韓国ドラマ『恋慕』の世界観が好きで,第7話のあらすじを詳細に記録しています.
時代物は難しく,韓国ドラマは伏線回収が多いので,自分のための備忘録です.
長いです.何かのお役に立てれば幸いです.
恋慕 あらすじ
前回のあらすじ
壺を避けるためフィを抱きとめたジウン.それから2人はお互いが気になる.フィの机の上にタミに渡した本があるのを見つけたジウンは,フィに初恋の人を教える.世子のシヨングァンである司書チョ・ジウンは三開房の医員であることを隠していたことを王にバレ,免職と流刑を言い渡される.
第7話 あらすじ
今回の登場人物
イ・フィ | 世子.双子の兄の死後,男装しフィの代わりを務める |
チョン・ジウン | 侍講院:講書担当の司書 ソクチョの息子,フィの初恋の人 |
チャウン君 | 従兄,ジウンの友人 |
チョン・ソクチョ | ジウンの父,サンホン君の腹心 |
ホン内官 | 東宮殿の内官 |
キム尚宮 | 東宮殿の尚宮,元嬪宮の至密尚宮 |
サンホン君 | 左議政,フィの母方の祖父 |
恵宗(へジョン) | フィの父,王 |
シン・ソウン | 吏曹判書シン・ヨンスの一人娘 |
ユン・ヒョンソル | 内禁衛長(王の護衛) |
パン・ジルグム | ジウンの代わりに三開房を運営 |
パン・ヨンジ | ジルグムの妹 |
ヤン・ムンス | 侍講院の報徳(最高責任者) |
パク・ポムドゥ | 侍講院の文学(官僚) |
チェ・マンダル | 侍講院の書吏 |
太妃 | フィの祖母,王室の最高の年長者 |
中殿妃 | 恵宗の継妃,フィの継母 |
ウォンサン君 | チャウン君の兄,フィの従兄 |
ジェヒョン大君 | 王子,フィの腹違いの弟 |
第7話のあらすじ
会議に入ってきたフィ.
フィは「罪人を移したのは私です,牢は罪人を罰する所であり,殺すところではないと聞いた.王様の御意に反し牢暮らしは過酷で餓死や凍死をするものがあとを絶ちません.これを危ぶみ ご許可を得ず罪人を映した私をお許しください.」と王に言う.
王は「これしきの事で論議を中断させたのか?」と言うと,フィは「チョン司書は両班の権威を失墜させていない.失墜させたのは証言した2人.」と言う.
チャウン君が都の薬房に薬草を治めていた者とチェ進士宅の倉の番人の2人の男を連れてくる.
フィは薬房の者は「ジウンが高価な薬ばかり処方したというのは偽り.チェ進士が薬剤を買い占めて倉に保管していたため病人は薬を処方してもらえず次々と亡くなった.ジウンは似た効能の薬剤を安く処方した.それにより倉の薬剤の値が暴落し恨みを買った」と証言.チェ進士は「領議政(王妃の父)に陥れられた.」と言う.
倉の番人は「薬剤を管理する台帳をご覧に」と薬剤管理帳を提出する.
フィは事前に吏曹判書に面会し「三開房は貧しい民を助けていた.吏曹判書の道義によっては見かたが変わる.少なくとも将来この国で見たい正義には反していないと申し上げる」と伝えていた.
吏曹判書は王に「私の世子の考えは正しいと思う」と言う,領議政より最初に問題視したのは吏曹判書ではないか?と問われ,吏曹判書は「表向きの状況だけ見て軽率に動いたこの私をお許しください.王様」と頭を下げた.
王はジウンが事実を隠し侍講院の司書になったことも問題と告げると,フィは「チョン司書は過去を隠していない.私は事実を知ったうえで講書を受け,その旨も王様にお話ししたはず.でも王様は耳を傾けてくれず,司書の任命を強行した.責めるべきは身辺調査をしなかった王様とここにいる大臣たちではないか?」と言う.
王は「余と大臣のせいだと?」
≪回想≫
祖父サンホン君に「私が進む道こそが世子の道になる.その道を外れるならば,いくらかわいい孫でも許しはしない」と言われ,フィは「私は共に歩みたい.気になりませんか?私がどのようなやり方で外祖父様に従うのか?」と回想していた.
思い出したサンホン君はニヤリと笑う.
ウォンサン君(フィの従兄,チャウン君の兄)は「世子は戦を始めるつもりか?」と呟く.
フィとジウンは目を合わせる.
一人残ったジウンにチャウン君が手を差し伸べる.
お礼を言うジウン.チャウン君は「世子に感謝を」と言い,フィがやってくる.
ジウンはフィに感謝を伝え,フィは「感謝は無用.事実を知った以上黙殺できなかった.瑞麟房にチョン司書の仲間がいる」と伝える.
チャウン君は「まさか自ら解決に乗り出されるとは」と声かけ,フィは「従兄の友で,私の師でもあるから」と答える.
“典獄署”に走り込むジウン.
父ソクチョに連れられて出てきたジルグムとヨンジに会う.
ソクチョは「世子の信頼を得たようだな.昔から聡明だったから当然」とジウンに言い,ジウンは「二度と2人に手を出すな」と言い,ソクチョは「仕官の意志がないなら無理強いしないが,医員のマネはするな.お前と母のために.一人息子のよくない噂を聞くのは辛い」と言う.
夜,ジウンが実家を見つめていると母が家を出ようとしていた.
ジウンは母に声をかけ,母はジウンの無事な姿に安心する.母は「ジウンが処方した薬を褒めたくせに悪く言う.シヨングァンになったのをひがんでいる」と怒る.そして家に帰ってくるよう言うが,ジウンは返事できない.
母は「時々帰ってこい.仕官だけが出世じゃない.どこに行っても堂々として心の赴くまま生きて.人も目は気にせずに」と励ます.
フィが元気なく講書の席に着くと,ジウンが座っていた.
フィは「三開房の者が助かれば王宮を出るのでは?」と聞くと,ジウンは「せっかく世子が尽力くださったのだから,義理を果たさねば.心の赴く場所にとどまることにした」と答える.
ジウンは「世子を少し誤解していた,“五歩邸下”や“東氷庫”の言葉に傍若無人で冷酷な方と.世子は山のような心をお持ちで,この経書に出てくるような方.」と熱弁.
侍講院の人たちにジウンは,「“人が死んでも全く動じぬ冷たい方”は根も葉もない噂と私が証言する.なぜ世子が“東氷庫”と呼ばれるか?」 と熱弁する.
書吏は「年中,氷のように冷たい」と答えると,ジウンは「氷は澄んでいて光輝き,宝石より気品に溢れている.ゆえに氷に例えて呼ばれている」と熱弁する.
報徳は「このままでは私より先に昇進しそうだな」と呟く.
外で講書を受けることになった世子がお供を引き連れ,王宮の中を歩いているとジウンが待っていた.ジウンは人懐っこい声で世子に挨拶し横を並んで歩き,キム尚宮たちに呆れられる.
後ろ向きでフィに話しかけるジウンは,池に落ちるから前を向くようフィに注されるも,ジウンは石につまずく.池に落ちそうになりフィに腕をつかまれ抱き寄せられ,2人は見つめあう♡.ジウンは「格好いい」と呟く.
講書中,真剣に世を書くジウンにフィが声かけると.ジウンは書いた書を渡す.
【春夜 雨を喜ぶ.好雨 時節を知る.】
フィは「よき雨は降るべき時を心得る.」と読み上げると,ジウンは「先日助けていただいたお礼を申し上げたくて.世子は私にとって“折よく降る よき雨のような人.私を救った世子のように」と言うと,雨が降り出す.「雨が降り出した,折よく」とジウンは笑う.
夜,フィはジウンからもらった書を眺めていると,ホン内官が寝床の支度をするために部屋に入ってくる.
フィはホン内官に「チョン司書は,侍講院でうまくやっているか?」と尋ね,ホン内官は「宮中の出世術に長けているのか酒を差し入れたり,当番を代わったり愛想がいいので皆褒めたたえている.父親とは似ても似つかないと思いませんか?ところで,なぜそんなことを?」と.フィは「何でもない」と答える.
大妃に面会するサンホン君.
大妃は左議政サンホン君に「王の体調がすぐれないから,世子に使臣を迎接をさせては?そろそろ重要な任務を任せたい気持ちはよくわかる」と言う.
サンホン君は「大妃から王に口添えを」と言うと,大妃は「左議政の意に全て答えると思ってないでしょうね?先日のシヨングァンの事といい左議政は時々権限を越えてことを成すことが気になっている」と忠告する.
サンホン君は「先王とソウケツ(盟役を交わす時いけにえの血を飲むこと)を交わした功臣.命懸けで王座を奪ったのに随分な冷たい言い方を」と答える.
「世子を思うのは分かるが,左議政は王の臣下でもある.王様のご機嫌を損なうのは許さない」と大妃は言う.
サンホン君は「ならば大妃が模範を見せるべき.大妃の意向で要職に就く者が増えている.実家の家門の勢力を強化したいという大妃の意向を理解しているのは私.ひとえに私が望むのは,世子の座を狙う者たちがこれ以上 横行せぬこと.無用な言い争いは控えよう」と大妃を脅す.
サンホン君は帰り道,王が王妃とチャヒョン君と談笑しながら歩く行列と出くわす.
王は無言で通り過ぎる.
フィは内禁衛長ヒョンソルから「王の足の調子が悪いこと,政務が忙しく,予後が良くない.」と聞く.さらにヒョンソルはガオンを警戒しながら「キム尚宮とホン内官以外のお付き(ガオンのこと)が初めてつくが不便はないか」と心配する.
フィは「慣れねば.いつまでも2人に頼っていられない」と答える.
夜,フィは王に薬を持っていき「父上にお願いがあります.使臣団の迎接を任せて欲しい」と言うと,王は「チャウン君に任せている」と答える.
フィは「王宮に迎える時に父上の代わりを務めたい.大妃からも話があったと」と言うと,王は「大妃の意見は王の意見か?慣例通り使臣団は余が迎える.下がれ」と言う.
フィは「父上は,いまだに私を信じられないか?父上は,私の世子冊封に反対したそうで.単に外祖父を牽制するためか?あるいは,ギョムのためか?」と聞く.
「今になって,その話を持ち出す理由は?」と王は聞く.
フィは「外祖父を疎んじているのは存じている.この件は私の意.今回だけは私を信じてください.決して失望させない.」と言う
ジウンは,池に落ちそうなところをフィに助けてもらったことを思い出し,照れながら「やけに かわいいな.かわいらしい面がある」と呟く.
フィはチャウン君と使臣団の準備の打合せをする.
準備状況を確認するフィに,チャウン君は無理をしないようにと声をかけるも「王の代理ゆえ無理しても成功させねば」と言い,チャウン君はフィを補佐する.
準備で講書を休むフィにジウンが訪ねてきて「辛い時飲んでください.勇気を与えられ不安が消える」と丸薬を渡して励まし去っていく.チャウン君は,フィがジウンのことを「張り合いのない人」と言いつつ微笑む姿を見つめる.
ジウンは街で鎌を買う.
ソウンが三開房への贈り物を買っている様子を見かけ声をかける.
「言葉ではなく物で謝罪するのか?」とソウンに言うと「相手に必要なものを与えて借りを返すだけ.財力もある」と答える.
ジウンは「財力が無いから自分で手に入れないと」と答える.
ソウンは「お詫びします.私のせいで大変に.誤りに伺う勇気がなく」と答える.
ジウンは「謝る必要ない.事実を父親に告げただけ.思ったよりからがいかいのある人だ」という.
ソウンは「なぜ王宮に花を植えるのか?」と聞くと,ジウンは「ただきれいだから」と答え,一緒に花を扱う.
フィとチャウン君は街に出て,飾りをどうするか相談していた.
フィは,花を抱えたソウンと一緒に歩くジウンを見かける.
4人は会い,ソウンに世子を「一緒に働いている人」と紹介し,ソウンは侍講院の人たちと思う.チャウン君はソウンについて尋ね,ソウンは名前を伝える.
ジウンは4人で食事することを提案する.
フィはジウンに「忙しいはずなのに優しい.花がかわいい」とソウンの髪飾りになった花を見て言う.チャウン君は「2人はどこで知り合ったのか?」と尋ね,ジウンは話が長くなると誤魔化す.
運ばれた汁飯の味付けをしようとするジウンにフィは頑なに断り,薬味がこぼれてしまう.フィの袖についた薬味をジウンは払おうとしたが,ジウンに腕を叩かれてしまう.
ジウンの袖の汚れをソウンが払い,ジウン,フィ,チャウン君は気まずい雰囲気となる.
明国の使臣団がやってきて,フィとチャウン君たちで出迎える.
そんな中,ジウンはタミとの思い出の場所に花を植えていた.
チャウン君が明国の言葉で太監を出迎える.太監は不機嫌な様子で小刀を触っており,お付きの人が「この小刀は我々と共に明国から来て果報者」と言うも,太監は下がるよう言う.
チャウン君はフィに「1年前新しい王が就くときに,あの2人が決定的な役割を果たした」と言う.
ジウンをサンホン君が呼び,礼部侍郎と面会させる.礼部侍郎は命の恩人との再会を喜ぶが,太監はその程度でと機嫌が悪く席を立つ.
サンホン君は太監を別室に呼び,金を渡す.
太監は「左議政の望みは?」と聞き,サンホン君は「ヨヨンの開発の許可」と言う.「外敵が出没するヨヨンを?国境を守り口実に私兵を育てる魂胆.心配するな」と太監は答える.
宴の席で太監は「宴の費用を都に至る道の整備に費やせば,疲れずに済んだ」と言う.
王は「北方の外敵の侵入を拒むため,あえて道は整備しない」と王は答える.
太監は「明国に通じる道は整えるべきでは?ヨヨンを開発すれば両国の交易も容易になる.王に口添えをする」と言い,サンホン君を見る.
宴は続き,「気に入った娘を献上する」と言う大臣に「そなたの妻を.」と言うと大臣は困る.「からかったのか?」と立腹し接待の大臣を蹴る.
王が怒りを治めるよう言うが,太監は「この場で殺せば済むと剣を握る.
フィは「ここは朝鮮の王宮.真相を確かめ国法に従い処分するというと,ジウンが間に入り,太監にお酒を酌む.
太監はジウンの顔に酒を掛けるが,ジウンは太監が注いだお酒は美味しいという.太監は更に続けようとしたが,礼部侍郎が仲裁に入り,事は納まる.
フィは退席し池の前に一人立つ.
追いかけてきたジウンに「なぜ余計なことをする?」と聞くと,「ことが大きくなりのを案じた」とジウンは答え,フィは「心配するのは余計なこと,見て見ぬふり,聞いて聞かぬふりを」と言う.
太監は一人部屋で,小刀を触りながら「子どもの時に,女の子に小刀を渡された」ことを思い出していた.
太監と世子は2人で会食する.
太監は料理をみて「粗末な料理ばかりで,これでも料理か?」と聞く.フィは「お好きな物を用意したが.」と謝罪.
太監は「昨夜,愚弄した者の処分は?」と引き渡しを要求するが拒否.更に目くばせするキム尚宮を,自分を見下すと髪を切り落とす.
怒りを抑えきれないフィは,太監を殴る.
≪終了≫
今回は初めて誰も斬られませんでした. ロマンスの時間も増え,安心して視聴でき良かったです.
第8話 あらすじ
最後まで読んでいただき ,ありがとうございます.