Netflixで独占配信の韓国ドラマ「二十五、二十一」の第13~16話(最終回)の詳細なあらすじをまとめています.
ヒドとイジンのセリフが好きすぎて文章長めになっています.
ドラマ楽しんでいきましょう♪
「二十五、二十一」あらすじ
相関図
第13話
キスしたヒドは「ミスじゃない.変わりたかった」と言う.
イジンはヒドの足指の内出血の状態だけを話し、ヒドを自宅に送っていく.何も言わないイジンに「こういう“愛”はダメ?」と話す.
イジンは「お前の足の内出血が治ったか、そういう方が心配」と答える.ヒドは分かったと答え、自宅の部屋に帰り、泣く.
世間は2000年問題のバグを笑い飛ばしたが、ヒドは自分のキスのバグは笑えないと感じた.
ジウンは母親の車を運転し、ヒド、ユリム、スンワンを誘ってドライブに誘う.
しかし、運転が怖くなり帰宅してしまう.駐車スペースの別の車が停まっていたため、移動するまで4人はしりとり等して時間をつぶす.その拍子に、ヒドがイジンにキスしたことを気づかれる.
駐車場が空いたが、ジウンが縦列駐車をできず、ヒドは気まずい中イジンに電話し駐車をお願いするが、本番前で断られる.結局、通りかかったバンド部の学生と車を抱え、移動させた.
ヤンコーチはTV局でジェギョンに会い、ヒドの大学の進学先を相談する.ジェギョンは名門大学を即決した.コーチは退社していたイジンと会い、食事に誘う.
コーチは3月から代表コーチに復帰すると話す.ジェギョンとコーチの関係を尋ねるイジンに、コーチは「スター選手と新人記者として出会い、親しく付き合っていた.選手を引退し代表コーチとなった時に、ジェギョンが賄賂疑惑の報道をした.それから友人関係は終わった.立場を自覚せず記者と仲良くしてはいけなかった.あなたなら、これがヒドならどうする?」と尋ねられる.
帰宅すると、玄関の前にヒドが立って待っていた.
ヒドは「私もイジンと同じように、あなたがどう思っていようと関係ない.これが私の“愛”.ダメと言わないで」とイジンに伝えた.ヒドはイジンに野菜まんを奢らせる.あんまんと半分ずつにして、2人はお店の前で並んで食べる.気まずい雰囲気の中、ヒドがイジンの襟元の糸くずを取ろうとする.イジンは驚いて口にあんまんをくわえ、ヒドを避ける.ショックを受けたヒドは橋いて帰る.手帳に、イジンの悪口を書きながらも、やっぱり大好きだと感じる.
困惑するイジンも焼酎を呑み電話する.「こういうのはダメ.俺は結局ヒドをがっかりさせる.でも揺れている」と電話した相手はジウンだった.
練習に集中できないヒドはコーチに注意される.心配したユリムがヒドの相談に乗る.ヒドは「告白して失敗し、失いそうで怖い」と話す.ユリムは「失うとつらい.でも一度は手に入れたことが大事.」と話す.
イジンはスポーツ局から離れることを職場の先輩に相談し、「取材先と離れすぎても近すぎてもダメ」と改めて忠告される.帰宅するとヒドが待っていた.避けようとするイジンにヒドは「失う覚悟で来た.あなたも失う覚悟でハッキリ一線を引いて.それまで離れない」と言う.
イジンは「じゃあ俺が行く」とヒドを置いて家に入る.
ヒドは泣きながら「愛は難しい」と帰る.イジンは海で写ったヒドの写真を見ながら、ヒドが無事に帰宅できるよう、警官に巡回を電話で依頼する.
大会に出場したヒドとユリムはベスト36で敗退する.対戦相手がヒドとユリムをバカにした.ヒドは、対戦相手に自分が負けた理由を気づかせてもらったお礼を言い、ユリムの悪口を言わないよう上手に対応した.
ヒドは通りがかった先輩男性選手に飲みに誘われる.仲良く歩く姿を遠くで見ていたイジンは嫉妬する.ヒドが忘れものに、「先輩との過度の飲酒は体に悪い」とメモをおく.見つけたヒドはイジンに電話するが、イジンはシラを切る.嫉妬するイジンにヒドは喜びつつ、むかつく.
ヒドとユリムの高校最後の団体戦.部員や退部したイェジが応援する中、ヒドは調子を取り戻し逆転で勝利し優勝する.
イジンは団体戦のレポートの言葉「で局長に注意される.担当するスポーツの変更をお願いするが、局長は自分で収拾しろと言う.
落ち込みながら雪の中を帰宅すると、ヒドがうしろから「結果は輝かしく、過程は美しかった」とレポートの言葉で声かけた.
ヒドは「私たちの最後を綺麗に表現してくれてありがとう」と話す.イジンは「そのせいで局長に、記者は感情を込めてはいけないと叱られた.お前に会って愛したことに悔いはない.お前に揺れている事、揺れていたかったことは、俺の失敗.決して小さくない失敗.少し距離を置こう.俺たちは何でもできた.だからやってみよう」と話す.
ヒドは涙を流しながら「キスしなかったら違ってた?こんな“愛”はしない.ダメならしない.私はただ、雪の中一緒にいたかった.今までしたことないから」と言う.
イジンは「行くよ」とヒドを置いて、門に入る.
ヒドは「私は泣いている.虹だろうと、どんな“愛だろうと、私は失うことができない.だから一歩たりとも離れないで」と言う.
イジンはヒドの前に現われ、キスをした.イジンは「まいったな.よし、こういう“愛”もしてみよう.ヒド.お前とできることは全てやる.覚悟しろ」と言い、再びキスをした.
第14話
現在
キム・ミンチェは母の日記にキス以降の記載がなかったため、「ナ・ヒド、ペク・イジン」でネット検索する.スキャンダルは無く、2009年キャスターになったイジンがヒドにインタビューする動画を見つける
2009年7月10日
UBSニュースキャスターのイジンは、オリンピック3連続で金メダルのヒドにインタビューをする.ヒドが一番つらかった試合は、2001年決勝でのロシア代表“ユリア・コ”のユリムとの対戦と答えた.
2000年.
ユリム、ジウン、スンワンは3人でお酒を呑んでいると、手を繋いでヒドとジウンが現れた.5人はゲームをしながら楽しく呑み、ユリムはイジンに「ヒドを泣かせたら許さない」と笑って伝えた.2次会はイジンの部屋に移動し、朝まで5人は楽しく盛り上がった.
ユリムはジウンとイヤホンを共有し音楽を聴きながらバスで帰宅した.途中、ユリムの父の歌の音源が録音され、さらにユリムが彼氏がいることを伝える会話が入っていた.父は「父以上にユリムを愛する記録保持者はいない」と話すのを聞き、ジウンは「記録を抜く」と答えた.
同じ時、ユリムの父親が交通事故を起こし、相手は大けがを負い、相手から多額の医療費と賠償金を請求された.支払えず喧嘩する両親を見たユリムは実業団の契約金では支払えないと考え、ヤンコーチに相談した.
イジンはユリムが入団予定の実業団に挨拶に行くと、“ユリムがロシアに帰化する”という話を耳にした.イジンはユリムの母の食堂に会いに行くが、不在で会えなかった.
ユリムは「辛い時に飛び込みはしない」というヒドとの約束を思い出し、ヒドに会いに行く.ヒドは帰化して批判されるユリムを心配するが、ユリムは「フェンシングは家族を守るための手段」と話す.
帰化に泣いて反対する両親に、ユリムは「私が家族を守る.帰化したら一度にお金の問題が全て解決する.これまで犠牲になってくれたのを、今度は私の番.この不幸は私が解決するから、私の決断を尊重して」と説明し、母を抱きしめた.
ヒドから事情を聞いたジウンは「辛い決断をしてかっこいい」と話す.ユリは同情せず、応援してくれたジウンに感謝する.
ヤンコーチの同席で、ユリムは代理人と契約する.代理人は、オリンピック金メダリストのユリムに最高の待遇を提示した.コーチは「永遠の弟子だから困った時は連絡して」と励ます.
イジンはユリムの代理に取材し、ユリムに会う.何も聞けないイジンに、ユリムは「ペク記者、聞きたいことを聞いて」と声をかける.
イジンは、先輩を屋台に呼び「堂々と人に言えない事情が増える仕事と知らず記者になった」と愚痴る.そして「僕の大切な人達を裏切って、傷つけること.大切な人達を失望させて不快にさせること.でも、僕はやります」と言った.
スンワンの母親の手作り料理で、ヒド、ジウン、スンワンはユリムの送別会をした.ユリムは「メダルを取って稼ぐことが幸せだと思っていたけど、お金もメダルもこんな幸せはなかった」と話す.3人はロシア語の自己紹介文をプレゼントし、応援した.
ジウンは家から4人の笑い声が聞こえ、家の門に入れなかった.4人は21時のニュースを付けると、イジンがユリムの帰化を報道していた.怒ったヒドはイジンを探しに行くと、近くの路地に座り込むイジンを見つける.ヒドは「悲劇を利用するのは人を選んで.私がアジア大会で避難されるのを隣で見ていたよね.報道すべきじゃなかった」と訴える.
イジンは「他の選手だったら報道するがユリムは見逃せと?俺とずっと付き合える?もしかすると、お前の悲劇を利用するかも」と話す.ヒドは何も言わず、足り去る.残されたイジンは「本当にそうなりそうで怖い.ヒド」と呟いた.
ユリムは手を繋いでジウンと帰宅する.ユリムは「あなたの前で正直になれる.“ずっと好き、別れない”の約束はしない.いつ帰れるか、会えるか分からないから約束できない」と話す.ジウンは「会いに行けるようにバイトを考えた.なのに約束できないは自分勝手」と答える.
ユリムは「自分のために生きて.私は自分や家族のことで精一杯.私のせいで不幸にならないで」と手を繋いで帰ろうとするジウンを拒んだ.
報道各社はユリムの帰化報道で加熱していた.ユリムが高校のフェンシング場で思い出を振り返っていると、記者たちが集まってきた.フェンシング場から出れずにいたところを、ヒドが駆け付ける.ヒドはユリムが会見するフリをして、高校からの脱出させてくれた.記者から逃げる2人は、思い出に2人でプリクラを撮影した.ジャージャー麺店に食べに行くと、店主はユリムを売国奴と批判し、ヒドの分だけ麺を提供した.ユリムは「国を売っていない.お金のために自分を売った.生きるために稼いで、そのお金で家族を不幸から守る.私は客です」と冷静に反論し、麺を提供された.
ユリムはヒドに「我慢せずに戦えとあなたから学んだ.不当なことを諦めず抗議して得ることを.これからは1人でも上手くやれるよね?」と話す.ヒドは相談相手がいなくなると話し、ユリムも「本当は行きたくない.一緒に韓国代表でいたい」と告白し、2人抱き合って涙を流した.
出国するユリムを両親、スンワン、ヒドが見送る.ヒドは「来年のマドリードは決勝で会おう.ユリムと一緒の時間は幸せだった」と笑顔で別れの挨拶をした.
ジウンは、出国が今日に変更されたとヒドから教えられ、慌てて車を飛ばして金浦空港に向かう.ユリムを見つけたイジンは、「自分勝手に言うから聞け.僕は君を待つし会いに行く.絶対に耐える.他の女を絶対に付き合わない.だから他の男と付き合うな.君が僕を不幸にしたとしても別れない.一緒に不幸になる.」と言う.ユリムはロシア語で“私にはジウンという彼氏がいる”と答え、ジウンはユリムにキスをした.
ジウンはユリムを批判する記事や街の人の言動で落ち込む.5人で呑んで騒いだトンネルを通ると、壁に“ユリムは売国奴”とペンキで書かれているのを見つけ、その場で泣き崩れる.
ジウンが立ち上がると、目の前に脚立とペンキを持ったヒドが立っていた.
2009年
キャスターのイジンは、ヒドに「今までずっと変わらぬ気持ちでナ・ヒド選手を応援しています」と話す.ヒドも「私もです.どこにいても、変わらずキャスターさんを応援しています」と画面越しに2人は見つめ合う.
ヒドは「どこにいても、あなたに届けてあげる、私が行くから、待ってて」と出逢った頃にイジンに伝えた言葉を心の中で話した.
ジウンは「感謝します.遅くなりましたが、ご結婚おめでとうございます」と話し、ヒドは「感謝します」と答えた.
第15話
イジンはユリムに会いに行った時に帰化の取材をしていたことを伝えていた.
「ニュースになればユリムも両親も傷つくことを承知で取材した.謝罪で済ますのは卑怯だろ」とイジンは話した.ユリムは「試合で負かした相手に悪いと思うけど謝る理由はないから謝らない.どうせ分かること.あなたが最初に知ってよかった.何も知らない記者に好き勝手言われるのは嫌」と答えていた.
イジンは人々を納得させるために帰化の理由を尋ねたが、ユリムは両親が非難されること嫌がり「両親のことは伝えず、お金のため.私が非難されることは構わない」とお願いした.
イジンは“コ・ユリムは売国奴”と書かれたトンネルで泣いて、顔を上げるとヒドが目の前に立っていた.
ヒドは「辛い時ほど隠れる人なのね.連絡を絶って、ここにいるとは知らなかった」と呟いた.
イジンは「俺がユリムをこんな目に遭わせた.みんなが俺を祝うんだ」と泣き崩れた.ヒドが近づき、イジンを抱きしめ涙をふき取ってあげながら「ユリムが言ってた.それが仕事だと.私たちはフェンシングが.あなたは取材を.だから受け入れよう.世の中には思い通りになることがあまりないの.一緒に消そう.それは勝手にできる」と慰めた.
イジンは「ありがとう」と答え、ヒドは「あの日、あなたを責めてゴメン.腹が立ったの.本心じゃないよ」とイジンを抱きしめた.
ヒドとイジンは2人でトンネルの悪口を消した.
ヒドは「彼女として忠告したいことがある.あなたの全てを分けてもらう.悲しみや喜び、幸せや挫折まで全部ね.だから、つらくても隠れずに私にも苦しみを分けて.頼ってくれないと寂しいよ.」と話した.
イジンは「連絡せずゴメン」と謝り、ヒドは「辛い時は一緒に苦しもう.寂しく一人でいるより100倍いいよ」と笑顔で伝え、イジンも笑顔になった.
イジンはジェギョンに報道局への異動希望を伝えた.理由を尋ねるジェギョンにイジンは「ヒドに同じことが起きたら、とても取材ができない.ナ・ヒド選手への客観性を失いました.真剣に交際を始めて1カ月です」と答えた.ジェギョンは「そうなったのね.ニュースでヒドを傷つけるのは私だけで十分.空きがあるのは社会部だけ.覚悟して」と話す.
僕とヒドに関して何かないか尋ねるイジンに、ジェギョンは「仲よくね」と答えた.
イジンは社会部に異動となった.新人時代の先輩の下で取材を始める.
ヒドとユリムはメールで近況報告をし合った.
ユリムは言葉の壁はあるが順調に生活をはじめ、ヒドもヤンコーチと選手村に入った.
ヒドは多忙になったイジンと時間を作ってデートをしていた.
スンワンの入試100日前は、ジウンも集まり3人でイジンの部屋で呑んだり、ジウンはユリムに会いにロシアに会いに行ったりした.
2000年から2001年への年越しの日.
イジンは年越しをレポートした後ヒドと待ち合わせし、誰もいない景色の良い高台に連れていく.喜ぶヒドにイジンは「俺がどれほどお前を思っているか知らないだろう」と抱きしめ、2人でカウントダウンをした.
新年に何がしたいか尋ねるイジンにヒドは「カップル通話をしたい」とお願いする.
スンワンは希望の大学に入学し、1年の学科代表に選ばれる.
ジウンはファッション好きな人用の、自分やおしゃれな人の写真を乗せるホームページを作ることをスンワンに相談する.
ヒドは、偶然イジンが工事現場事故のニュースをリポートする様子を見かける.事故で悲しむ家族にイジンも胸を痛める様子に、ヒドは声がかけられなかった.
同情するイジンは先輩とお酒を呑み、事件や事故の一つ一つに鈍感になりたくないと愚痴を言う.すると横の席から、「呑む時間があれば私と会えば?ペク記者」とヒドに声かけられる.
ヒドは先輩に電話をかけ、先輩から呼んでもらっていた.イジンは喜び、2人でお酒を呑んだ.
ヒドは泥酔し、イジンは自分の部屋に背負って連れて帰る.
イジンはヒドの寝顔を見ながら「人の命は尊い.生きている俺たちは悔いなく愛そう」と呟く.ヒドうなされ、イジンが声かけると「練習がきつかった日はうなされるから、大丈夫」と答える.「さっき、事故現場であなたを見た.声を掛けられなかった.仕事をしていたから.私は応援しているから近寄れなかった」とイジンの胸の中にうずくまった.
イジンも「俺も試合の時はそうだった.応援しているから近寄れなかった」と答えた.
ヒドは「昔言ったのを覚えている?私は、あなたのいい場所に導いていくって.あなたは私たちが住む世の中をより いい方向へ導く人よ.だから、あまり苦しまないで、頑張って」と言う.
イジンは「愛するよ.あらゆる方法で」と呟き、ヒドも「私も」と答える.
ヒドはユリムから返信がないことを気にする.
ユリムが“ヒドは相手にならない”という記事が出たが、ヒドは気にしなかった.ユリムのことを話すと悪い記事に編集されることを理由に、時計をもって取材を受けた.コーチは記者会見を放棄した時から成長したと感心する.
ヒドは2001年マドリードオリンピックに韓国代表選手として出場する.
ユリムが準決勝前のヒドに会いに来たが、ヒドは勝つためにユリムとの再会を断った.
決勝戦は新鋭のヒド対現チャンピオンのユリムと対戦となった.
ユリムは試合前のインタビューで「ヒドは親しくライバルの構図が嫌な時もある.ヒドは素晴らしい選手.でも選手は試合に臨む時自分が一番だと信じている.“相手は大したことは無い”と思い込む」と答えて、一部の言葉を切り取られ記事になり、メールの返信が出来ずにいた.
韓国もロシアもヒドとユリムのライバル関係をあおる記事であふれていた.
ヒド14対ユリム14の均衡が続いたあと、ヒドの金メダルが決まった.
試合直後、面を外した2人は泣いて抱き合った.
メールの返信をしなかったことを謝ろうとするユリムに、ヒドは「言わなくても分かっている.私と同じ経験をしたのでしょう.私たちがどれほどつらい思いをしたかは、私たちしか知らない」と言う.ユリムは「今日は幸せだった」と言い、ヒドも「私も」と答え抱き合った.
ヒドの試合をテレビで応援し、涙を流すジェギョンにイジンは「おめでとうございます」と言い、ジェギョンも「おめでとう.あんな彼女はどう?」と尋ねた.
イジンは「ヒドに恥じない人になりたいです.」と答え、ジェギョンは3人で食事をしようと誘う.
2021年のヒド.
ミンチェが自分の日記を見ていることを黙認していた.当時の日記は愛と友情で埋め尽くされ、愛と友情が全てだったし、そんな時期は人生のほんの一瞬だと振り返った.一瞬こそ長い人生を輝かせるから娘にも経験してほしいと思っていた.
日記の続きはヒドが紛失していた.
2001年
帰国したヒドにイジンは電話をかけ、ジェギョンと3人で会う約束をする.
しかしイジンは仕事が入り食事に来れなかった.ジェギョンはヒドに「父親のことで傷があり、母を許せないのに彼氏は大丈夫なのか.私にされたこと.すれ違って待たされ、一人がいつも謝り、一人は諦める関係で大丈夫」と尋ねた.ヒドは「大丈夫」と答えた.
しかし、イジンは仕事でずっと会えず、謝罪のメッセージが続いた.
ある日、イジンはジェギョンが局にいるのを確認しヒドの家に会いにきた.イジンは交際600日記念の旅行に行こうと誘い、同じスーツケースを購入した.
旅行当日、NY貿易センタービルの事件が起こり、イジンは旅行に行けなくなった.ヒドはジェギョンから言われた言葉を思い出しながら、1人で旅行先に向かった.宿に着くとケーキと花束、イジンのメッセージが置かれていた.
「俺の不幸の先にお前が待っているのなら、その不幸は意味があると思う.今後、共に過ごす時間に比べたら600日はとても短い.ありがとう、そして、すまない、愛している.言葉にするのは照れくさくて」と書かれていた.そして、イジンから「明日NYに行く」とメッセージが入った.
NYでイジンは生存者のインタビューを指示される.同僚の死に悲しむ生存者から取材を拒否される.
NYからレポートするイジンを見て、ヒドはイジンを心配し、電話をかけるが繋がらなかった.後日イジンからの折り返しの電話で、ヒドはイジンを励ます.
ヒドは毎日ニュースでイジンの顔を見るのを楽しみしていた.
イジンの1カ月予定だったNY駐在は戦争がはじまり延長され、帰国できずにいた.行方不明者の取材が続き、イジンは悪夢で夜が眠れなくなっていた.記者生活20年でこんな地獄は初めてという先輩に、イジンは「ここは地獄だと広く伝え、再び地獄にならないようにしたい」と話した.
電話をしてきたヒドにイジンは「ここは生き地獄で、毎日悪夢を見る.先輩に一介の記者が頑張っても世界に希望はないと言われた」と心の内を話した.ヒドは「今あなたが感じていることは成長の過程だと思う」と伝える.
イジンは「俺はこんな感情を成長と呼びたくない」と答え、ヒドはもう私の応援は届かないと感じた.
2001年大晦日
ヒドはジェギョンから、イジンがNY特派員に志願したことを聞く.ヒドは「イジンはまた自分に謝るつもりだ.私も今もあなたを応援している.あなたを応援するほど遠くなる.」と感じていた.
ヒドは昨年2人で行った高台に行き、イジンもNYで1年前を振り返った.
1年前
2人は25歳になったイジン、21歳になったヒドを祝い合い、そして来年も再来年も永遠にココで新年を祝おうと約束していた.
第16話
イジンにインタビューをした女性からクリスマスカードが届く.
女性の同僚は亡くなったが、取材のおかげで多くの人が一緒に悲しみ、忘れないと言ってくれたのはイジンのおかげだとお礼が書かれていた.
NYのカフェで、イジンは消防士と出逢う.
消防士は、生存者は見つからないことを嘆きつつ、「この仕事を選んだのは僕自身だから、自分のやるべきことをする.それが人生」と話した.
イジンはNY特派員を志願し異動が決定した.前任者に「なにも知らないからか、世の中に期待しています」と伝えた.
イジンはヒドに電話をかけ、来月帰国することを伝えた.ヒドは来月ヨーロッパ遠征で韓国に不在だった.
イジンはNY特派員に志願して受かったことを伝えた.ヒドは「良かった.おめでとう」と答える.
イジンは「約束を守れずゴメン」と言い、ヒドは「これからは、もう私に謝らないで.切るね」と返事した.
2か月後
ジウンはHPアップ用の写真を撮影していると、ユリムが現れる.ユリムは実家で夕食を誘う.
ジウンは母子家庭で育ったとユリムの父に話すと、父は母親に孝行するように話した.ジウンは「今はユリムに尽くしているので、母に申し訳ない」と答えた.
イジンは帰国し、スーツケースを開けると韓国代表のジャージが入っていた.空港に戻るとカウンターの人から同じスーツを渡される.そして持ち主から「取りに来るはず」と言われ、知人のようだからイジンのほうで連絡を取ってほしいと言われる.
ヒドは自宅でイジンが来るのを待っていた.
家のチャイムが鳴り、外に出ると門にスーツケースが置かれていた.ヒドは道路に出て、歩くイジンに名前を呼びかける.
ヒドが「帰るの?」と尋ねると、イジンは「スーツケースがヒドの答えのようで」と返事する.ヒドは「だったら預けるべきよ」と言うと、イジンは「できなかった.」と答えた.
イジンが「俺のせいなのか?」と尋ねると、ヒドは「誰も悪くない.でも、こんなに距離が.そうなっただけ」と答えた.
イジンは「全てを捨てて韓国に戻るのは、お前も望んでいないかと.」と話すと、ヒドは「うん.望んでいない」と答える.
イジンは「どうすれば?」と言うと、ヒドは「どっちが悪いと責めたいわけじゃない.これ以上、この愛は私の力にならない.いつも謝って恨んで心をすり減らすのは、もうやめたい.私たち、お互いに大切な存在でしょう」と話した.
イジンはヒドから顔をそむきながら「俺と別れられる?」と言う、ヒドは「私たちはもう別れていた.今後も顔を見るはず.共通の知り合いも多いし、近所に住んでいるから.別れの挨拶を」と答えた.
イジンはヒドを見つめながら「出会った、この場所で別れるんだな」と言い、ヒドは「そうみたい.バイバイ」とイジンに背を向け家に戻った.
ヒドは涙を流し、イジンは仕事の催促を受け悲しみに耐えた.
出勤するイジンはスンワンに会い、5人で集まろうと誘う.
4人で集まっていると、ヒドは「私たち別れた・私は試合で忙しく、イジンはNY特派員に.そうしていると何か約束をするのも大変で未来が見えなかった」と話す.ユリムは「2人が別れるなんて想像もしてなかった」と驚くが、ヒドは「私は自然と想像できた.結局想像が現実になった」と答えた.
ジウンは「もう5人で会えない.仲間同士の恋愛はダメだ.僕らは別れない.このグループのために」と話す.ユリムが「やり直す可能性はないの?」と尋ねると、ヒドは「もう会わない」と話し、誤って携帯を鍋に落としてしまう.
ヒドは携帯の機種変更をするためお店に行く.イジンとのカップルプランも解約しようとするが、相手の同意が必要と言われイジンをお店に呼んだ.イジンも同意し、解約のサインをした.
2人、無言で帰る.トンネルを通り過ぎたとき、イジンが「これでいいの?」と尋ねる.
ヒドは「これでいい.私は半年考えた」と答える.
イジンは「俺が不在の時だろう?一人で結論を」と言うと、ヒドは「あなたは半年間何を?心が離れていく間、あなたは知らないフリを」と反論する.
イジンは「話せなかっただけ.苦しい思いをさせたくなくて.」と言うと、ヒドは「それだけ?」と答える.
イジンは「悲しい思いをさせたなら謝る.でも、俺なりに必死で耐えてたんだ.毎日死体が運ばれてきて、死と向き合ってる遺族や生存者に毎日会っていた.まるで地獄のようで“またテロが起きるかも”とパニックになった.お前に会いたいのに会えない.でも死にゆく人を前に、そんな感情はぜいたくに思えた.お前の応援じゃ支えにならないほどキツかったんだ.でも応援に応えて、やり遂げる姿を見せたくて弱音は我慢した.」と話した.
ヒドは「あの時言ったよね?“全てを分けてもらう”と悲しみ、挫折、幸せ全てをね.ユリムの帰化の件であなたが逃げた時、この場所で一緒に約束した」と言う.
イジンは「分け合ったところで解決しないだろう.つらい感情を話してお前を心配させて、それで解決するならそうする.でも違うだろ.2人で一緒につらくなるだけだ.そうしたい?そんな選択はできないだろう」と反論する.
ヒドは「だからよ.だから私たちは別れるの.分からない?私たちは、いい時だけは“愛”で、つらい時はお荷物よ」と言う.
バイクがヒドの後ろから通り、イジンはヒドを道の脇によけた.
ヒドは「“ケガするな”“選手を守らなきゃ”.いい思い出はそこまでね.急にいなくなっても応援できて、離れてても心は近くに、手に入れたくなった.でも手に入れたら問題が.私たち こういう“愛”はしちゃだめだったのね.愛し方も知らずにっ付き合ってしまった.」と話す.
イジンは「飛躍しすぎ.アメリカに行くまで問題はなかった」と答えたが、ヒドは「本当にそう思う?私の問題かもね.お父さんの葬式にお母さんが来なくて速報が流れた.“夫の葬式も来られない仕事なのか”お母さんは教えてくれないから、自らそれを悟ったの.お母さんみたいな人と付き合うなんて.待って失望して諦めるのは、これまでずっとしてきた.また私にさせるのね.そういう風に生きるのは、もう嫌」と話す.
イジンは「俺を理解する気はない?」と言い、ヒドは「あなたも同じでしょう.理解?求めた私がバカ?愛しては いた?」と責める.
イジンは「偉そうなことを」と怒りを見せると、ヒドは「そんなところがいいんでしょう」と興奮して返事する.
イジンは「分かった.別れた方がいいな.そこまで俺に失望しているんだから.後悔するなよ」と言う.
ヒドは「念を押している?忠告なら結構よ」と言うと、イジンは「ヒド、やめてくれ」と言う.
ヒドは「ほんとね.最後なのに、さよなら」と言い、イジンが名前を呼ぶのを無視して一人帰っていく.
ヒドは明るく選手村での生活を過ごしたが、練習中、気を失い倒れてしまう.
病院で点滴を受けるヒドに、ジェギョンは心配の声をかける.ヒドはイジンと別れたことを話すと、ジェギョンは「死ぬほど練習する子が倒れた.本当に別れられる?」と尋ねる.ヒドは「別れなきゃ.そうすべき.でも、私たち、あんな風に別れるべきじゃなかった」と話した.
病室でヒドは「心が離れていく間、あなたは知らないフリを.」「私たちはいい時だけ愛、つらい時はお荷物」と言ったことを後悔していた.
『本当はあんな言葉を言うつもりはなかった.言ってあげたい言葉が他にあったのに』と日記に書いた.
ヒドはバスの中で日記を落とし無くしてしまう.
ピンクの筆箱を使い続けるイジンは、先輩から筆箱を餞別にもらう.先輩は若いイジンが特派員になれたお祝いの言葉を伝える.イジンは「誰も行きたがらない場所.戻ってきたら本物の記者になれる.自分自身を認めたい」と話す.イジンはピンクの筆箱は持参品に入れず、デスクの引き出しに戻した.
イジンは、海岸でイジンに駆け寄ってくる笑顔のヒドを抱きしめる夢を見て、涙を流す.
イジンは部屋の荷物を片付け、スンワンの母に引っ越しの挨拶をすます.門を出ると、イジン宛の小包が届いており、中にはヒドが落とした日記が入っていた.以前、再発行したイジンのIDが日記に挟まっていたため、イジンに届いた.
イジンはヒドの日記を読み、ヒドの本音を知る.
すれ違った時、「どうか疲れない力を私に下さい」と書かれていた.
“今日も記念日は独り.でもお互いに理解しているから大丈夫”
“いつからかあなたは愛しているよりゴメンと言うように.あなたの成長痛の痛みが分かるから頑張って”
“もう私の応援は届かない”
“本当はあんなことをいうつもりじゃなかった.言ってあげたい言葉が他にあったのに.”と書かれており、読みながらイジンは涙が止まらなかった.
練習に打ち込むヒドに、スンワンから「イジンがきょう出発」と連絡が入る.ヒドは走ってイジンの家に向かった.
バスを待つイジンは「お前の応援じゃ支えにならないほどきつかった.」「俺を理解する気はない?」「そこまで俺に失望しているんだから.後悔するなよ」と言ったことを後悔し、“こんな終わり方をしてはいけない“と赤いスーツケースを置いたまま駆け出し、ヒドの家に向かった.
イジンはヒドに会えずバス停に戻ると、スーツケースの前にヒドが立っていた.イジンは一旦背を向け、心を落ち着けヒドと向き合う.
ヒドは「通りかかったら、このスーツケースがあって、あなたのだと思った.悪い人が持ていったら、どうするの?」と声かける.
イジンは「これから試合続き?風邪ひくなよ.ケガもするな」と声をかけ、ヒドは「飲み過ぎないで.つらい時は病院に.アメリカは施設が充実している」と話す.
イジンはヒドのスニーカーのほどけた靴ひもを結んであげる.ヒドは「走り回ったから.サンダルを履くと怒られる.」と言う.
2人は泣きながら抱き締め合う.イジンは「お互いに苦しむのは、やめよう」と言い、ヒドは「バイバイ、イジン」と答える.イジンは「元気で、ヒド」と頭をなでる.
7年後(2009年?)
UBSでは、ジェギョンの後任キャスターを検討していた.
ジェギョンはイジンを推薦した.上層部は若いイジンに抵抗を示したが、ジェギョンは「若いのに10年目.イケメンだから信頼感は大丈夫.改編の目的は“新しい時代 新しい顔”.革新を実践するには若さが最高のカード」と説明した.
帰国したイジンは、両親を自分のマンションに呼び、一緒に生活をすることにした.
スタッフに歓迎され、イジンはニュースのスタジオに入る.
お祝いを言うジェギョンに、イジンは「先輩が目標でした.目標を持たせてくれて感謝してます」と伝える.
イジンは「寄り添って痛みを伝えられるような番組になるようベストを尽くす」と挨拶した.
テアン高校のコーチに戻ったヤンコーチに、ヒドは「サンフランシスコオリンピック後に引退したい」と相談する.勝つことが前ほど楽しくないと話す.不安そうな表情のヒドに、コーチはコインで引退か、現役続行か決めようと提案する.しかし、コーチはコインの結果は見せず、答えは意思が決めると話す.
スンワンはバラエティー番組のADをしていた.母から父親の不幸の連絡が入る.
葬式に、ヒド、ユリム、ジウンが一緒に訪れ、4人は再会する.ユリムとジウンは交際を続けていた.ヒドが「離婚より婚約破棄が楽よ」と話すと、ジウンは「既婚者が言うと、マジに聞こえる」と反論する.ヒドは、「式が始まるまで誰も分からない」と話す.
ヒドは「ユリムが参加しないサンフランシスコオリンピックは金メダル確実」と自信を見せた.
夜遅く、ニュース後のイジンが式場を訪れた.参列者名簿からヒド達が来たことを知る.
スンワンがイジンの対応をした.スンワンは「人生はつまらない」と高校生の時と同じことを呟き、イジンは呆れる.スンワンは3人の近況をイジンに教える.
ジウンは、ホームページを運営を続け、有名ブランドの服の販売をしていた.
ユリムは一昨年引退し、フェンシングクラブを設立していた.
イジンは、ヒドの近況はニュースを見ると言い、スンワンから聞かなかった.
スンワンは「昔が楽しかったから、思い出す.私たち子供の面倒をみて苦労したでしょう.」と声かけると、イジンは「俺も楽しかった.いつも問題を起こしては手を煩わせるし、騒ぎまくられたよな.おかげで憂鬱な思いは全て忘れられた」と答える.
スンワンは「まるで一家の大黒柱だった」と言い、ジウンも同意する.
お酒を呑んだジウンは、専用の運転代行ドライバーを呼ぶ.
車の運転席から降りた人物は「ワンスンさん、お久しぶりです.ニックネーム ベクホです」と挨拶した.弟の成長に驚くスンワンに、イヒョンは「“待っている”と、待たせ過ぎでは?もう26歳ですよ」と話すと、スンワンは「人生が楽しくなってきた」と言い、イヒョンの電話番号を尋ねた.
ユリムは男性選手に頼まれ、練習試合をする.
男性選手がマスクを外すとジウンだった.そして「俺にできるのは君を愛すること」と言い、指輪をユリムの指にはめ「僕を喜ばせるのも、悲しませるのも君だけだ.これまでの10年のように共に歩みたい.結婚しよう」とプロポーズした.ユリムはうなずき抱きしめる.
ヒドは金メダルを取り、イジンが生放送のニュースでインタビューをすることになった.
イジンは「ナ・ヒド選手、金メダルおめでとうございます」と言うと、ヒドは「ありがとうございます.キャスターさんはお元気でしたか?」と返事した.イジンは「はい、元気にしてました」と答えた.
ヒドの引退試合.
インタビューを受けるヒドは「涙が出ると思ったのに出ませんでした.名残惜しいというより気分爽快.もう練習はしないので.フェンシングのおかげで沢山泣き、笑いました.応援に感謝します」と挨拶した.
選手生活での栄光は、ユリムとライバルだったことと話すと、会場に来ていたユリムが「私も」と声をかけた.2人は抱き合い、「ついに引退ね.お疲れ様」とユリムは労いの言葉をかけた.ヒドは「私たちの時代だった」と言い、ユリムは「あなたと選手でいられて光栄だった」と握手を求めた.ヒドは握手に応えた.
2021年
ミンチェは古本屋の前を歩く.
イジンがバイトしていた貸本屋は古本屋に代わり、閉店することになった.店主が箱を整理していると、ヒド宛の封筒を見つける.
NY特派員として渡米する前にイジンは、店主にヒドに渡すように日記を渡していた.
店主はヒドの家を訪ね、ミンチェに日記を渡す.ミンチェは日記を受け取り感動する.
ミンチェはヒドに「私もバレエで挫折や幸せを経験したくなったから、また始める」と宣言する.そして預かった日記を渡し、ミンチェは「日記は見ていない.これから私のストーリーを書いていく」と話す.
ヒドは日記が届いたことを不思議に思う.
日記の最後のページには、イジンのメッセージが書かれていた.
“俺もあんなことを言うつもりはなかった.ヒド、ゴメン”
ヒドは日記を持って、イジンと言い争ったトンネルに行く.
「忘れていた後悔が押し寄せた.長い間、私を苦しめた修正したかった別れの瞬間」と振り返る.
イジン、あなたをずっと、ここに置き去りにしてた.
【日記に書かれていた内容】
≪ヒド≫
本当に言いたかったことを言うね.イジン.
あなたは存在だけで私を癒してくれた.
独りで成長して
孤独だった私を
温かく抱きしめてくれた.
≪イジン≫
お前は俺が一番つらい時に
立ち直らせてくれた.
お前なしじゃ
ここまで来られなかった
≪ヒド≫
自分を信じられない時
私を信じるあなたを信じた
だからやり遂げたの
≪イジン≫
俺を笑顔にしてくれた
2人だと
何もなくても全てを手に入れた気分に
≪ヒド≫
ある時は
一緒にいるだけで全てが完璧だった
≪イジン≫
そうだな
完璧な幸せが何か分かった
≪ヒド≫
あなたに愛を教わり
別れとは何かを学ぶ
≪イジン≫
お前の愛のおかげで
俺の人生が
あり得ないほど輝いたよ
本当にありがとう
≪ヒド≫
ありがとう
全身全霊で愛した
バイバイ、ペク・イジン
≪イジン≫
バイバイ、ナ・ヒド
回想のヒドは「今日は先に行って」とイジンに言い、イジンは「うん」と答え、笑顔で背を向け歩き出す.
41歳のヒドはトンネルを通り、「全てが手に入ると信じていた.多くを手に入れたかった.愛も友情も手に入れたと錯覚していた」と振り返った
【高校生のヒドのナレーション】
振り返ると全てが試行錯誤の日々
永遠だと言い張った瞬間
私はその錯覚が好きだった
それでも手に入れたものが1つはあった
~5人での海での修学旅行~
あの年の夏は私たちのものだった
【エピローグ】
イジンは、昔のサイトにログインするため、パスワードの再設定をする.
本人確認の質問項目『初恋の人の名前は?』に対し、『ナ・ヒド』と入力した
完
エピソード
最後まで読んでいただき、ありがとうございます.
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