Netflix配信中 アン・ヒョソプ、キム・セジョン主演「社内お見合い」の全話あらすじ・登場人物一覧です.(第7話は、カン・テムの言動を詳細に書いてます)
顔天才万能男CEOと正体を騙してお見合いに出た女性職員のスリルたっぷり‘退社防止’オフィスロマンスのドラマ.
ドラマ楽しんでいきましょう♪
⇓ 目次をクリックし、さらに必要なエピソードをクリックされると飛びます.ご活用ください.
「社内お見合い」概要
カカオページの同名ウェブ小説が原作
原題 | 사내맞선 |
演出 | パク・ソンホ |
脚本 | ハン・ソルヒ、ホン・ボヒ |
企画 | スタジオS、カカオエンターテインメント |
制作 | クロスピクチャーズ |
放送 | SBS (月・火)22:00~ 12話 |
放送期間 | 2022.02.28~2022.04.05 |
社内お見合い 登場人物一覧
カン・テム | GOフード CEO |
シン・ハリ | GOフード レトルト食品開発1チーム代理 ”シン・クムヒ” テムの偽装婚約者 |
チャ・ソンフン | GOフードのカン·テム社長の秘書室長 |
チン・ヨンソ | マリン企画マーケティングチーム長 |
テムの家族 | |
カン・ダグ | テムの祖父、GOフード会長 |
ハリの家族 チキン店経営 | |
シン・ジュンヘ | ハリの父 チキン店 |
ハン・ミモ | ハリの母 |
シン・ハミン | ハリの弟 |
ハリの周囲の人 | |
イ・ミヌ | Mキッチン オーナーシェフ ハリの片思いの人 |
コ・ユラ | フードスタイリスト ミヌの恋人 |
GOフード レトルト食品開発1チーム | |
ヨ・ウィジュ | 部長 |
ケ・ビン | 次長 |
キム・ヘジ | 社員 |
ヨンソの周囲の人 | |
チョ・ユジョン | マリン企画理事 |
相関図・登場人物の紹介はコチラをどうぞ!
社内お見合い あらすじ
第1話
会長の孫で仕事人間のイケメンのカン・テムは食品会社GOフードの社長に就任する.
祖父から20人のお見合いを勧められ、私欲に走る専務の解雇との交換条件でお見合いを受け入れる.秘書ソンフンからスケジュール管理が大変だから早めに結婚を決めて欲しいと言われ、テムは結婚を速やかに決めることにする.
ハリは片思いの相手で男友達ミヌから「好きな男性と行って」と誕生日プレゼントとしてコンサートチケットをもらう.ミヌからの告白を期待していたため、ハリは落ち込む.
ハリの友人ヨンソは父親から見合いを強要され、ハリに代理で出席し破談するよう依頼する.
お見合いの席にカン・テムが現れる.ハリは社長相手に緊張の中、嫌われるためイカれた女を演じるが逆に気に入られる.
逃げ出したハリは、ぶつかった女性に彼氏の浮気相手と勘違いされ足止めされる.テムに助けられ、「大の男好きで8股は当たり前」と更に嫌われるように言い逃げる.
逃げ出したハリはヨンソに破談になるはずと報告する.しかしヨンソに結婚が決まったと連絡が入る.テムは結婚に愛は不要と考え、ハリのキャラを気に入っていた.
ヨンソはコンビニで出逢ったソンフンに運命の人を感じる.
テムから会う約束の連絡が入り、ヨンソは再度ハリに結婚を断るよう代理を依頼する.
ハリは結婚を断るが、テムはプロポーズしてくる.ハリは逃げるが、ミヌを見かけ設定中のキャラを見られたくないため車に逃げ込む.その車にはテムが乗っていた.
第2話
車中で隠れるハリに、テムは改めて「僕たちは結婚します」と宣言する.ハリは「全てが気に入らない.始祖鳥みたいな顔も」と断り逃げる.
ハリはヨンソに相談し、運命の人が気になるヨンソは自ら結婚を断るためにテムに連絡をする.
ハリは会社でテムに鉢合わせしそうになり慌てて逃げる.転んだ拍子にサンダルを飛ばし、テムの顔に激突させる.ハリは社屋を逃げ回るが、怒ったテムに追いかけられエレベーターの中で捕まる.
ハリは顔を隠すため下を見ながら謝罪する.ハリの汗が床に落ち、テムは泣いて謝罪していると思いスリッパを返す.社員証で名前を確認したテムはハリの企画案を褒める.ハリは嬉しそうに企画の話をし、テムはハリの仕事ぶりを気に入る.
ヨンソはテムに会いに行く途中、車をぶつける.相手の運転手は“運命の人”ソンフンだった.
再会できて喜ぶヨンソはソンフンに名刺を渡すとテムが現れる.
テムは嘘をついたヨンソに「結婚を断る前に、結婚しかけた女性と会う機会を」と要求する.
ヨンソはハリにオシャレさせ、無理やりテムに会わせる.
「お見合いの代行は詐欺だ」と脅すテムに対し、ハリは「協力できることは協力する」と平謝りする.ハリは財閥とのロマンスドラマに出てくるチキン店の娘の役名の“シン・クムヒ”を名乗り、携帯番号の交換をさせられる.
テムは祖父ダグに結婚は取り消すと話す.
結婚させたいダグに、テムは半日で11人とのお見合いを入れられる.テムは偽ヨンソとは飽きなかったが、11人全員が同じ会話で退屈だったと感じた.
結婚を決めるまで見合いをさせようとするダグに、テムは結婚したい相手がいると嘘をつく.
ハリはテムに呼び出され、「祖父に会うたび160万支払うから偽装恋愛を」と言われるが断わる.”クムヒ”を偽装婚約者として適任だと考えるテムは契約書をもってハリの自宅まで押しかけてくる.
玄関前で2人で話しているところを弟に見られそうになり、ハリは慌ててテムを突き飛ばす.ハリはテムを助けようとし、2人一緒に倒れキスをしてしまう.
第3話
倒れた拍子でキスしてしまった2人.驚いてハリはテムにぶつかり気絶させる.
会社をクビになりたくないハリは、“シン・クムヒ”の偽名でテムとの偽装の婚約者の雇用契約を結ぶ.
秘書ソンフンからテムの経歴と“クムヒ”は父が弁護士、母は医者、弟は医大生で、ニューヨークで知り合ったという設定の説明を受ける.祖父に会うまでに完璧に暗記するよう指示された.
ハリはヨンソからテムの両親は幼い時に事故で亡くなったと聞く.
ハリはテムに呼び出され、婚約者を演じられるかテストされる.逆に、ハリは雨のNYで運命的に出逢った設定を説明するが、雨が嫌いなテムに却下される.
ヨンソは父から再び見合いを強要される.父とケンカしクレジットカードを取り上げられ、家を出る.
一人暮らしの部屋に引っ越しする.ゴキブリが出て、驚き廊下に飛び出し、隣の部屋のソンフンに飛びついてしまう.ソンフンに今後仲よくしようと提案するが、お見合いで上司のテムに被害を与えたヨンソとは親しくできないと断る.
レトルト食品開発1チームは、イ・ミヌとコラボをすることになる.ハリは徹夜してコラボ料理の提案書を作成し、部長から直接社長にプレゼンするように指示される.ハリは眼鏡とマスクで変装しバレずにプレゼンを乗り切った.
ハリはミヌにコラボの報告に行くと、ミヌと元カノのユラがキスしているのを目撃する.
ショックを受けたハリは道路で声を上げて泣いてしまう.転んだ時にスマホを落とし、テムからの電話が通話状態になった.“クムヒ”の泣き声に、テムは何かあったのか気になった.
祖父と会う日、テム自ら“クムヒ”を迎えに来た.何事もない様子を見せる“クムヒ”にテムは気になる.
ダクとの面会に緊張する“クムヒ”に、テムは「本当に付き合っていると思い込むように」とアドバイスをする.色々と質問をするダクに“クムヒ”は対応していく.雨の日の話題になった時、テムの顔色が曇り、機嫌が悪くなる.
“クムヒ”を気に入ったダクはあんまんを食べに誘う.そして「テムがクムヒを大切に思っているようで感謝する」と伝える.ハリはバッグを落とした拍子に、ミヌからもらったコンサートチケットも床に落としてしまう.ダクに拾われ、強引にテムと行かされる.
コンサートのリクエストコーナーで、ミヌからハリへのメッセージが読まれ、リクエスト曲が歌われた.失恋に涙を流す“クミヒ”にテムはそっとハンカチを渡す.
帰り道、放心状態で歩く”クムヒ”の後ろをテムは静かについて歩く.“クムヒ”はテムの気遣いにお礼を言い、屋台でトッポキを奢る.野球のボールが飛んできて、“クムヒ”の左目に当たる.
“クムヒ”はテムに「本当の恋をして下さい.私と偽装恋愛しても先は無いから、時間の無駄でしょう」と言い、気遣いのお礼にコンサートでもらった箱を渡す.
自宅に帰るとテムは“クムヒ”に「非効率だったが楽しかった」とメッセージを送る.“クムヒ”からもらった箱には、人形2体が入っていた.
翌朝、ハリの左目はひどい痣が出来ていたが会社に出勤する.エレベーターでテムと対面してしまう.
第4話
会社のエレベーターでテムと対面したが、ハリはすぐに眼帯を付け、顔を隠したためバレなかった.エレベーターでテムが新製品の試食会に参加すると聞く.ハリは腹痛を理由に試食会を欠席した.ミヌとコラボした白キムチのラビオリは好評だった.
ミヌの店でハリはヨンソが来るのを待つ.ミヌにコンサートに一緒に行った相手を聞かれ、ハリは「偶然会った男性と行った.ミヌも一度別れたユラを大事に」と答える.ハリの答えにミヌは動揺する.
ヨンソがミヌの店に到着すると、テム達もミヌのお店にやってきた.ヨンソは慌ててハリに電話をかける.ハリもテムが店に来たことに気付き、隠れながら店を出る.
消えたハリにミヌが電話すると、テムは聞こえてくる着信メロディーがコンサートで聴いた曲だと気づいた.テムはミヌからハリと7年間友達だと聞き、ソンフンから「ハリがミヌに失恋した」と聞き、テムはシン・クムヒと似た人がいると感じた.
別の店でハリとヨンソを食事する.ヨンソはソンフンの事情をハリに説明する.ソンフンに避けられるのはテムのせいと話すヨンソに、ハリは「テムは不愛想だが意外に思いやりのある人だ」と答える.
翌朝、ヨンソはマンションのエレベーターでソンフンに会い、挨拶ぐらいはする仲になりたいと伝えるが断られる.
養護施設にいたソンフンはダクに引き取られ、テムと大学卒業まで兄弟のように一緒に暮らしていた.ダク・テム・ソンフンの3人で久しぶりに朝食をする.喜ぶダクは、これからはソンフンやクムヒ、孫と大勢で食事ができると喜ぶ.今週土曜日がテムとクムヒの交際1年の記念日と知り、ダクはクムヒと過ごすように命令する.
食品開発1チームは、開発途中を撮影するために出張に出る.
白菜畑で撮影していると、近くにいた会長(ダク)が挨拶にやってくる.ダクから隠れるハリに、テムから電話が掛かってきた.慌ててトイレで電話を受けていると、ダクがトイレに来た.顔を見られたくないハリがトイレに立てこもる.ダクは無理やりドアを開け、拍子に後ろにバランスを崩し、白菜を付けている桶の中に転倒してしまった.
腰を痛め漢方医院で診察を受けたダクはテムを呼び出し、ハリはひどいがグムヒは気立てがいいと話す.そして、テムにグムヒに漢方を届けるように指示する.
テムは“グムヒ”を呼び出し、漢方と一緒に目のアザに効く薬を渡す.テムはコンサートの時にもらった2体の人形を大切に飾る.
偽の交際一周年記念の土曜日、テムは“グムヒ”にダクの監視から誤魔化すため本物のデートのようにと提案する.テムは“グムヒ”に国内で1着しかないワンピースをプレゼントする.
ダクがオーナーの店で食事をする.ウエストがきつい服だったため、“グムヒ”がしゃがんだ拍子に服が破れてしまう.お店のスタッフ達がお祝いのケーキを持ってきたため、テムは“グムヒ”の後ろに立ち一緒にケーキのロウソクの火を消し、記念写真を写る.後ろでテムは嬉しそうに微笑む.
店を出た2人は花火が上がるのを観て、テムは“グムヒ”に「綺麗だ」と呟く.別れ際、テムは「楽しかった」と“グムヒ”に伝える.家に戻ったハリは今日1日を振り返り戸惑う.
2人別れた後、テムは車に財布が落ちていることに気づき、”クムヒ”の家の前に戻るとハリがいた.財布にもハリのIDがあり、テムは“グムヒ”はハリだと気付く.
第5話
カン・テムは“クムヒ”が社員のシン・ハリだと分かり、怒りで震える.
テムはお昼休みに“クムヒ”を呼び出し質問攻めにし、急遽会議を入れハリにラビオリの作り直しを命じる.テムはソンフンに“クムヒ”の正体を教え、自分を騙した過ちをじっくり分からせると宣言する.
ハリは何度もラビオリの作り直しをテムに命じられる.ハリは具体的にどこが悪いか、テムに顔を近づけ詰め寄ると、テムは心臓が高鳴り逃げた.
会長のダクが突然会社に現われ、社員食堂で食事をする.同行するテムに、ダクは態度の悪いハリは気に入らないが“クムヒ”には近々会いたいと話す.テムはミヌと食堂に来たハリを見て嫉妬し、創立記念式典に“クムヒ”を招待することにした.
ハリは何かと理由を作り式典を欠席しようとするが、テムから違約金を支払うよう脅され、ヨンソに相談する.2人はヨンソの部屋で飲むことにする.
テムはストレス発散のためソンフンの部屋を掃除し、ヨンソ宛の宅配物を発見する.ソンフンは間違って届いた荷物をヨンソの部屋に届ける.ヨンソとハリが廊下にいることに気づき、自分の部屋にはテムがいたため、2人が関わらないよう慌ててヨンソに冷たく対応した.ヨンソは冷たい対応のソンフンを運命の人と感じたことに苛立つ.
ソンフンはテムに「強制的に疑似恋愛を持ちかけて、ハリは社員と言えない立場だ.仕打ちをせず、許してあげても」と話すが、テムはさらに感情的に怒りを表す.
ハリは会社のメガヒット賞を受賞する.受賞に喜ぶハリだったが、創立記念式典で社長から授与されると聞き慌てる.違約金を払いたくないハリは、“クムヒ”は出席し、ハリが欠席する作戦を準備する.ハリを困らせたいテムは、ハリの家族を式典に招待し、絶対ハリが出席するよう仕向ける.
ハリは、会社のキッチンで居眠りしている時も夢の中で式典のことでうなされ謝罪を呟く.そして、調理中の試食のラビオリを焦がし、鍋で火傷しそうになる.試食に来ていたテムは、ハリを心配する自分に動揺する.
開発1チームでハリの受賞お祝いをする.落ち込むハリは焼酎を呑む.
泥酔したハリはテムに電話し、式典参加について相談する.電話中、喫煙する高校生を注意し、そのまま倒れ込む.
テムは返事がなくなったハリを心配し、慌ててハリの家の近所を探し回り、公園の遊具で眠るハリを見つける
夢の中でテムが探しに来たと思ったハリは、テムに「ハリが“クムヒ”.言ってスッキリした.ごめんなさい」と謝り、テムの胸で眠る.弟ハミンがハリを探しに来たため、テムは隠れる.
翌朝ハリの携帯に、テムから「“クムヒ”を解雇」とメッセージが入っていた.慌ててテムに電話すると「今日付けで解雇.二度と会うことはない」と言われる.ハリは気がかりなことから解放され気分が良くなる.
ハリが気になることを認めたくないテムは「頻繁に会ったせいだ.数日会わなければ忘れる」と考え、式典を欠席し急遽NYに出張に行く.NYでも近くの女性が全てハリに見え、テムは悩まされる.
ヨンソは同じマンションの男からもらったランプに盗撮機が付いていたことに気づき、警察に向かう.気づいた男がヨンソに声掛け、2人はもみ合いになる.通りかかったソンフンが声をかけ、男はカメラを捨て逃げる.ソンフンは追いかけ、男を捕まえ警察に連れていく.
無事に式典で会長から受賞を受けたハリは、会長から“クムヒ”宛の電話で食事を誘われる.帰国したテムも会長から食事に誘われた.ソンフンを誘うため電話をするとヨンソのことを聞く.
テムはお店に来た“ヨンソ”に変装したハリに、「一生に行こう、ハリさん」と声をかける.
ハリは、テムが“ヨンソ”に「ハリ」と声かけたことに驚く.
第6話
テムは「正体を知っていた.今は警察署へ」と、驚くハリを警察署に連れていく.
盗撮された映像はヨンソとハリが映っていて、警察では犯人は罰金刑だろうと言われる.
テムは犯人の素性をソンフンに調べさせる.
テムは盗撮犯の勤務する会社を買収し解雇する.過去の盗撮被害者たちと訴訟を起こし服役させると言う.謝罪する盗撮犯に、ソンフンは一生苦しむ人のことを考えては?と怒りを伝える.逆切れする盗撮犯にテムは「怒らせてはいけない人を怒らせた」という.
ハリはテムの行動を振り返り、正体を知ったからテムから嫌がらせをされ、クビになるのではと怯える.社内でテムから隠れるハリに、テムは「退社後に話そう」とメッセージを送る.
テムはソンフンに「ハリを好きになった.今思えば最初から惹かれていたから結婚も即決した」と話す.それは“クムヒ”ではと言うソンフンに、「変装と経歴以外はハリのままだった.告白する」とプレゼント用のネックレスを選ぶ.ソンフンは焦らないよう言うが、テムは自信があり、お店のスタッフと告白のための予行練習も行った.
ホテルのラウンジに現われたハリは、テムを騙したことを謝罪し退職願を渡す.「私生活では過ちを犯したが、社員としては起こしていない.プレゼンを聞いて受理するか判断して」と伝える.ハリは、クビにして後悔するか、定年まで私の能力をストローで吸い続けるかの2択を迫り、実績を必死で説明する.告白したかったテムは頭を抱え、ハリへの返答を保留にする.
テムは「ハリは何故男として見ない?外見、身長、財力、全て揃っているのに」とソンフンに相談する.ソンフンは「胸キュンが足りません.ハリは別の男にキュンしている.社長とハリに恋愛要素がゼロ.社長は恐ろしいボスでしかない.今から本当のいいムードが必要」とアドバイスする.
ハリとヨンソは同級生の集まりに参加する.ミヌとの仲を見せつけるユラは「ハリに彼氏ができるはずがない」とディスる.怒ったヨンソは「ハリの彼氏はイケメンで高身長のお金持ち」と説明する.コンサートに一緒に行った人と答えるハリに、ミヌは動揺する.
ヨンソはハリに偽の彼氏カン・テムを彼氏にするように言う.
クビを覚悟して社長室を訪れたハリは、テムが退職届を破ったのを見て喜び「体を壊すまで働く」と宣言する.それを聞いたテムは「退勤後に、新しいプロジェクトのため会おう」と誘う.
退勤後に企画会議と思って現れたハリに、テムは一室を貸し切りにした映画館に連れていく.テムがハリの座席を倒してあげた拍子に2人の顔を接近し、ハリは胸がときめく.
ハリはトイレに逃げ込み心を落ち着かせる.廊下で部長たちに会い、ハリについてきてしまった.テムは部屋から出て隠れロビーで待っていたが、映画を観終えたハリは部長と飲みに行ってしまう.
ヨンソは帰宅のバスを待っていると、通りかかったソンフンの車に同乗させてもらう.ヨンスはトイレが我慢できず、道路の真ん中で車を降りトイレに向かう.ドアの鍵が壊れ入れないでいると、心配してついてきたソンフンがドアを開けてくれた.ヨンソは恥ずかしくてたまらなかった.
デートがしたいテムは、ハリのSNSから食べたい物を調べ、週末の江原道への出張を命じる.テムは江原道での仕事を終わらせ、ハリを駅まで迎えに行く.ハリは出迎えてくれたテムに“胸キュン”するが、仕事だと気持ちを切り替える.
前から行きたかった冷麺店では売り切れで食べれず落ち込むハリに、テムは海岸に行こうと誘う.海岸には移動ハンバーガー店がいて、ハリは喜ぶ.テムが1日分の代金を支払い海岸に呼んでいた.
社員を知るのが社長の義務という理由でテムは、ハリのことを質問する.研究員になった理由や夢をハリは楽しそうに説明した.2人が初めて会った日のことを話すハリに、テムは「また靴が脱げそうだ」と言い靴ひもを結んであげる.そして「クムヒとハリは同じ」と話す.
ヨンソは1人でチャンポンを食べているとソンフンもお店に来て隣の席に座る.
ソンフンはヨンソに避ける理由を尋ねる.ヨンソはお酒を飲み泥酔し、ソンフンが目を離した隙に店を出る.追いかけてきたソンフンに「コンビニで一目ぼれしたのに、テムの秘書で距離を保つように言われた.盗撮が怖くてトイレに行けず醜態を見せた」と言う.ヨンソは転びそうになりソンフンは抱き留められる.話さないとラインを超えると言い、離れないソンフンにキスをする.ソンフンもヨンソを抱きしめキスをした.
帰り道、突然雨が降ってくる.雨のせいで両親の事故を思い出したテムは冷静さを失い、大雨の中ハリを車から降ろす.雨が止み落ち着いたテムは、ハリを降ろした所に向かうがハリはいなかった.
突然置き去りにされたハリは激怒し、歩いて遠くに見えるホテルに向かう.
以前テムが雨は嫌いと言ったことを思い出し、テムを心配する.
ホテルのロビーで、ハリはミヌのTV撮影についてきたユラと友人達に会う.ユラから彼氏に会わせろと言われ困っていると、遠くから「ハニー(チャギヤ)」とテムが近づいてきた.そして「彼氏のカン・テムです」と挨拶した.
第7話
※ ご注意:要約していないので長文です!
(カン・テムの猛アプローチの全字幕は書いています♪)
ハリを降ろしたバス停に戻ったテムはハリに電話する.ホテルのフロントで充電中だったため、フロント係が電話に出た.
急いでホテルに来たテムは、ハリが友人達から彼氏について質問攻めされているのを見つけ、彼氏のふりをして近づく.ユラはテムも含め食事に誘った.
戸惑うハリに、テムはウインクの合図を送り「僕のおかげで嘘がバレずに済んだ.お礼を言うべきでは?」と言う.
ハリが「先に雨の中を車から降ろしたことを謝罪すべき」と言うと、テムは「すまなかった.会議を取りやめて来た」と答えた.テムを心配していたハリは損したと呟く.
彼氏のフリを続けようとするテムをハリは止めようとする.ユラや友人達が「ハリが彼氏に貢いでいる」とバカにするのを聞いたテムは「助け船に乗ってプライドを守ったら?一泡吹かせるには、どんなコンセプトが良いか」とハリに言う.
テムは友人達にホテルでの会食をごちそうし、ブラックカードを見せ「君への愛と、このカードの共通点は?」とハリに質問する.首を振るハリに「限度なし、無制限と」とお金持ち自慢をした.
そして、食事をするハリを見つめ「君を見ているだけでお腹いっぱいだ」と言い、吹き出したハリの口元を「可愛いやつ」と拭いてあげた.トイレに逃げようと立ったハリに「一緒にいく.君がそばいないと不安」と、テムはキーホルダー男子を演じた.
さらに、トイレに向かっている時、他の客とぶつかりそうになったハリを支え、相手に注意を促し、大型犬男子も演じてみせた.
テムは「ハリの美しい容姿は初めて見た」と友人達に言い、ハリが注意すると「本心だよ.出会った瞬間に運命を感じた」と答える.
ハリはテムの言い慣れた口調に、これまで何人説いてきたのかと感じる.
友人からテムの会社の部署の質問をされ、テムが「社長はどこの部署になるのか」とさらりと答え、ハリは飲んでいたワインを服にこぼしてしまう.
友人達の手前、ハリとテムはホテルの同じ部屋に泊まることになる.
テムの部屋での身のこなしにハリの鼓動は高鳴り、ハリは別の部屋に宿泊しようとするがテムに拒否される.
緊張するハリはソファーで寝ようとすると、テムは「眠ったらベッドに運ぶ.それを望んでいるのか?」と顔を近づけて言い、ハリは逃げるようにベッドルームに移動した.その様子を見たテムは「かわいい」と呟く.
ユラはハリがテムと付き合っていることが気に入らない.撮影から戻ったミヌにハリの彼氏を伝える.ハリの彼氏がカン・テムと聞き驚く.
ハリに友人達からテムとの出会いを尋ねるメッセージが入る.
回答に困っていると、テムが「僕が会社で一目ぼれした」と答えるように言う.
ハリは「今後ミヌと会うと気まずいのでは?」と尋ね、テムは「僕への気遣いからか?片思い相手だからか?」と逆に質問した.ハリは「終わった片思いをほじくり返すなんて」と答える.テムは「二股する彼女はいりません」と言う.
ハリが彼氏の演技が完ぺきだったとお礼を伝えると、テムは「何でもできる」と答える.
ハリもテムも胸がトキメキ、寝付けなかった.
朝方まで寝付けなかったハリに、ジムで運動中のテムから電話が掛かってくる.
テムは「彼氏との旅行に同じ服はおかしい.好きな服を選んで.ホワイト系ならペアルックに見える」と、何着も衣装を持ってスタッフが部屋に現われた.
ハリはホワイトのセーターとコートを着て朝食に行くとミヌもレストランにいた.ミヌはハリに社長との交際を尋ね、ハリが困っているとペアのようなホワイトの服を着たテムが現れ、ハリの肩を抱きミヌに挨拶した.
テムは仕事のためソウルに帰ろうとしたが、ミヌがハリは残ってツアーに参加するよう誘う.テムは仕事をキャンセルしミヌや友人達と合流することにした.
テムは祖父の船を呼び、ミヌたちとイルカを見にクルーズに出ることにした.ハリはテムのすること全てのスケールが大きすぎて戸惑う.
ハリは船に移る時に、手を差し伸べてくれるテムにときめきを抑える.
ミヌは2人の交際のきっかけを尋ねる.
テムは「僕が一目ぼれして口説いた.こんなクレージーな女性は初めてだった.後から断るために奇妙な女のふりをしたと聞いた.次に会った時プロポーズした.その場で断られ、お見合いしたがハリが忘れられず、交際を申し込んだ」と答えた.
困ったハリが「もう急にプロポーズしないで」と言うと、テムは「恋愛経験が少ないのに駆け引き上手で緊張させられる」と答えた.
ミヌはテムに「平凡な家庭で育った社員のハリを選ぶのは納得がいかない」と言う.
テムは「ハリと僕は釣り合わないと判断するのですか.ハリは僕にはもったいない人.彼女を見下すな」と答える.
友人達がダクの釣竿で釣りをしたいと言う.テムはミヌと釣った魚の数で競い合い夢中になっていると、ハリが腹痛を訴えた.慌てたテムは、仕事の電話も後回しにし、病院に連れていき、ソウルの自宅まで車で送り届ける.
テムは自宅に着いても、助手席で眠るハリが目覚めるのを待っていた.
起きて謝るハリに、テムは何度も謝る理由を尋ねる.
ハリは「彼氏のフリをして時間の無駄をさせ、ヨットまで出し苦労させた」と謝る.
テムは「謝らないで.好きでしたこと」と言う.そして、「分かりませんか?時間の無駄を嫌う僕がなぜ彼氏のフリをしたか?SNSで好きな物を調べ、仕事より君を優先したか?分からない?ハリが好きだから.僕も戸惑っている.ミヌと対抗心を燃やし、体調を崩したことに気づかなかった.だから謝らないで」と告白した.
驚くハリに「突然の告白で驚いてるだろうから、ゆっくり考え返事して」と伝えた.
ハリは告白が夢のようと感じ、顔が火照り、胸が高鳴り戸惑った.
ホテルの社長からテムとハリの顔が映っていない画像がダクに届く.クムヒとデートしていると思っていたダクは、テムの二股に怒り社長室に乗り込んできた.テムはクムヒと別れたと言い訳をする.ダクは再びお見合いをさせようとした.
ヨンソは酔った日の翌朝、目覚めるとソンフンに部屋にいた.昨夜の記憶が無いヨンソは、かすかに一夜を共にしたことを思い出し動揺する.ソンフンに「昨夜のことはなかったことに.“無効”」と慌てて部屋を出た.
ソンフンもコンビニでヨンソに出逢った時に運命の人と感じていたが、“無効”と言われたことに落ち込む.
ヨンソはハリにソンフンのことを相談する.ハリは正直に伝えることを勧める.
ヨンソはマンションの駐車場でソンフンを見かけ隠れる.
気づいたソンフンはヨンソに「惨めにさせないで.ヨンソの言う通り無効にするから、もう僕を避けないで.誤解されたくないから言いますが、衝動的な行動ではなかった.コンビニで一目ぼれした.でも距離を保つべきだった」と言い、立ち去る.
ヨンソは追いかけソンフンの部屋に入り込み「避けたわけじゃない.あの日の記憶が無い.どうしたらいいか分からず逃げた.ソンフンが好きなのに記憶が無いし、申し訳ないし恥ずかしい」と正直に伝えた.
ソンフンは笑って「かわいくて.無効にします.もう二度と忘れなくしてあげる」と眼鏡をはずし、ヨンソにキスをした.
テムは社内でハリを見かけても、自分から声を掛けないようにしていた.ハリもテムを避けたが、何かにつけてはテムを思い出し動揺していた.
テムと顔の隠れたハリの画像がSNSにアップされた.開発2課のスタッフは『相手は美女で、華々しい学歴、いいとこのお嬢様』と予測するのを聞き、ハリはテムと住む世界が違い過ぎて釣り合わないと考える.
テムは1週間待ってもハリから返事がないことにイライラし、会議中も期限を守らない相手に当たっていた.
開発1チームは、ミヌとのコラボ企画の広報撮影をすることになった.
出演予定のヘジが体調不良となり、部長命令でハリがミヌと一緒に調理の撮影をすることになった.テムはハリの顔を見に撮影スタジオに行く.ハリとミヌが仲良く撮影する姿にテムはイライラするが、ソンフンに抑えられる.現れたテムにハリは驚き、ソースを白衣にこぼしてしまう.
トイレで白衣を洗ったハリに、テムは話しかける.ハリはテムに盗撮犯に訴訟を起こしたお礼を伝える.2人で話していると、ソンフンが会長ダクが来たことを伝えに来た.
2人は慌てて物陰に隠れる.テムを探すダクは「クムヒとやり直せ」と怒りを表すが、ソンフンによって移動させられる.
近距離にテムがいて緊張するハリに、テムは「クムヒを続けるのは無理だから別れたと伝えた」と話す.
ハリは「お見合いを」と言い、「それが答えなら理由を」とテムは尋ねる.
ハリは「理由は沢山ある.会長や社員に知られたら」と答える.
テムは「他人ではなく、君の気持が聞きたい」と言う.ハリは「同じ.私も無理」と伝える.
テムの「僕に対して何も感情はない?」に返事が無いのを見て、テムは「もう一度言います.僕はハリが好きです.諦めません.何度でも告白します.僕を好きになるまで.だからハリもそのつもりで」と伝える.
ハリは「どうして私を苦しめるの?優しくして頭から離れなくするから、住む世界が違うと分かっているのに期待して苦しくなる.私とは釣り合わない人と分かっています.その気にさせないで.私を好きにならないで.これ以上はダメです」と答えた.
テムは「ハリが心配することは起きないように努力する.だから僕のそばにいて」と伝え、2人はキスをした.
第8話
カン・テムは「この状況は告白に対する前向きな返事と捉えても?」とシン・ハリに尋ねる.我に返ったハリは「違います.ミス.気が動転していた.なかったことに.また明日」と言って逃げる.テムは追いかけるが、ハリは撮影に戻ってしまう.
自宅に帰ったテムはキスを思い出し、人形に「先にキスしてミス?遊び人?」とイライラさせる.一方、ハリは合わせる顔が無いと頭を抱えた.2人ともキスを思い出し、胸が高鳴り眠れなかった.
SNSにアップした広報用動画は、ハリがソースをこぼし対応したシーンが好評だった.
部長は海外用マンドゥのアイデアを5つ出すように指示を出す.ハリはテムからの電話をスルーし、テムは無視されたことにイラつく.
テムはマリン美術館のチン館長に声かけられる.テムを褒めまくるチン館長は「姪のヨンソじゃ釣り合わない」と話す.
テムは、ソンフンが電話の相手と楽しそうに夕食の約束をしているのを見かける.自宅に送ろうとするソンフンに、テムは「次の予定は私用.楽しい夕食を」と言い別れる.
テムはハリを車に呼び出す.
昨日のことは無かったことにと言うハリに、テムは「キスしておいて単なるミスで済むと?」と言う.ハリは「社長と距離が近くて、接触事故を起こした」と言い訳をする.テムは「昨日は特別な感情ではなく色欲に流されミスを?」と問い詰める.
ハリは「故意ではありません」と謝る.「事故を起こした君が補償すべきでは?」と言うテムに、「責任を取って、できるだけ補償します」とハリはうなだれる.
テムはお詫びに奢ってと高級レストランに連れていく.
ハリは「キスは社長も一緒にした.遊び人みたいに慣れた様子で上手に」と言い訳すると、テムは「では責任を取って、君の人生を背負います.男として」と答える.さらに「僕は告白しました.好きな女性にキスされて何もしない男がいますか?嫌なら別のもので補償を」と話す.
ハリが補償方法を尋ねると、「僕は同等のもので補償する.目には目を、キスにはキスを」と答える.ハリは社長だけ食べてと拗ねる.
ハリはカード請求が怖くて食事を楽しめなかった.テムが食事する口元が気になり、見つめながらキスを思い出した.我に返りトイレで冷静さを取り戻し席に戻ると、テムがピアノを弾いていた.白のスーツで演奏する姿にハリは見とれる.ハリが「よく女性の前でピアノを?」とからかうと、テムは「恋人じゃないので答える義務はない.恋人になるなら答える」と話す.呆れたハリは料理の会計を頼もうとすると、既にテムが済ませていた.
ハリは「キスの借りは?」とテムに声かけると、「キスの対価がこの程度とは思えない.次は覚悟を」と答えた.
「もっと高い料理を!」と動揺するハリに、テムは顔を近づけ「別のもので」と言い、ハリは口元を隠す.
勝手にミヌの取材を受けたユラに、ミヌは不機嫌な態度を見せる.
カメラマンがSNS動画を褒めると、ミヌは「台本ではない.器用な演技ができる子じゃない」と嬉しそうに話した.動画コメント欄には“お似合い”など書かれ、ユラは機嫌を悪くした.
ヨンソは初めて手作りの料理をソンフンに出す.顔を曇らせソンフンは「美味しい」と言う.ヨンソが正直に話すよう求めると、ソンフンは「正直、全て塩辛い」と食材の下準備の方法の間違いを指摘した.ヨンソは機嫌が悪くなる.
ヨンソはハリにソンフンの交際を報告する.お祝いの言葉というハリに味を指摘されたことの不満を言う.さらに、ヨンソはテムがデート中に電話してきたとハリに文句を言う.肩を持つハリに、ヨンソはテムとの進展を期待する.事情を話したくないハリが言葉を濁すと、ヨンソはテムが仕事でクレームを言ったと勘違いし「ダメな男.好きなら優しくしなきゃ.もしかして変態?用心を」とハリに注意する.
ダグはチン館長に声かけられる.
ソンフンは一緒に運動をするため、ヨンソを山に連れていく.嫌がるヨンソに、ソンフンが用意したトレッキングシューズを履かせ山を登る.やっとの体力で山頂についたヨンソに、ソンフンは「よく来る山.また一緒に来よう」と話す.いつもテムと登ると話すソンフンに、ヨンソは「テムは強引でハリを困らせる器の小さい男」と一方的にテムを批判した.ソンフンがテムをかばうと、ヨンソは彼女より仕事を優先すると興奮し機嫌が悪くなり、一人で下山する.
道に迷ったヨンソをソンフンが追いかけ声かける.機嫌の悪いヨンソは1人で帰ろうとするが転び足を挫く.
ソンフンはヨンソを背負って下山する.ケガの心配と起こらせたことを謝罪しようとするソンフンに、ヨンソは不満を言ったのに背負って下山し男の中の男だと惚れ直しキスをする.2人仲良く下山した.
ハリは実家のチキン店を手伝おうとしていると、テムに呼び出される.口では嫌がりながらも嬉しそうに、待ち合わせ場所に向かう.
遊園地に来た理由を尋ねるハリに、テムは「キスの借りはハリの1日を下さい.僕が時間を買います」と説明した.2人は遊園地の遊具で楽しむ.昼食をおごろうとするハリに、テムは「君は時間を使って、僕はお金を使う」と言う.ハリはテムが食べたい物を食べようと提案する.
テムは遊園地の隅のホットドックを選んだ.ホットドックが平凡な味でハリが不思議に感じると、テムは「7歳の時、両親と食べた思い出の味.美味しく感じて、今でも一人で食べにくる」と話す.
ハリは「ものすごく幸せだったんですね.思い出の味は当時の幸せを感じて美味しく感じる」と自分の幸せを感じる食べ物を教える.
テムは「親の話をしたら大抵は困惑し謝る.楽しい思い出なのに祖父にさえ話せない.たまに両親の話をしたくなる.話をさせてくれて、ありがとう」と話す.
ハリの電話に、母親がケガをして病院にいると連絡が入る.
病院に向かうと母親は軽度の火傷で、父親は一緒に盲腸で手術し入院し、部屋が空くのを待っていた.テムがVIPルームを確保してくれた.挨拶するテムに、ハリは会社の上司と紹介し、両親はケ・ビン次長と勘違いした.母親が新社長になり多忙になったと話し、テムは機嫌が悪くなる.
ミヌはチキン店を手伝う.指を怪我し、弟の勧めでハリの部屋の棚から薬を探していると、テムとクムヒの雇用契約書を発見する.ミヌは2人の交際は嘘だと思った.
ハリの家の近くで、ハリが母の悪口を謝ると、テムは「キスの借りはキスで返せ」とハリを困らせていた.通りかかったミヌが2人を見て、怒ったミヌは突然テムを殴り、「ハリの周りに近づかず消えろ」と言う.テムはミヌを殴ろうとしハリは止める.そして、テムを置いてミヌを連れていく.
ミヌは誓約書を見せハリに「お金のために脅迫されて契約恋愛をしたのか?悪い男だ.僕に相談すれば」と怒りを表す.
ハリは「なぜ言う必要が?私の恋愛にミヌは関係ない.喧嘩を止めたのは誰かに記事にされないため.今度社長に会ったら謝罪を.私のことは私で決める」と話す.「テムが好きか?人を利用しようとする奴」と言うミヌに、ハリはテムをかばう.ミヌに「どうせ上手くいかない」と言われ、ハリは席を立った.
部屋に帰ったハリは、テムにミヌをかばったように見えたことの誤解を解こうとするが、ミヌに言われた言葉を思い出し、治療費のお礼だけメッセージした.テムは何も返答しなかった.翌日もテムから返事がないことをハリは気にする.
駐車場でソンフンとヨンソがキスをするのを、機嫌の悪いテムは目撃する.ソンフンは「ハリやヨンソとの関係が複雑になりそうで言えなかった」と説明する.何も聞いていなかったテムは更に拗ねる.
社長室にきたダグがチン館長の娘ユジョンとの見合いを勧める.破談になったヨンソと従妹関係にあるが、チン館長の財力が後ろ盾になると言う.
GOFOODではチーム対抗ドッチボール大会が開催された.MVPの賞品には社長と2人きりの夕食の権利だった.社長との食事の権利を狙う女性研究員に対抗心を燃やしハリは、手首を怪我したが試合に出場しMVPとなる.その後の慰労会に参加予定だった社長は今夜見合いで欠席と聞く.さらに財閥は結婚と恋愛は別と話すのを聞き、ハリはショックを受ける.
帰りのバスを待ちながら、何度も告白すると言ったテムを思い出す.遊園地に行ったこと等、テムとの思い出を思い出し、ハリはタクシーに乗る.
テムに電話し「お見合いの席を出て.私の心を揺さぶっておいてお見合いなんてひどい.一日中社長からの連絡を待ってた.会えるかソワソワしていた.人の視線は気にせず、私たちのことだけ考える.だからお見合いしないで」と正直に話した.
テムはハリの言葉に笑みがこぼれ「君の嫉妬が嬉しい.好きな人がいてもお見合いするような軽い男でも?また告白しようと、君の家の前だ」と話す.
2人はお互いの場所に向かい、渋滞で進まない車をおり、橋の上で出逢う.
テムはハリに「それ以上近づいたら二度と離しません」と言い、ハリはテムの前に立つ.「キスの借りはキスで返す」と2人はキスをした.
第9話
お見合いの席にはソンフンが代理で出席し、ユジョンに縁談を断っていた.翌朝、ヨンソが一方的に話をしたため、ソンフンはお見合いのことをヨンソに伝えれなかった.
翌朝、ハリに会いたいテムは、出社前のデートを誘いハリの家に迎えに行く.
テムはカフェに連れていき朝食を作ってあげた.テムは、慌てて支度したハリが左右別々の靴を履いているのに気づく.テムがハリをからかい、恥ずかしがるハリを可愛く感じた.
テムはソンフンに“僕の彼女”の靴の購入を指示する.ソンフンはハリと上手くいったことに気づく.勤務中のハリに“彼氏からのプレゼント”としてブランドの靴が届く.からかう開発チームの人達に、ハリは「ヨンソから」と誤魔化した.
ハリが気になって仕方がないテムは、会議中もハリの呼び名をタブレットに書き込むほど集中できなかった.テムは開発チームに業務相談のフリをしてハリに会いに行く.贈った靴を履くハリに気づきテムは笑顔になる.そして、テムがタブレットで資料を見せると、タブレットにはハリの名前が書かれ、ハリとヨンフンは慌てて誤魔化す.終始笑顔のテムと不審な行動のハリに、開発チームの人達は怪しむ.
アメリカ出張中のテムに、祖父から見合いを勧めるメッセージが届く.ハリを紹介するか悩むテムに、ソンフンは「クムヒとハリが同一人物と打ち明け説明するのが大変だ」と話す.
ソンフンを気に合ったユジョンから、ソンフンに誘いのメッセージが届く.ソンフンは「戻ったら連絡するので、出張中は連絡しないで」と返信するが、ユジョンは「連絡をくれる」と勘違いして喜ぶ.ユジョンの母がその様子を見ていた.
ユジョンの母はテムの祖父ダグに会い、テムとユジョンは付き合っているから結婚させようと提案する.
ソンフンが部屋に帰ると、玄関前にヨジュンが待ち伏せていた.酔ったヨジュンは吐き気を催し、ソンフンは家のトイレを貸す.ヨンソが訪ねて来たが、テムがいるからとヨンソを部屋に帰す.
動画が好評のハリとミヌは取材を受ける.ハリはミヌにテムとの交際を伝える.取材中にテムが現れ、ハリに人の前でドッジボール大会の賞品の食事に誘う.
ハリは、高校生の時の行きつけの軽食店にテムを連れていく.人前でデートに誘えたと喜ぶテムに、ハリは社内では交際に気づかれない気を付けようと話す.ハリが店主に「彼氏」と紹介され、がっかりしていたテムは機嫌が良くなる.そして、店内にいた高校生の飲食代を全て奢った.
食事後、公園のブランコで話をする2人.テムはしたいことがあると言い、ハリの顔に近づく.目を閉じるハリに、「ハリの頬に付いたソースを拭きたい」とからかい、そしてキスをした.
ユジョンはヨンソに失恋を相談する.相手を知らないヨンソは諦めないよう励ます.
ユジョンは会社にソンフンに会いに行き、酔って家に行ったことを謝罪する.その様子をダグが見ていて、ダグはテムに本当の交際相手を問い詰める.テムは答えられなかった.ダグはお腹の調子が悪くなり、トイレに向かう.
開発チームでは、ヨ部長がケ次長の企画を批判した.ケ次長が間違ってグループチャットに部長に文句を書き、ヘジが部長と次長の交際に気づく.落ち込んだケ次長が男性トイレに逃げ込み、ハリも慰めにトイレに入る.
そこへ会長がトイレに現れ、ハリが男性トイレにいることに激怒する.テムが見逃し、ハリは始末書を書くことになった.
ソンフンは孤児院のシスターにヨンソを合わせようと待ち合わせしたが、ユジョンが勝手にヨンソについてきた.ヨンソはユジョンの相手を知り、テムを最優先しお見合いに行ったソンフンに怒りをぶつける.
部長はケ次長とのトイレの件をかばってくれたハリに、お礼として焼肉店に誘う.偶然エレベーターであったテムも参加することになった.
緊張する2課の人達は爆弾酒を呑むことを提案する.テムも爆弾酒を呑み、その場は盛り上がる.
トイレのため席を立ったハリにテムは話しかける.酔ったハリはテムに「テムの大切な人である祖父に好かれたい」とダグとの関係を相談する.テムはハリの言動が可愛く感じた.2人は席に戻ると、テーブルの下で手を繋いだ.ヘジが見つけ、「2人が手を繋いでいる」と言い張ったが、部長と次長は取り合わなかった.
食事会が終わり、ハリとテムは手を繋いで帰ろうすると、通りかかったダグに声かけられる.
第10話
ダグはハリに「なぜ社長と社員が2人で会っているか?なぜ顔を髪で隠すのか?」問いただす.
ちょうど忘れ物を取りに部長たちが戻ってきて、慰労のため会食と説明した.納得したダグはテムと帰宅する.ダグはテムに交際相手を問いただす.テムは近々紹介するとだけ答えた.
部屋にゴキブリが出たヨンソは、朝からハリを呼び出す.謝罪に来ないソンフンに怒っているヨンソはハリを食事に誘う.テムとソンフンが楽しそうに車で出かけるのを目撃し、更に怒ったヨンソ達はタクシーで追いかける.
ソンフンとテムはソンフンが育った孤児院に来ていた.ソンフンは孤児院のシスターに彼女としてヨンソを紹介した.先生はヨンソにソンフンの生い立ちや性格を話し、ヨンソは理解した.ヨンソはソンフンに自分のことを話し、2人は仲直りした.
ハリとテムは園の公園を散歩した.テムが見合いの代理を立てたせいと話すハリに、テムはハリが見合いを心配して飛んできたとからかう.ハリは「何度も告白してくるテムを“広い心で受入れよう”とした」と言う.
テムは「受け入れてくれてありがとう」と言い、ハリを抱きしめる.人の目を気にするハリに「僕らの中をいろんな人に早く知らせたい」と話す.「祖父に嘘をつきたくないから?」と尋ねるハリに、テムは「ハリさんの勇気が出た時に話そう」と頭を撫でた.
4人は子どもたちとバスケットボールして遊んだ.
ハリの両親は法事のため一泊の外出をした隙に、弟ハミンが店のお金を持ち出したとハリに連絡が入る.
4人で店に行くと、チキンをどうしても食べたいと言う一人の登山客がやってきた.テムは食事を出すことに同意すると、大勢の客が入ってきた.学生時代テムとバイト経験のあるソンフンとヨンソがホールを、ハリとテムがキッチンを担当した.
お客が帰った後、テムはヨンソにソンフンを見合いの代理に立てたことを謝罪する.ヨンソはテムに賄賂を要求し、もらった賄賂は、ソンフンが酔って“ヨンソと会いたい”と嘆く動画で、ヨンソは気分を良くする.
4人でチキンを食べることにする.コーラがテムの服にかかり、ハリは家の中にテムを入れ弟のトレーナーを貸す.
そこへ両親が帰宅してきたため、慌てたヨンソはハリの両親にソンフンを紹介し時間稼ぎした.その隙にハリはテムを自分の部屋に隠し、ヨンソとソンフンが両親の目を逸らした隙に、テムは家を出ることができた.
外に出たテムは「いつまで秘密にするのか.ソンフンが歓迎されていたから挨拶したくなった」とハリに話していると、弟ハミンに見つかる.ハミンは自分の服を着たテムを無職の男と勘違いする.怒ったハリは社長を説明し、テムは自己紹介する.ハミンがテムを「お義兄さん」と呼び、喜んだテムは服を買うようにブラックカードを渡そうとし、ハリに止められる.
テムと別れたハリは、ハミンに店のことを引き換えに交際は秘密にすると約束させられる.ハミンは財閥と平凡な我が家は釣り合うのかとハリに尋ね、ハリは答えられなかった.
ヨンソの父が、ヨンソがテムの秘書のソンフンと付き合っていることを知る.
ハリはユラに呼び出される.
酔ったユラは「ミヌの前から消えて.昔の仕返しがしたい? 7年前ユラもミヌが好きなら諦めると言ったけど、私は好きじゃなかった.ハリに渡したくなかったから、ミヌの告白を受け入れた.留学前に二股かけたことを何故ミヌに話さない?私と別れて付き合えたかもしれないのに」とハリに話した.ハリは「留学に絶望していたミヌには酷な事だった.でも今は話せばよかったと後悔している」と答え店を出た.
2人の会話を聞いていたミヌは、ハリを追いかけ腕を掴み問いただす.ハリは「この行動が私にもユラにも失礼.ユラに謝って.あなたを見ているとユラの気持ちもわかる」と答え、立ち去った.
ハリはテムに電話し、明日退勤後のデートを約束する.
ダグは孤児院のシスターからテムが一緒に来た女性の名前を聞き、秘書に調査させる.
ハリとテムは退勤後に会うと、雨が降り出した.ハリはテムに傘を差し、雨の日の理想のデートを提案した.地下鉄で移動し、彼氏が出来たら一緒に行くのが夢だった花屋に行き、チヂミ店に誘い、雨が見える窓が見えないようにテムの横に座った.
ある日、ハリは社内でテムが雨の日に両親の事故を目撃し、雨の日の運転ができなくなったと知った.
ハリは地下鉄を降りても、雨が降っていることを知り花屋に誘った.花屋で雨が止んだと聞き、お店に移動するよう誘っていた.
何も言わず気遣うハリにテムは何も言わずキスをした.
帰り道、弱みを見せれず言えなかったと謝るテムに、ハリは何も言わずテムを抱き背中を優しく叩いてあげた.
テムと別れたハリは、ダグから呼び出される.
ダグは「何の目的でテムに近づいた? テムに近づくな.誤解を招いてはいいことはない」とハリに言い渡す.
ハリとダグが会っていると聞いたテムは慌てて車を走らせ、バイクとぶつかりそうになり避ける.
ダグの電話にソンフンから電話が入る.
第11話
ハリはダグに、友人のヨンソの代理でお見合いに行き、その後は偽装恋愛を頼まれ会っていたと説明した.ダグに「恋愛しているなら問題ない.誤解を招くから、もうテムに会わないで」と言われる.
ソンフンからの連絡で、ダグはテムのいる病院に向かう.ハリも追って病院に行くが、ダグは「事故の原因は誰だと」と追い返されそうになる.そこへテムが「僕は無事だから怒らないで」と歩いて現れた.
ダグがテムに偽装恋愛を問いただすと、テムは「偽の恋愛ではない.シン・ハリさんを愛しています」とハリの手を握りながら言った.
入院したテムにダグは「今すぐ別れろ」と迫り、テムは「分かりました.代わりにひ孫を望まないで.彼女以上に愛する人はいないので、一生結婚せず仕事に没頭するつもりです」と答える.
気に入っていたグムヒは偽物と否定するダグに「僕が計画して無理やり頼んだ.悪いのは僕.責めるなら僕を責めて、彼女は許して.心から愛している」と話した.
ハリはヨンソの車で家に送ってもらう.再び雨が降り出し、ハリは病院に戻る.
病院でハリはダグに会い、「雨が降ってテムが心配になった」と説明した.ダグは何も言わず病院を出て、ソンフンが「中へ」と案内した.
ハリが病室に入るとテムは窓から外の雨を眺めていた.
戻ってきたハリに驚くテムは、ハリに窓際に来て一緒に外を眺めることを勧める.
窓からライトアップされた南山タワーが見えた.
テムは「子どもの頃、父がタワーを見て“ツリーみたいだ”と言った.クリスマスプレゼントを包む父を見て“サンタはいないのか”と僕は泣いた.母が必死に“サンタさんが忙しくて包装を頼まれた”となだめた.だからその後も僕はサンタを信じてた.」と思い出話をした.
そして「こんなに長く雨を眺めたのは本当に久しぶり.心配してきてくれて、ありがとう.以前は僕を心配する言葉や気遣う表情が嫌だった.うわべだけの言動に感じられ、平気なフリを続けた.でも、本当は傷ついていたことに気づき、随分苦しんだ」と話した.ハリは「苦しんで当然」と言うと、テムは「事故は僕のせい.」と話した.
テムの誕生日.テムは外出した両親に帰宅を急がせた.両親は大雨で視界が悪い中、急いで車を運転し事故を起こしてしまっていた.
テムは「両親は僕を恨んでいるから、夢で顔を見せない」と話した.
ハリは「さっきいい表情で両親の話をしていた.その表情で沢山愛情を受けていたと分かる.愛情を注いだ両親が息子を恨むと思う?」と慰め、「さっきの事故も私のせいだと恨んでいる?」と聞く.
テムは「そんなはずはない」と答え、ハリは「お腹を痛めて生んだ子を恨む親はいない.誰よりも幸せを願っているはず」と話した.
「自分を許せず、幸せになる資格がないと思ってた」と言うテムを、ハリは抱きしめ「両親は“過去に縛られず誰よりも幸せに暮らしてほしい”と願っているはず」と慰めた.
ハリはテムのベッドの横で眠ってしまい、慌てて家に帰る.
リビングで母と出くわすが、母は早起きして出勤していると勘違いする.家を出ると、ヨンソがハリの車に落としたスマホを届けに来ていた.
ヨンソは、「ユラが“ハリが社長と付き合いながら、7年間片思いのミヌに仕事を口実に近づいた”と動画に書き込んでいた」と教える.動画のコメント欄や社内では大騒ぎになっていた.
ハリが出社すると、部長から「動画とコメントを削除しても収取できなかった.ハリの関わる全ての仕事をストップするよう指示された.」と言い、さらに「チームの仕事は他チームに移り、サポートするように指示された」と説明した.
食品開発1チームの同僚達は、休憩室で社員がハリを誹謗中傷しているのを聞く.ケ次長は同僚の前に立ち「ハリが受賞したのは実力」と言い、部長達もハリは優秀な社員とかばった.ケ次長は「知りもしないことに悪く言うのはやめましょう.あなたよりシン先任は美人」とハリをかばった.
チームの同僚がハリをかばうのを見たハリは、泣きながらスタッフに抱き着く.
入院中のテムにはハリのことは秘密となっていた.
仕事をさせてもらえず暇なテムは、ソンフンに本を持ってくるよう頼む.ソンフンは人形も持参し「ハリをどうする?反対された以上、無視はできない」と尋ねる.
テムは「祖父には申し訳ないが、絶対に諦めない」と宣言する.
ヨンソは、ハリの噂が両親に知られないか心配でチキン店を訪れる.
客がテムの噂を始めたため、客全員のチキン代を奢り黙らせた.
ユラに怒るヨンソに、ハリは「ミヌからの電話に出なかった.私のせいでもある.“7年間も片思いするのはストーカーレベルだ”とコメントがあった.親友のヨンソもしつこいと言ったくらいだから、ユラはもっと目障りだったはず.だから、この件は おあいこ」と話す.
スマホを持たないテムは、公衆電話からハリに電話が掛かってくる.
テムは「正直に言うと気が楽になった.祖父にハリとのことを隠していたのが心苦しかった.周りの人にも伝えて堂々と交際しようと思う.そのために、僕たち結婚を・・・」と言ったところで小銭が切れ、通話が途切れてしまった.
テムが病室に戻ると、ダグが待っていた.
ダグは「仮に交際を認めても、社内で噂になっては、社員の彼女は耐えられないだろう.状況が整うまで2年間アメリカ支社にいろ.その後も心変わりをしないなら認めてやる」と言う.
テムは「2年も20年も気持ちは変わらない.ハリと離れたくない.ハリと結婚する.そうすれば噂もされない.だから僕たちを認めて欲しい」と言った.
ケ次長はハリたちに「社内に知れ渡ったから、部長と結婚するしかない」と話す.部長は「勝手なことは言わない」と照れる.部長をからかっていると、ハリは会長から呼ばれる.
会長ダグはハリに事態が収拾するまで大田への異動を伝える.驚くハリに「不満なら退職願を」と言った.
病院で、テムは看護師がハリを噂するのを聞いた.
ハリを心配したテムは退院し出社しダグに会った.
彼女のせいで会社のイメージが悪くなったと言うダグに、自分のせいとテムは答える.
ダグは「この騒動の責任を問い、理事会でお前を解任もできる」と脅す.テムは「決定が下ったら社長を辞任する.だから彼女を苦しめないで」と答えた.
ハリの実家のチキン店に、テムはハリを探しにやってくる.
テムをケ次長と思っている両親に「お父さん、お母さん、改めて挨拶に来ます」と言い、弟ハミンを連れていく.
退職を迫られたハリは「辞めません.私がヒット企画をどれだけ出し貢献したか、ご存じで?社長を愛したのが罪なら、私は罪人.退職だけは拒否します」と頭を下げ、会社を飛び出していた.
公園でテムがハミンにスマホを借りていると、ハリの両親が「父・母」と呼ぶ理由を聞きにやってきた.
テムが「お母さん」と呼ぶと、40代のケ次長と思っている母親は「ハリをどうするつもりだ」と興奮する.ハミンが仲裁し、テムはその場から立ち去った.ハミンは両親に社長だと説明した.
ヨンソとソンフンがマンションの駐車場で話していると、ヨンソの父が現れ、挨拶するソンフンに夕食を誘った.
父親が失礼なことを言わないか心配するヨンソに、ソンフンは「いつかは向き合わないと」と食事の席に向かう.
父親はソンフンに「今後もGOFOODに貢献する必要があるか?」と尋ねる.
ヨンソが質問を制止すると、父は「婿候補だ.跡取りはお前だけ.婿に会社を譲れるか見極める必要がある.交際を認めないのに食事を誘うか?これ以上、一人娘と仲たがいしたくないから、歩み寄る努力をしないか.家に戻ってこい」と話した.
帰りの車の中で、急に優しくなった父親にヨンソが戸惑っていると、ソンフンは素直に喜ぶように言う.
ヨンソは車の棚に、ダイアモンドの指輪を見つける.ヨンソの誕生日プレゼント用と言うソンフンに、「私は結婚したい.だから結婚しましょう」と言う.
ソンフンは橋の上で車を停め、ヨンソを降ろす.
ソンフンは「先に言わないで」と言い、膝を付き「僕と結婚してください」と指輪をヨンソに渡した.
夜まで歩き回り、ハリはハミンのスマホのメッセージに気づく.心配するテムからメッセージを聞き、電話をかけ.南山タワーにいることを伝える.
テムはハリに会いに行き「二度と黙って いなくならないで」とハリを抱きしめた.
2人はホテルでキスをしベッドで抱き合った
第12話
朝、ハリとテムは幸せの時間を過ごす.
父親と食事をして、ヨンソにプロポーズした後、ソンフンは父親から電話でヨンソと別れろと言われる.隣で話を聴いていたヨンソはハリの家で自分の誕生日のワカメスープを食べに行こうと誘う.
ハリの両親は、ハリがヨンソではなくテムと朝まで一緒にいると疑う.母親は玄関前でいちゃつくハリとテムを見つけ、嘘をついたハリを叩いて怒る.
4人は家の中で話をする.母親はコッソリとスマホで“カン・テム”を検索し、本物であることに驚く.
ハミンやヨンソ・ソンフンが見守る中、父親はテムに社員のハリと付き合う理由を問う.テムは「ハリは一目ぼれした.仕事を口実に頻回に呼び出し交際になった.ハリは誰よりもキレイ.条件のいい女性はいるが、一緒にいて楽しく思えたのはハリさんが初めて.離れられない」と答えた.家族の理解を心配する父にテムは「お互いに仕事をきちんとこなしていれば問題ない.家族には必ず許しをもらいます.だから、両親さえ許してくださるなら結婚を前提に交際したいです」と話した.
ヨンソとハミンは大喜びをし、2人はヨンソの誕生日の食事をしようと提案する.
静かな食事会の雰囲気に、ヨンソは持参したシャンパンでお祝いしようと提案する.
テムにお酒を注ぐ母を見て、ソンフンはテムに「母親に気に入られている.父親とも近くで話をしては」とアドバイスする.
父親とテムは2人で話をする.父親は「ハリはダメな父のせいで好きな事が出来ずに生きてきた.そんなハリが立派な人と交際を始め、貧乏なことで傷つかないか心配.ハリを傷つけない自信や苦労させない自信は?」と話した.
テムは「自信があると言えばウソになる.僕と交際していると過度に注目されたり噂の的になることは分かってる.完全に阻止することはできないけど、ハリの隣で全身全霊を傾けて守る.常に寄り添い彼女を理解する人になってみせます.どうか僕らを信じて応援していただけませんか?」と答えた.父親は笑顔で返した.
帰宅したテムは、交際に反対するダグに「ハリと結婚する.両親にもあいさつした.諦めて欲しい」と話す.
会社のエレベーターでテムとハリは会う.一緒に乗ったケ次長は平然とした表情のテムを見て、2人が交際しているか疑う.テムは急いでエレベーターを降り、階を間違っていることを指摘される.
ハリはミヌに呼ばれ2人で話をした.ミヌは「テムからコラボ案をもらったが、レンストランを閉めヨーロッパに行くから断った.ユラとは別れた.いつ戻ってくるか分からないが、また友達に戻りたい」と話した.ハリは「ミヌの日常から私が消え入る頃に、真の友達に」と答え、再会を約束した.
ヨンソは会社の父親に会いに行く.
父親はヨンソを役員に昇進すると言うが、ヨンソは退職願を出した.ヨンソは「お金が全ての父親のせいで、彼の前で恥ずかしかった.私は娘じゃなく単なる財産の1つ」と言った.親の名前が無いと何もできないと言うと父親に「自力でやっていけることを証明する.今まで育ててくれてありがとう.誕生日だと知ってた?」と頭を下げ、部屋から出た.
帰宅したヨンソは、ソンフンに呼ばれ一緒に夕食を食べた.ヨンソは「退職届を出し二度と父親と顔を見せないでいい・・」と言葉を詰まらせ「今まで以上にあなたを大事にします」と話し、ソンフンは抱き寄せ頭をなでてあげる.
ヨンソが「これから借金して会社を立ち上げる」と今後計画を話すと、ソンフンは会長からのお金と株式の一部の入った預金通帳を渡し、「最初の投資家になる」と話した.
テムは独りで開発中のハリに会いに来る.同僚が戻ってきて、慌てて2人は隠れる.テムに常務から会長が倒れ入院したと電話が入るが、切り忘れ電話から仮病だと分かる.
ハリは「グムヒとして可愛がってもらったから理解してもらえるはず」と、テムの代わりにダグのお見舞いに行く.激怒するダグを無視して、ハリは看病をした.
ハリはカフェからサンファ茶を届けたり、ダグの釣ったサメの話をしたりして2人は盛り上がった.冷静になったダグは、ハリに冷たい言葉をかけるが、歌謡曲を歌うハリにコッソリと楽しんだ.
病院にきたテムに、ハリは「ヨンソ曰く“老人ホームのアイドル”というほど高齢者に好かれるのに、会長は手ごわい」と話す.テムは「僕だけ人気があればいいのでは?ゆっくりいこう」と励ます.
テムは主治医から「ダグの心臓のステントのせいで傷があり、国内では治療法がない」と言われる.
落ち込み一人釣りに行ったダグに、テムとソンフンは一緒に釣りをした.テムは「僕が病気を治す」と言う.自分で何とかすると言うダグにソンフンが「常に大きな存在だった.健康でいてください.お祖父様と話す.
ダグは「祖父と呼んでもらえ、病気になってもいいこともある」と呟く.
テムはハリに「ダグをアメリカで治療させる.だから海外研修プログラムを使って一緒に行こう.そばにいて欲しい」と誘う.ハリは「プログラムに参加したら噂の的になる.人の目は気にしないけど、この関係がテムの負担になって欲しくない.」と答えた.
テムは「祖父は僕にとって父、母でもある.もしものことがあったらと不安」と言うと、ハリは「だから一緒に行かない.今最も大事なのは会長の身体.嫌われている私は行けない」と答えた.
テムは「離れていても大丈夫?」と言うと、ハリは「永遠の別れ?そんな言い方だった.別れ話をしているよう」と笑って話した.
テムは「すぐに戻ってくる.待っててください」とハリを抱きしめた.
1年後
GOFOODはマンドゥの世界シェア1位、売り上げ2兆ウォンと好調だった.開発4チーム部長となったケ・ビンと1チームのヨ部長は結婚していた.
ソンフンはアメリカに行かず特別休暇を過ごしていた.会社を立ち上げたヨンソと仲良く過ごしていた.
テムは会長の体調は回復しアメリカ支社で勤務していた.ハリは毎日テムと連絡を取り合っていた.
チェリストとの熱愛報道がでる.気にしたハリはテムに連絡するが連絡が取れず、急遽有休をとりNYへ向かおうとタクシーに乗ろうとしたら、テムがタクシーから降りて来た.
熱愛報道に怒るハリにテムは否定し、再会に喜びハグをする.
テムはダグより1週間早く帰国していた.
テムはダグから「ハリにコレを渡すまで家に戻るなと言われた」とダイアモンドの指輪をハリに見せる.テムは「時間の浪費は嫌い.離れられないから結婚しましょう」と言う.
ハリは「今後の行い次第です」と答え、テムは「じらすと損しますよ.僕は多方面で尽くします」とハリの指に指輪をはめた.
2人キスして、桜の咲く道を手を繋いで歩いた.
以上です.
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