韓国ドラマ『恋慕』の世界観が好きで,第16 話のあらすじを伏線回収のため詳細に記録しています.
ヒョンソルがーーー色々ありすぎて切なくドキドキな第16話でした♪
時代物は難しく,韓国ドラマは伏線が多いので,備忘録です.
何かのお役に立てれば幸いです.
王宮の人々のお仕事・階級,用語の解説は,下の記事にて随時追加しています
韓ドラ『恋募』概要・ キャスト・相関図・役職の解説(Netflix配信)
今回もあらすじ長いんで,手っ取り早く知りたい方はコチラをどうぞ!!
韓国ドラマ『恋慕』第16話 あらすじ(詳細・伏線回収用)
登場人物 | 現在の役割 |
イ・フィ | タミ(女)→世孫(男)→世子→廃世子→現在:王 |
チョン・ジウン | 医員→侍講院の司書→医員→現在:承政院の注書 |
チャウン君 (イ・ヒョン) |
礼曹参判 フィの従兄,ウォンサン君の弟 |
キム・ガオン /カン・ウルソ |
フィの護衛武士→行方不明→ |
チョン・ソクチョ | ジウンの父,ハン・ギジュの腹心 司憲府の監察→現在:内禁衛将 |
サンホン君 (ハン・ギジュ) |
左議政→現在:領議政 フィの母方の祖父 |
ホン内官 | 東宮殿の内官→尚膳 |
キム尚官 | 嬪宮の至密尚宮→東宮殿の尚宮→現在:便殿の内宮 |
ナ・ハギョン | 兵曹判書ノ・ハクムの末娘→現在:フィの王妃 |
大妃 | フィの祖母,王室の最高の年長者 |
ユン・ヒョンソル | 内禁衛将→現在:副護軍に左遷 |
ヤン・ムンス | 侍講院の輔徳→現在:承政院の都承旨 |
パク・ポムドゥ | 侍講院の文学→現在:戸曹正郎 |
チェ・マンダル | 侍講院の署理→現在:承政院の署理 |
ノ・ハクス | ハギョンの父 兵曹判書 → 左議院 |
シン・ヨンス | 吏曹判書,ソウンの父→ 左遷→司憲府の大司府 |
ク別監 | 大殿別監,ジウンの情報通 |
チェヒョン大君 | フィの腹違いの弟 王子→現在:流刑 |
中殿妃 | 恵宗の継妃→現在:流刑 |
ウォンサン君 | イヒョンの実兄,前王の兄のトヒョン世子の長男 宗簿寺提調→ 現在:胎室移転の担当者(辺地) |
嬪宮 | フィの生母→死亡 |
チャン・チョン君 | チェヒョン大君の母方の祖父 府院君,領議政→現在:王を毒殺の罪で流刑 |
恵宗(へジョン) | フィの父,王→毒殺 |
シン・ソウン | 吏曹判書シン・ヨンスの一人娘→親と地方に左遷 |
チャンウン君 | フィの叔父,王室の問題児→自死(偽装) |
パン・ジルグム | ジウンの代わりに三開房を運営 |
パン・ヨンジ | ジルグムの妹 |
キム夫人 | ジウンの母,ソクジョの妻 |
前回15話のあらすじ
ガオンはサンホン君の陰謀により父が謀反の罪を着せられたと知り,先王と父の遺志を継ぎたいとフィにお願いする.
ジウンは承政院の記録の仕事を全て受け,フィのそばに入れるようにする.
サンホン君への上疏が後を絶たず,フィは左遷したシン・ヨンスを大司憲に任命し,サンホン君の臣下の戸曹判書の不正を暴く.戦略を考えたジウンは,褒美にとフィにキスをする.王妃のフィに対する態度に嫉妬したジウンに対し,フィは「この思いを背負っていきます」と2人の秘密の場所 緑雲閣でジウンにキスをする.
韓国ドラマ【恋慕】あらすじ 第1~15話 ⦅Netflix⦆
恋慕 第16話あらすじ
ジウンはフィに呼び出され緑雲閣にいると,フィがやってきて,「全てを背負うと言いましたね.この思いを背負っていきます」と言い,ジウンに口づけをする.
ジウンは承政院で日誌を整理する.
過去の日誌を落とし拾うと,“辛丑の年7月8月承政院日記合本”と書かれ,【ご逝去され1日半後に王様の体は腫れ上がり歯茎が黒く変色した】,【チャンチョン君が不消花の毒で殺害】と書かれている.ジウンは不消花であればすぐに反応が出るはずと考え,内医院の書庫に行く.
ヒョンソルは「商団に忍び込み武器に関する帳簿を探すが見つからなかった.ヨロンの私兵基地に行く.急ぎの時はウソン(ガオン)に伝達を」とフィに報告する.
ジウンは書庫で不消花を調べる.
【不消花は摂取すると腹が膨張し歯茎が黒ずむ症状が即座に現われる】と記載されている.
ソクチョは通りかかった建物からフィが出てくるのも目撃する.
≪回想:サンホン君が一度過ちを犯せば再度過ちを犯す,1度で許してはいけない≫と言ったことを思い出し,フィの後をつける.ソクチョはフィを斬りつけようと考えるが,ジウンに声かけられ我に返る.ジウンはソクチョがフィを見ていたことが気になる.
サンホン君はソクチョに戸曹判書を始末したかと問う.
さらに「大司憲の娘とジウンを祝言させては.政治は家同士のつながり」と提案し,ソクチョは大司憲が応じるなら喜んでと答える.サンホン君は「昨夜,武器の取引で利用した商団に侵入された.戸曹判書の弾劾直後に探られるとは.ヨロンに行き私兵の証拠の帳簿を全て持ち帰るよう」と指示する.
承政院と王の会議中,ジウンは昨夜の父ソクチョの様子が気になって集中できない.
徒歩移動中,フィはジウンを心配して声をかける.前方から王妃と都に戻ったハウンが歩いてくる.王妃は,大妃の許可を得て,友人のハウンを招待していた.承政院に戻ろうとするジウンを王妃は声掛け,王宮の暮らしについて聞きたいので一緒に中宮殿に行こうと誘う,3人が一緒に歩くのをフィは見つめる.
≪回想:フィが世子嬪を頼みに行った時のハウン「王妃になる覚悟がない.好きな人がいる」と言った≫
ホン尚膳は中宮殿に様子を見に行くことを提案する.ホン尚膳は,フィとジウンがキスする所を以前目撃して,キム尚宮にも内緒にしていた.
王妃は「私と王のようにハウンとジウンは縁が深い」と嬉しそうに話す.ジウンは「縁とは不可思議」と答えているところ,ホン尚膳が差し入れの茶菓子を持って,偵察に現われる.王妃はジウンに婚期が遅れているようだがと問いかけると,ホン尚膳がジウンのお膳に皿を投げておき,ジウンを睨み続ける.ホン尚膳は急いで戻り,フィに「心配はない」と報告する.
王妃は自分は王の寵愛を受けていると思っており,ハウンもジウンも良い人を見つけるようにと言い,部屋に2人きりにする.
ハウンは自分が王妃に言うので席を立っても良いことを伝え,ジウンは立ち上がる.ハウンは以前感情のままの言動で困惑させたことを謝罪する.ジウンは痩せたハウンを気遣い,都に戻る決断も勇気がいること,過去は忘れ自責の念にかられず自愛するよう伝える.ハウンは涙を流し,気を取り直す.
フィが便殿に戻ると,茶席中のはずのジウンがおり驚く.
フィが茶席の感想を尋ね,ジウンは茶菓子のお礼を言う.フィは王妃への茶菓子だと言い機嫌が悪くなる.ジウンはそんなフィを見て「嫉妬しているかと嬉しくなって」と笑顔になる.フィは嫉妬ではないと,さらに拗ねる.ジウンは,三開房のジルグム達に会いに行く.
ソクチョがフィに面会する.
ソクチョは「時節の視察にチェヒョン大君のいる江華に行く」と報告し,フィは許可する.フィは考える.
ジウンはジルグムに会う.
ジウンは薬草市場で朝鮮にない毒薬を明国などの商人に尋ねて調べるようお願いする.
ウォンサン君は臍帯の入った壺を移動させる監督をしている.
担当者がフィの壺を割ってしまう.ウォンサン君はフィの臍帯を見て,双子であることに気づき笑う,双子の臍帯であることを説明した者に口外しないよう指示する.
ホン尚膳は「チェヒョン大君を流刑にして視察は変だ」とフィにいうと,フィはヨロンの件は中止とウンソ(ガオン)に伝えるよう指示をする.フィはチャウン君を見かける.キム尚宮から「王の気持ちに配慮し,王の秘密を知っているから大殿の出入りを控えているようだ」と聞いていた.フィは,チャウン君に声をかける
フィとチャウン君は2人でお茶をする.
フィが忙しいのかと尋ねると,チャウン君は「何かあったのか?」と聞き返す.フィは「チャウン君はいつも“何かあったのか”と心配してくれる.こうして座っていると昔を思い出す,私を安心させるため夜更けまで書を読んでくれた」と言うと,チャウン君は「王は昔から書を好むから」と答える.
フィは「チャウン君が初めてお菓子をくれた.生まれた初めて味わった甘いお菓子だった.菓子が溶ける間は王室での心細さは忘れてしまうほど幸せだった」というと,チャウン君は「王が仰せならいくらでも持ってくる」と答える.
フィは「チャウン君は昔から一番心を許せる人だった.誰よりも頼りにしている.これからも今まで通りに接してほしい,チャウン君が遠慮すると私もどうしていいかわからない.これからも仲の良い従兄で,一番の親しい友として,そばにいてください.」とお願いする.
チャウン君は「もちろん,そうします.王は私の永遠の主君」と答える.
1人残ったチャウン君は,以前受け取って貰えなかった指輪を見つめる.
ウォンサン君は臍を見つめ,自害したはずのチャンウン君が部屋に入ってくる.
≪回想:ウォンサン君は,土下座させられたチャンウン君に,王が官職を奪い都から出すと伝える.罪の意識のないチャンウン君は皆を殺し,その場で死んでやると興奮する.ウォンサン君は世子への復讐のための策を提案する≫
フィは,ウルソ(ガオン)にソクチョの動きが気になるからヒョンソルにヨロン行きを延期するよう伝達を指示する.
ウルソはヒョンソルが昨夜出発したと聞き,急いで向かう.ヒョンソルは基地に侵入し,証拠となる書類を見つける.そこへソクチョが現れ「次は見逃さないと言った」と言い,剣で斬りかかる.ヒョンソルは「今も考えが変わらないのか.与えられたのもこの道だけか?悔やんでないか」と言う.ソクチョはそれでもヒョンソルに斬りかかり,ヒョンソルは腕を斬られる.そこへウルソが現れ,応戦する.
矢を放つ兵が現れ,ヒョンソルとウルソは逃げるが,道は行き止まりになる.ソクチョと兵に囲まれる.
ソクチョは「帳簿を渡したら命は助ける」と言う.ヒョンソルは「友の最後の情けか?」と言い,帳簿をウルソに渡し,ウルソを守るため矢を体で受け止める.ウルソは崖を飛び降りる.ソクチョは倒れるヒョンソルに駆け寄る.ヒョンソルは「ソクチョ,きれいな空だ」と呟く.
≪回想:ソクチョとヒョンソル≫
ソクチョは若いころヒョンソルと武術の稽古後に,ヒョンソルが横になり「ソクチョ,空がきれいだ」と言い,2人笑顔で空を見上げる
ソクチョに見守られながら,ヒョンソルは息を引き取る.
ソクチョは,サンホン君に「帳簿は持って帰れないだろう,ヒョンソルはその場で死んだ」と動揺しながら報告する.サンホン君は「これほどの犠牲を払ったから王も痛感したはず」と言う.
夜,ジルグムとジウンは会い,ジルグムは毒薬が“蘇郎草 数年ごとに咲く有毒植物”と報告する.
ジウンは急いでフィに会いに行く.
ジウンは「承政院では先王は不消花で死んだと記録されているが,不消花より強い毒性を持ち死後反応が似ている蘇郎草が使われた.入手が困難なもの.入手先を調べれば死の真相が明らかになる」と報告する.
ホン尚膳が慌てて入室し,ヨロンからの知らせがあると伝える.
フィが建物に向かうと,顔が傷だらけのウルソが立っていた.
ウルソは「ヒョンソルは亡くなった.王に渡すように」とボロボロになった帳簿を渡す.フィは帳簿を抱きしめ,泣き崩れる.
フィ,ジウン,キム尚宮,ホン尚膳,ウルソは,ヒョンソルの墓を尋ねる.フィ,キム尚宮,ホン尚膳は涙を流す.フィはウルソに生きていることに感謝し,キム尚宮とホン尚膳を王宮に送り届けるよう指示する.
フィは,ジウンと2人で残る(内禁衛たちは見守っている)
フィは「霧の中を彷徨っている気分.目的地に向かってきたのに,その場所は遠のいている.必死に走っても遠ざかるばかり.さまよい続けた今はどこへ向かうべきか分からなくなりました.私は再び進むべき道を見つけられるのか,いつか霧ははれるでしょうか」と言う.
ジウンは「雨が止むと日差しが,霧が晴れると遠くの景色がはっきり見える.目的地があるなら,いずれ到着するはず.たとえ長くかかっても」と慰める.
ウォンサン君がチャウン君に会いに来る.
ウォンサン君は胎室は興味深い場所.私を送ったサンホン君にお礼を言わねば.思いのほか早く都に戻れそう」と笑みを浮かべる.
墓の周囲を散歩するフィとジウン.
フィは「風の音が波のようで,良い音.共に海に行くことができず申し訳ない」と言う.ジウンは「そばにいられたら,海じゃなくても構わない」と答える.
2人歩く姿を,チャンウン君が草の陰から兵を引き連れ見ている.
≪回想:ウォンサン君に詰め寄るチャンウン君≫
「私を信じろと言ったが,このざま.チェヒョン大君を追い出し王位に就いたら呼び戻す?何度も文を出したが無視しやがって」と言うと,ウォンサン君は臍を見せ「王が生まれた年,産室庁で秘密を隠すため惨事が起こった.例えば,世継ぎが入れ替わったとか.王が世孫だった頃,弟が別人のようになったと言っていた.王は男同士の集まりに参加しなかった」と言う,チャンウン君は矢を放った時を思い出し「やっぱりそうか」と喜ぶ.
チャンウン君はフィが女性か確認するために潜んでいた.
多勢の兵がフィを襲い,ジウンが応戦する,チャンウン君は,フィの服を斬る.ジウンはフィを守ろうとし,チャンウン君に斬られそうなる.
そこへ,ソクチョが現れ助ける.
≪終わり≫
伏線回収
- やはり!チャンウン君は自害してなかった.
そんな性格じゃないし,顔が映らなかったし,ウォンサン君が直ぐ見つけたし - ウォンサン君は自分が王になることを諦めてなかった
今回気になること
今回は終盤に向かって,事件がてんこ盛りでしたので放送順に列記します.
- 毒薬をどうサンホン君に結び付けるのか
- サンホン君の私兵の解明はどうするのか
- ジウンとハウンは夫婦になるのか
(予告では・・・だが,結局しないと推測します) - ウォンサン君はどうフィを陥れるのか
(これまで裏で人を動かし,その人も陥れてきたが・・・) - チャンウン君は,どのように身を滅ぼすのか
(生き残れる賢さがないので) - 家族思いのソクチョはジウンを助けたが,今後どう動くのか
感想
色々あり過ぎて大変な16話でした.
フィが生まれた時から支えていたヒョンソルが亡くなってしまいました.フィのピンチにはヒョンソルかジウンかと言うくらい,フィの味方だったので,ここで亡くなり,とても悲しかったです.今のフィの周りは,とても素敵な人ばかりなので,もうなくなって欲しくないです.
ジウンの父の心の揺れが15話から描かれています.
本当は家族思い,友人想いの人なのでしょうが,ヒョンソルの言う通り「いつまでその道を行くのでしょう」か?サンホン君に付いていても,斬り捨てられる日が来るのはそばで知っているはず.抜けて欲しいです.
王妃の天真爛漫さは,時に人を傷つけるのだと気が付きました.
チャウン君は,とうとう失恋が明らかになりました.
登場人物の中で一番善き優しい人なので,どうか最終回の最後まで生きて,幸せな道を進んでほしい.
サンホン君,ウォンサン君,チャンウン君が,どのように破滅していく様子を描かれるのか楽しみにしようと思います.
そして,
フィとジウンの関係が順調で良かったです♡
ホン尚膳が2人の仲を知っていたとは!!
シリアスな場面が多いドラマなので,ホン尚膳の存在が癒される!
次回予告では,ジウンが!!!
あと4話,どのように,散らかった問題を解決していくのか楽しみです.
どうか,最終回はフィとジウンが幸せに過ごせますよーに !
次回,第17話 あらすじ
最後まで読んでいただき,ありがとうございます.