Amazon prime video 独占配信中のキム・スヒョン主演「ある日~真実のベール」の第3・4話のあらすじ(詳細・ネタバレ)です.事件・裁判の詳細を知りたい方向けです.
平凡な大学生から一夜で殺人容疑者になった男と、真実を問わないどん底の三流弁護士の激しい生存を描いたサスペンスミステリー.
「ある日~真実のベール」全話ネタバレあらすじ
登場人物
登場人物 | |
キム・ヒョンス | 誰よりも平凡な、物静かで真面目な大学生。 その夜、数回の選択がヒョンスの人生を180度変える。 |
シン・ジュンハン | 雑犯だけを選んでいる三流弁護士。合意と執行猶予の道士。 その夜、無実の目つきを持つ容疑者ヒョンスを見ることになる。 |
北部刑務所の人々 | |
ト・ジテ | 北部刑務所の囚人。北部刑務所を牛耳る刑務所の王 |
ペク・ドゥシク | 北部刑務所の囚人。白虎派の組織員。 ボスに忠誠するために故意に事故を起こし、北部刑務所に入った人物。 |
チョン·サンス | 北部刑務所の囚人。アルツハイマーを患っている60代。 無期懲役を言い渡され、長期間服役している人物。 刑務所に詳しい経験が多く、キム・ヒョンスに助言を惜しまない。 |
接骨士 | 北部刑務所の囚人。ト・ジテの右腕。 |
キム・ジョンマン | 北部刑務所の刑務官 |
弁護士事務所の人々 | |
ソ・スジン | ボムハン法律事務所特許チーム所属で入社したばかりの弁護士 |
パン・ミギョン | ポムハン法律事務所の代表弁護士 |
ヒョンスの家族 | |
キム・ジョンジェ | ヒョンスの父でタクシー運転手 |
ホン・エギョン | ヒョンスの母 |
キム・ジス | ヒョンスの妹 |
事件の関係者 | |
アン・テヒ | 検察・部長検事.完璧主義検事 |
パク・サンボン | ソウル中央警察署強力チーム長。 退職を3ヶ月残した32年目のベテラン刑事。 その夜の状況、証拠、証人からヒョンスが犯人だと確信する |
ホン・ジョンア | 国立科学捜査研究院の法医官。シン・ジュンハンの元妻 |
国科捜職員 | 国科捜職員 |
カン・ダギョン | 取材記者 |
被害者と被害者の周辺の人々 | |
ホン・グクファ(菊花) | 事件の被害者。麻薬と酒に頼って生きていく妙な雰囲気の美大生。 ヒョンスとワンナイトの後無残に殺される。 |
ユン・ヒョジョン | ググファの元同居人.絶交中 |
オム・ギジョン | 薬の密売人 |
イ・チョルホ | ガソリンスタンドで会った配達人 |
※ 出典:prime video
第3話 弁護士 あらすじ
1話:1時間10分
嵐の日に拘置所に収監されたヒョンス.
ト・ジテは女医に点滴を受けながら,女医から薬を受け取る.女医は異動のためこれが最後と言う.自分の部屋に戻る廊下で,ヒョンスとすれ違い,目を付ける.
地方検察庁
弁護士ジュンハンは,担当検事がトイレに入るのを見計らい「起訴するな.簡単な事件じゃない」と声をかける.検事は「殺した人,死んだ人がいて証拠もある」と答える.殺害動機を尋ねるジュンハンに,検事は「自白させる.言わなければ麻薬か強姦で起訴する.証拠はいくらでもある」と答える.
拘置所
ヒョンスは,入所のため犯罪に関する生活歴の質問と全身の身体検査を受ける.『7927』の拘置服と拘置所で使用する荷物を渡される.ヒョンスは未決因ということで下8番房に決まる.房の中には2人いて,一人はうずくまり震えている.もう一人の男が不安と恐怖のパニック症状だと教える.2段ベッドの上がパニック状態の男で,下がヒョンスのベッドになる.就寝のため消灯になると,ベッドの上でパニック状態の男が震え声を震わせ続け,ヒョンスも不安になる.
起床の時間,ヒョンスは他の人を真似し行動する.一人の刑務官がヒョンスを目に付ける.
ジュンハンはヒョンスの自宅で両親に会う.
ジュンハンは「証拠が多いので,無期懲役の可能性もある.国選弁護士はヒョンスに不利.7千万ウォンで弁護を引き受ける」と言う.両親は経済的に余裕がないため渋ると,ジュンハンは5千万ウォンを提示する.
拘置
ヒョンスは釜山の暴力団 白虎派の者たちが,同室のパニック症の男が暴力をふるうのを見る.同室者から「弱みを見せると標的にされる.助けたら矛先が自分に向く」と忠告を受ける.
検察
ジュンハンは部長検事アン・テヒに面会する.
ジュンハンは,事件捜査記録の閲覧禁止にしている検事に,閲覧許可を依頼する.ジュンハンは「警察が捜査をせず被疑者を立てた.過失致死になるかも.13カ所も刺され怨恨と考える.ヒョンスは犯人ではないと思う」と言うと,検事は「残忍な手口から,今回が初めてではない気がする」と言う.ジュンハンは「検事は直接証拠を探すこと,自白することしかないはず」と言い,検事の記者会見についていく.
拘置所
ヒョンスは新しい医師に喘息の吸入薬と鎮痛剤の処方を受ける.同室のパニック状態の男に鎮痛剤を渡そうとする.それを,暴力団たちが見つけ,ヒョンスを髭剃りの刃で脅す.拘留所のライオンと呼ばれるト・ジテが見ていることに暴力団は気づき,脅すのを止める.
検察記者会見
ジュンハンが見守る中,警察官パク チーム長も同席し,アン検事は事件の経緯と犯行が残忍で余罪がある可能性があるとして被疑者がヒョンスであることを公表する.
拘置所
ヒョンスは拘置所内のテレビを観て公表されたことを知る.ジュンハンのスマホに慌てて電話をかける.今後を心配するヒョンスに,ジュンハンは「10日以内に勾留適否審査が開かれる.考えたくなるが,そこでは何も考えるな.頭を空っぽにすれば楽.“必ず拘置所から出られる”だけを考えろ」とアドバイスをする.
検察
会見が終わり出てくるTV記者たちに,ジュンハンは「状況証拠だけで直接の犯罪は?警察は性急な判断で被疑者にし,検察は強引に起訴した」と訴える.
弁護士代表のパン・ミギョンがジュンハンの訴えを見る.署長に電話し,ヒョンスの自宅住所を聞く.
拘置所
ヒョンスは突然頭に袋を被せられ,無理やり連れ去られる.暴力団たちに首にひもを掛けられ,つり上げられる.共謀した刑務官の合図で,ひもは下ろされる.
警察署でパクチーム長は,ヒョンスの子どもの頃のアルバムを確認する.
ジュンハンは皮膚科で足の湿疹の診察を受け,軟膏塗布後にラップを巻くように指示を受ける.
弁護士事務所でパン・ミギョンは,ヒョンスと同じ大学出身の新人弁護士ソ・スジンにヒョンスの自宅に行くよう指示する.
ジュンハンは事件現場のグクファの家を訪れる.
パクチーム長と通話中のスクリーンショットの画像を門番警察官に見せ,家の中に入る.ユン・ヒョジュンのサインが入った絵画,ユン・ヒョジュン宛の未開封の封筒を見つける.
ヒョンスは面会に来た両親に「グクファがどのように殺されたか知らない.覚えていないけど絶対に殺していない」と泣いて訴える.
パクチーム長に呼ばれ,ジュンハンは警察に行く.
チーム長は「ヒョンスは,自白する3回のチャンスがあった.遺体発見時は証拠を持って逃げた.検問に掛かった時,警察に来た時,生存を確認しただけで逃げようとした.殺人犯は覚えていないとよく使う逃げ文句.」と言う.ジュンハンは「ヒョンスは犯人ではない」と言う.
パクチーム長は「この道30年,顔を見れば犯人か分かる.最も扱いにくいのは,ヒョンスのような善人の目で,最後まで無罪を訴える.天使の仮面をかぶった悪魔.ヒョンスは純粋とは限らない,人を殺す奴は手口が残忍であるほど,熱い仮面をかぶっている.まっすぐなまなざし,穏やかな笑顔,落ちついた声,魅力的な外見,それが一瞬で怪物になる.私にはそう見える」と言い,解剖人体像の前で笑顔のヒョンスの写真を見せる.
ヒョンスは,ト・ジテに呼ばれ「新入りは言うことを聞かせるため痛めつけられる.助けが必要であれば力になる」と声をかける.
シャワー中のヒョンスは,全身刺青の男から「ト・ジテの知り合いか?なぜ構うのか,自分で考えてもおかしいと思わないか?」と声かけられる.
ソ・スジンはヒョンスの両親を尋ね,弁護士事務所に連れていく.
ミギョンは「ジュンハンは多額の費用を請求し仕事をしない3流弁護士.ここは元判事や元判事などが弁護している.“有罪でも無罪でも理由に関係なく私の顧客は必ず家に帰す”.無料で弁護をする」と言い,両親は弁護をお願いする.
ジュンハンは足の処置をしながら,解剖人体像とのヒョンスの写真をみて,迷いがでる.
両親から弁護士を変えたと電話で聞く.ヒョンスはジュンハンが良いと思うが,無料の弁護を勧める両親に同意する.
ジュンハンは,拘置所での替えの下着を購入し拘置所で使うお金をヒョンスに渡す.
ヒョンスは,両親が無料で弁護してくれるパン・ミギョンに弁護を変えると謝罪しながら伝える.ジュンハンは戸惑いながら「頑張れ,うまくいくといいな」と励まし受け入れる.
ヒョンスは,拘置所内でモノが人に渡り,ト・ジテの手下(?)がその人が脅され,白いモノを持っていくのを目撃する.
ジュンハンは,ミギョンに面会に行く.スジンが対応し,ヒョンスの事件を奪ったことに文句を言う.ジュンハンは,お酒を呑み,事件現場の家の前に行き,献花台を見つめる.
ヒョンスは,同室者に煙草や物の取引きが出来ることを聞くと,原則禁止だが権力のあるものはできる.携帯電話・タバコ・薬物はト・ジテが管理していて,無視すると片足失うと教える.
ヒョンスはト・ジテから呼ばれる.
ジテの前で数人の男が正座している.ジテはヒョンスに「許可なく煙草を取引したのは誰?」と聞く.ヒョンスは答えないと,接骨師の手下が次々に男たちの関節を外していく. ヒョンスは知らないと言うが,ト・ジテは知っているはずと言う.ヒョンスは取引きした男を思い出し,見つけるが,「この中にはいない」と答える.ト・ジテは「この中にいる.答えないと全員殺す」と言う.ヒョンスは,取引した男を指さし,「ココにはいない」と答える.
ト・ジテはヒョンスを自室に呼び,「俺は恩を返す人間だ.助けが必要なら,いつでも言え」と言う.ヒョンスは「ここから出る」と答える.
夜中ヒョンスはうなされて目を覚ます.パニック症の男が首を吊っていた.ヒョンスは叫び,となりの男を呼ぶ.他の囚人たちは興奮し,ヒョンスはパニックになり逃げ出し,刑務官たちから殴られ取り押さえられる.
気になること
- ヒョンスは善人か,悪人か?
- タバコ取引した時の言葉と態度が異なるのは,なぜ?
チーム長の言う通り,ヒョンスは最後までシラを切り通しているのか? - ヒョンスはパニックになると逃げる癖?
- ト ジテはなぜ最初からヒョンスを気にかけるのか
- ミギョンはジュンハンと何があって,ヒョンスの弁護をするようにしたのか?
- アートの作者 ユン・ヒョジュンはグクファの元カレ?
第4話 自白 あらすじ
1話:1時間13分
ヒョンスは独房に入れられる.
白虎派のリーダー男が独房に連れられ,「キム・ヒョンス!ここを出たら殺してやる」と叫んでる.
独房の壁には“お前は地獄に落ちた”と書かれている.
アン検事とパクチーム長は屋上で話をする.
検事は「今からうそ発見器にかけ,被疑者が拒否すれば有罪心証を与えられるし,こちらに不利な結果がでても証拠能力はない.有利な証拠が出れば御の字」と笑う.検事はチーム長に,ヒョンスをうそ発見器に座わらせる協力を依頼する.
TVニュースでは,ヒョンスの自宅前で厳罰を望む市民などが抗議活動をしている様子が映っている.
ヒョンスは検察庁に移送される.
拘置所の前でパクチーム長が待っており,ヒョンスの首の痣を見つける.
ジュンハンは男に暴行した弁護を頼まれ病院に行く.
傷の処置を受けながら男は,女と殴り合ったことを自慢している.ジュンハンは男に2億ウォンの契約金を提示.刑事に「もう少し依頼人を選べ」と謝礼を渡し病院を出る.
アン検事,パクチーム長,ヒョンスの3人は,検察の取り調べ室にいる.
検事は「証拠があるのに記憶はないという.あなたも苦しいでしょうね.起訴されたら希望はない.強姦,特殊暴行,殺人,残忍な犯行で反省の色なし,無期懲役は逃れない,死刑もある」と言う.
アン検事はうそ発見器の使用を提案する.チーム長は,「うそ発見器の結果は法的効力はないが,主張どおりの結果がでれば世論は変えられる.無実を証明できる唯一の方法」と説得する.
検事は弁護士と相談するよう言うが,ヒョンスは受けると答える.パクチーム長はジュンハンにうそ発見器の使用を報告するが,パク・ミギョンに変わったと答える.ジュンハンは,弁護士なしで検察にいること,うそ発見器にかけられることを気にする.
アン検事はミギョンにうそ発見器の使用を報告する.
ミギョンは弁護士同席なしで検察にいることを責めるが,検事は弁護士変更を報告がなかったと言う.ミギョンはスジンに「ヒョンスに今度勝手なことをしたら終わりだと警告するように」と言う.
パクチーム長は,移動の車中,ヒョンスに「ググファは今日保護者に引き渡され葬儀なく火葬される.会ってもいいぞ」と言う.
ヒョンスはググファを見て生前を思い出し,涙を流す.チーム長は「解剖で内臓は全て取り出され,皮膚で覆われているだけ」と全身の解剖創を見せる.ヒョンスは喘息発作が起きそうになり吸入しようとするが,チーム長はポリグラフ検査中は薬の服用は禁止されていると吸入器を取り上げる.
そこへスジンがやってくる.
ジュンハンは,国立科学捜査研究院に勤務する元妻ホン・ジョンアに会いに行く.
うそ発見器の部屋を見学させてもらっていると,ヒョンスが連れてこられる.ジュンハンは反対するが,ヒョンスは無実を証明したいと答える.ジュンハンは「お前には防御権がある.検査結果に証拠能力はない」と言い,ドアの外に出される.
スジンは「質問は11個.事件に関する質問は6つ.心理状態で真実かウソか判断される.気を楽にするように」とアドバイスをする.
アン検事はチーム長に,検査中は吸入器をヒョンスの手の届く所に置くように指示する.「タバコがない時より,火が無く吸えない時のほうが辛い」と言う
ヒョンスは事件に関する質問の時に,解剖されたグクファを思い出され動揺する.
スジンは有罪を促す質問だと気が付き慌てる.ジュンハンは,スジンの様子をみて検査を観察する部屋に入ると,ヒョンスが吸入器を目の前に置かれ呼吸が荒く動揺している様子を見る.スジンに対して「弁護人なしで検察に呼び出す行為は弁護士法違反」と言えと指示する.そして,チーム長に「呼吸疾患を持つ者はポリグラフ検査の対象外」と言い,スジンも同様に真似して発言する.
ジュンハンはスジンに「被疑者代理人は検査を注視する権利がある.このまま続けたら大変なことになる」と説得し,スジンはヒョンスに中止の同意を訴え,ヒョンスも検査の拒否を言う.
ジュンハンは「最初から仕組まれていると思ったが,やり過ぎると痛い目を見る.損をするのは誰?チーム長だ」と言う.
検査室から出てきたヒョンスは,廊下に立っているジュンハンに頭を下げる.
拘置所に戻ったヒョンスは,白虎派のリーダーに暴行を受ける.
そして,刑務官に連れられト・ジテの部屋に行く.ジテは「明日拘留適否審査で釈放されるのが一番だが,戻ってきたら決断を」と言い,刑事訴訟法の本をヒョンスに渡す.
ジュンハンは,ググファの火葬に行き,ググファのSNSを見ながら,集まった人々の中から友人を見つける.
ヒョンスは,検査時の質問や音,人々の声が思い出され眠れない.刑事訴訟法を開くと,1ページ目に“疑わしきは被告人の利益に,誰も悪人とは推定されない”と書かれていた.
ジュンハンは事件現場で撮影した画像から「フェンタニル(麻薬系鎮痛剤)」を見つけ,SNSから“安らぎ病院”を見つける.
ヒョンスは裁判所に移送される.
ト・ジテから刑務官を通し眼鏡を渡され,着用するように指示される.
ジュンハンは,安らぎ病院の医師にググファにフェンタニルの処方の件を聞くと,医師は麻薬指定前に処方したと答える.ジュンハンは「病院を麻薬処方と不正請求の疑いで訴えたら家宅捜索され5年は医師免許停止だろう」と呟き,弁護士の名刺を渡す.
医師は「3年前から処方していた」と3年分の診療録をジュンハンに渡す.
キム・ミギョンが裁判所に到着し,記者に“最善を尽くす”と答え,ヒョンスの両親と裁判所に入る.
ミギョンは眼鏡姿のヒョンスに会い,大学生らしいと伝える.そして痣だらけのヒョンスを見て,拘置所内でリンチを受けていることに気が付き「私を信じて.私もあなたを信じている」と言う,
ジュンハンは裁判所に傍聴に行く.
検察は,「凶悪な犯罪で勾留の維持を要求する.身体的隔離による社会秩序の維持の措置」と訴える.弁護するミギョンは「無罪を訴えている.前科はなく誠実な大学生だった.凶悪犯と共に拘置所に収容され辛い日々を送っている」と言い,ヒョンスに顔や首,腕の傷を判事に見せるように指示する.
検察は,「逃げようとした時拘束された時の打撲傷」と言う.ヒョンスは「混乱していた」と答えるが,検察は「混乱すると逸脱行動を?殺害時も泥酔して混乱状態だったのでは?」と問い詰める.弁護士は,検察側の誘導尋問だと反論する.
検事は「被疑者の有罪を示す証拠は117個にも及び班員を断定するには十分.被疑者は拘置所で問題を起こし,無罪を訴えながらポリグラフ検査には応じなかった.以上」と言う.
判事は「公益を第一に考え勾留状態を維持することが社会の安全を守ることだと判断する」と言う,
泣き崩れる母を見てヒョンスは話しかけたいが,連れていかれる.
拘置所へのバスに乗せられたヒョンスは泣き崩れる.
ミギョンに当たられるスジンに,ジュンハンは声をかけ,フェンタニルの処方の診療録を1枚10万ウォンで売ると言う.スジンは,ジュンハンのアトピーの足を見て,韓医院を紹介する.
スジンは,ミギョンに「菊花殺人事件に類似した犯罪判例は187件で無罪は2件」と報告し,さらに,診療録を渡す.ミギョンは「1枚100万ウォンでも安すぎる」と診療録を読み,アン検事との面談を予定する.
ジュンハンは紹介された韓医院を受診する.
医師は,随分弱っていると診断し,ひざ下の足と顔に無数の鍼を打ち,内服薬の中止とうがい薬を足に浸すよう指示する.
拘置所に戻ったヒョンスは,白虎派のリーダーに腕を斬られる.
ヒョンスは医務室に行くが医師はおらず,ト・ジテの手下に見つかり,ト・ジテが傷の縫合をする.ト・ジテは「ここは簡単には出られない.重要なのは,ここでどう生き残るのか.お前が悩むべきは一つ」と言う.
ジュンハンは,うがい薬で足浴をする.「冷たくて気持ちいいが,これでいいのか?」と疑い,ビールとチキン片手にサッカーテレビ観戦を楽しむ.
ミギョンは,アン検事に診療録を見せる.
アン検事は「被害者が薬物依存者でも被害者」と答える.ミギョンは「自白も直接証拠も殺害動機もないうえに,薬物迄被害者が提供した.過失致死で8年」と言う.検事は「強姦に偶発殺人17年,起訴なし」と言う.ミギョンは「起訴なし,過失致死10年 それ以上は譲れない」と言う,アン検事は「ヒョンスに自白させるなら10年」と言う.ミギョンも「自白は好き.終止符のようですね」と言う.
ミギョンはヒョンスに会う.
「強姦,殺人,証拠隠滅,薬物反応も陽性確率100%,不利な状況.現状では無期懲役,懲役10年でも模範囚なら3~4年は減刑され,30歳くらいで社会復帰できる.これが最善策」とヒョンスを説得する.
スジンはジュンハンに診療録代を支払う.
ジュンハンは,ヒョンスが自白をすることを聞き,公判の日付を聞く.
パクチーム長は,アン検事に「10年は納得しない」と言う.
検事は「被害者側に不利益な情報が流れたら面倒.ヒョンスに自白させて,きれいに終わらせよう」と言う.パクチーム長は「間違いなく犯人だから無期懲役.断固反対」と言う.
ヒョンスは同室者に「量刑の取引きは誰にでもあるわけじゃない.決定的な証拠がない場合の違法な取引だから.それを断ると検察は求刑を重くする.機会を逃すな」とアドバイスされる.
ミギョンはヒョンスに面会し,「心を決めて終わらせましょう」と言い,面会を終わらせる.スジンにもう一度確認をと指示する.
ジュンハンは,スジンに付いてヒョンスに面会する.
ジュンハンは「ミギョンの言う通り,懲役10年でも模範囚なら減刑される.出所後やり直せる.非常にいい条件.と弁護士なら言うだろう.辛くて苦しいから諦めたくなるよな.アトピーに一生苦しめられているのに,前科者は?絶対一生消えない」と言う.
ヒョンスは「弁護士ならどうする?」と聞く.
ジュンハンは「自分に聞く.本当に自分がググファを殺したのか?」と言う.
裁判所
判事は「公判に先立ち,被告人は自白をし善処を求めるそうですが事実ですか?」と尋ね,ヒョンスは「はい」と答える.
判事は「不当な外圧によって,そのような決断を?」と尋ねると,ヒョンスは「いいえ」と答える.検事は「自白し検察と裁判所に善処を求めますか?」と言うと,ミギョンが「はい」と答える.
検事は「有罪を認めると反対尋問の機会を失い,被告人に有利な証人を召喚できません.控訴もできない」と言うと,ミギョンが代わりに当日の説明をする.
判事がヒョンスに「最後に質問します.ホン・ググファを殺しましたか?」と聞くと,ヒョンスは涙を流し「いいえ」と答える.
ミギョンは約束が違うと,もう一度判事に確認するようにお願いする.
判事は「被告人が,ホン・グクファを殺しましたか?」とゆっくり質問すると,ヒョンスはグクファと楽しかった時間を思い出し,「いいえ,僕は殺していません」とはっきりと涙を流しながら答える.
ミギョン,アン検事,ホンチーム長,両親が驚く.
ジュンハンは微笑む.
気になること
- なぜミギョンはヒョンスの弁護を受けたのか?
- ジュンハンがSNSで見つけたググファの友人は?
- ト・ジテは何者?刑事訴訟法の本を持ち,傷の縫合ができ,拘置所内を牛耳るとは!
以上
最後まで読んでいただき,ありがとうございます!