンホン君に反抗した!!
- ウォンサン君・・・最低です.君は世子にはなれないのに.
- チャンウン君の亡くなったアップの顔がなかった.
直ぐにウォンサン君が遺書を受け取ったことなど,なにか陰謀があるのでは?
- やっと11話にして,これまで殺された役人さんが誰かわかった
あの9話のサンホン君と王の尚膳の会話がすごーーく気になる
ガオンの矢がサンホン君に当たっていれば良かったのに.
- 全然関係ないのですが・・・
緑雲閣・・・出てくるたびに,チャ・ウヌが頭をよぎる
第12話 あらすじ
最後まで読んでいただき,ありがとうございます